とんでもないものを入手してしまった

2009年07月27日

“ある日の職場にて”

『会社にあるコンデンサマイクって、何に使ってたんです?』
『さぁ〜、どうやろうねぇ〜。随分昔の話やけん。』
『今後の業務じゃ使う予定ないですけど。』
『使えないの?』
『マイクだけ残ってても電源を取る機材が残ってないですから。
今の残ってる機材じゃ、ダイナミックマイクしか使えません。
事務所移転前にあった録音スタジオを作る予定もないんで、
対応した機材の導入予定もありませんし。』
『そうなの?』
『眠らせとくのなら、ギター録るのに持って帰っても良いですか?』
『うーん、何本残ってる?』
『3本です。』
『じゃぁ、1本だけなら。2本は残しててね』



なんてやり取りのなか、
ペアで入手は無理でしたがコンデンサマイクを入手。

AKG C414

『AKG C414』

今回、入手したのは現行モデルではなく、
86年発売の“ULS”です。


これが、会社でガラクタになってたのも勿体無い気がしますが、
まさか会社にこんなお宝が眠っていようとは。

しかし、なんだか私が持つのも、
オーバースペック過ぎて勿体無い気がします。
なんの音響対策も施してないアパートの一室で、
偶に音程を外すボーカルやアコギの録音にしか使いませんので。

それで、本来ならばレビューを書きたいところなのですが、
正直なところ、他のコンデンサマイクを良く知らないんで、
比較材料がなくレビューの書きようもなかったりします。

一般的に言われてるC414のキャラクターは、
『高域がキラキラ系で、中域が太い』といったところで、
少し固めの音らしいのですが、
今はただただ、クリアーなサウンドに圧倒されてます。

アコギ(FG-150)を録音したものをサンプルとしておいておきますが、
現状ではマイクスタンドもないんで、マイキングは滅茶苦茶です。
接続は、“C414→TUBE MP→オーディオインターフェイス”です。



なんだか、去年まで使ってたPCマイクが嘘みたいです。(^^;
あの頃は、頑張ってイコライジングして音を作ってましたが、
今回、録りっぱなしでこれですから、かなり楽になりました。

PCマイクではありませんが、
以前、ZOOM H4を使い、今回とほぼ同じフレーズで、
同ギターの音を録った音源をアップしていますので、
参考までに比較してみるのも面白いかと思います。

AKG C414の方が良い音で録れてはいますが、
ZOOM H4も、かなり健闘してるのが、ちょっと驚きです。
この辺は、さすが低価格帯なら向かうところ敵なしのZOOMさん
と言ったところでしょうか。(私、結構、ZOOMファンです。)


そして、今度はDAWで、
アナログミキサーシミュレータのプラグインと、
リバーブのプラグインを突っ込んでみます。
(今回は、両方プリセットの設定を使いました。)



良い感じでキラキラしてます。
個人的には、もう少しミッドが出たほうが好みなんで、
未処理の音とこれの中間ぐらいの音が好きなんですが、
オケが入ると、これぐらいハイがしっかり出てた方が
埋もれなくって良さそうな気もします。

この辺の調整は今後の課題でしょうか。

ぼちぼち、ボーカル録りのテストなどもしてますが、
今までと次元の違う音が出てまして、
早いとこ、このマイクの癖をつかんで、
自由に扱えるようになりたいところです。(^^)



【コンデンサーマイク】AKG C414B-XL2
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


こんなものを入手したからには、
次はアビテックス(防音ルーム)あたりが欲しいですが・・・
もちろん、今の財力じゃ買えません。


■2009/07/28補完

ボーカル録りのテストをしていたところ、
マイクの特性がギターよりも顕著に出てわかりやすかったので、
参考までに音源をアップしておきます。

・以前PCマイクで録音したもの


・AKG C414で録音したもの


(もともと、アップするつもりで作ってたわけではないので、
歌がラフなのはご勘弁を。)

ART TUBE MPレビュー

2009年07月25日

前記事で予告しておりました、
マイクプリ『ART TUBE MP』のレビューです。


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さて、マイクプリに対する私の印象ですが、
"趣味レベルの宅録で要るのか、要らないのか・・・”
個人的にそんな感じだったもんで、
なかなか手が出なかった機材でもありました。

マイクプリを使うメリットは、
○録りの段階で音を作り込める。
○音が太くなる。
○ファントム電源の電源供給。


私が知ってるのはそんなところ。
(↑あまり知らないじゃないかよ!!)
某破格値で有名なショップの説明では、
『あと一歩の音がマイクプリアンプで素晴らしい音に変身します。』
等とかかれてますが、効果のほどはいかに。

それで、上記メリットについてですが、
ファントム電源については、必要な機器がある場合は、
ないと困るわけで、なにも説明は不要だと思いますが残りのふたつ。

まず、録りの段階での作り込みについてですが、
録ってしまってからいじるのと、どう違うのか。
これはあくまでも私の理解なんですが、
『素材の悪い料理は、どんなに味付けても素材以上にはならない。』
それと、同じかなぁ・・・なんて思ってます。
(間違ってたら優しく突っ込んでください。) (爆)
そして、音が太くなる事についてですが、
いわゆる歪やコンプレッション効果によるものだと思いますが、
その原理が某巨大掲示板に詳しく書かれてましたが、
私にはサッパリわかりませんです。orz

まぁ、理屈はわからなくとも、
結果が良ければ、それで良いかなぁ・・・。(^^;

“案ずるより産むが易し”です。
本サイトはそういうところですから。論より証拠!!みたいな。
あまり、細かい理屈は苦手なんですよね。(爆)

といったところで、テストのほうに入ります。

ART TUBE MP

テスト環境は、普段私は接続の問題でミキサーを通してますが、
今回はオーディオインターフェイスのHi-Z端子に直で繋ぎます。


≪比較用のマイクプリなしの音源≫
ギター→プリアンプ→スピーカーシミュレータ→PC

≪マイクプリのテスト音源≫

ギター→プリアンプ→スピーカーシミュレータ→マイクプリ→PC


■波形テスト

マイクプリテスト(波形)
(※クリックで拡大)

青いほうがマイクプリを通してない波形で、
赤いほうがマイクプリを通した波形です。
波形が少し整ってますので、
若干、コンプがかかってる感じでしょうか。


■サウンドチェック(オケなし)
・マイクプリ無し

・マイクプリ有り


こうして聞くとあまり差が感じられませんが、
弾いてると明らかに違う感じはしました。
音が少し明るくなって、倍音がしっかりと出た感じです。


■サウンドチェック(オケあり)
・マイクプリ無し

・マイクプリ有り


オケとの馴染みはよくなったように思いますが、
ある程度大きな音と、解像度がそれなりにあるモニターでないと、
差がわからない気がします。

今回はマイクプリをつないだだけで、特に音作りはしてませんので、
歴然とした違いは出ませんでしたが、
レコーディングは、細かい違いの積み重ねだと思ってますし、
やろうと思えば、このマイクプリ『TUBE MP』で
ある程度サウンドキャラクターもいじれます。

これ、インプットゲインとアウトプットゲインしか摘みがないんですが、
何ができるかっていうと、チューブマイクプリですから、
当然のことながら歪ませれます。

インプットゲインのつまみをグィッっとあげて、
真空管をクリップさせてあげると・・・


(アンプのセッティングは、今回アップしている他の音源と一緒です。)
(後がけでテープディレイシミュレータをかけました。)

まさに、チューブマイクプリで歪ませてた時代の歪みです。
60〜70年代好きに、この音はたまらんのじゃないかと・・・。

余談ですが、ART TUBE MPの上位機種、
『Studio V3』には、キャラクターを変える摘みがついますので、
これよりも音作りの幅は大きいようです。


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以上で今回のレビューは終わりますが、
あの歪がこの価格で手に入るなら、
エフェクターと思って入手するってのもアリのような気がします。
冒頭に書いてた『後一歩の音が〜変身します。』の宣伝文句は、
まさにって感じで、結構、的確な商品説明かなと思います。
("変身”ってのは大げさな気もしますが・・・)

めっちゃ、気に入りました。(^^)


あと、これ、PODの後ろに付けたら、
デジタル臭さがなくなって、めっちゃ良さそうな気がしてますんで、
近いうち、その辺のテストもしてみます。


今回のサンプル音源の元ネタですが、
説明は・・・・いらないっすね。(^^;


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最近の色々

2009年07月22日

先週、アップしておりました
ラウドネスの音源のランキング結果です。

総合週間コピー曲ランキング:11位
ジャンル別週間コピー曲ランキング:2位

(2009/07/13〜19)

http://players.music-eclub.com/ranking/

惜しい・・・実に惜しい。(^^;

ちなみにハードロック/へヴィメタルのジャンル別1位は、
ZEPのロックンロールのカバーでした。
あのレイティング数なら、
ジャンル別は確実に1位をとれると思ったんですけどねぇ。

でも、ヘヴィメタルというジャンルで、
ここまでやれただけでも快挙やと思いますし、
コミュニティで活動してないと
ランクインも難しいと言われるMY SOUNDですから、
十分自己満足に浸って良い結果ではないかと思います。

聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。
次回またがんばりまっす。(^^)


話は変わって、以前、良く行くダイニングバーのマスターに、
Sonuus G2Mを譲ってもらったって話を書きました
が、
そのマスターは、私と年齢が同じで、同じギターリストってのもあって、
仲良くさせてもらってて、先日家に呼ばれて遊びに行ってきました。
(※こちら、マスターのブログ)

そこで、グレッチやら、古いギブソンのフルアコやら、
色々と弾かせてもらったんですが、
私もずっとハードロックメインにやってきてたもので、
箱もののギターってあまり縁が無くって、ちょっと新鮮でした。

グレッチに関しては、実は今まで触ったこともなかったんですが、
このネック、細すぎず太すぎずで、やたら弾き易いんですね。
握った瞬間から、めちゃ手に馴染んでくれて、
ちょっと、欲しくなってしまってたりします。
(また、物欲が・・・・) (爆)

マイクプリ

そしてこれは、その時にお借りしてきたチューブ内臓のマイクプリ。

最近、ミキサーをマイクプリ内臓のものに買い換えようと思ってて、
実際、マイクプリが有ると無いとでどう違うのかってのが知りたかったので、
お借りしてきました。(ミキサーの買い換えはいつになるか解りませんが・・・。)

テスト結果は、次回記事でレビューにしようかと思っておりますが、
どれだけ録った音に差が出るのか、私も楽しみだったりします。(^^)


後は、そろそろサウンド研究室恒例の、
セッション企画の準備が・・・・。
(まだ、全然進んでません。) (爆)

YAMAHA SPX1000を入手

2009年07月19日

職場の片付けをしていたら出てきた名機SPX1000。

SPX1000

80年代という時代を知っている人には、
すでに説明不要のエフェクター。
ラック派の人は必ずといって良いほど入れていたアレです。

もう、使ってなかったので、会社から頂戴してきました。(^^)

これ、かなり懐かしいですし、当時はお金がなくて買えませんでした。
『ディレイ回路がひとつしかついてないマルチに、
こんな金額出せるかよ!!』って感じで。(笑)
で、89年にRoland GP-16が発売されてそっちを買ったんですが、
こうやって、自分の手元に来るって事は、縁があったんでしょうね。

ただ、私のギターラックは、
エフェクトループがMarshall JMP-1にひとつついてるのみで、
そこには先客が既にいますし、
いまさら直列でエフェクターを繋ぐ気もありませんので、
今のところ使い道はなし。(^^;

次に、ミキサーを買い換えた際に、
エフェクトセンドにかまそうかなと思ってます。
随分先の話になっちゃうと思いますが、
その時に、音源のほうはアップします。


あと、先日アップしていた音源ですが、
現在、今週の総合ランキングにランクインを狙えるところにいます。(^^)
集計が本日(7月19日)までなので、
良かったらもう一度聞いてくれるとうれしいです。

LOUDNESS『YOU SHOOK ME』(Cover)

総合ランキングにランクインしたら何かもらえるとか、
そういうのがあるわけではないので、
単純な自己満足ではあるんですが。(爆)

タグ:YAMAHA SPX1000

カッコ良いバッキング

2009年07月17日

先日、急にY&Tのアルバム『TEN』が聴きたくなって、
外出先からの帰り道にずっと聴いてました。

Y&T TEN

このアルバム、いまいち、昔からのY&Tファンには評判が良くないですが、
個人的には大好きだったりして、未だに飽きずに聴いてます。

これ、何が良いかって、楽曲が安定していて捨て曲がない事。
言い換えると、面白みが無いって事ではありますが、(爆)
逆を言えば長く聴けるアルバムなんじゃないかと思ったり。

あとは、バッキング。
いわゆるリズムギターが絶品で、めっちゃカッコ良いです。
なんというか、アクセントやらブレイクのセンスが良く聴いてて癖になります。


(Y&TのTENの収録曲から。)

よく、私も、『こういうバッキングも作れるようになりたいなぁ』
なんて思ったりもするんですが、
なにせ私のルーツはブリティッシュハードロック。
DEEP PURPLEのハイウェイスターのように、
“ひたすらパワーコードで8分を刻め!!”だったり、
LED ZEPPELINの胸いっぱいの愛をのように、
“メインリフをひたすら弾きつづけろ!!” な人間なものですから、
こういったバリエーションとアクセントに富んだバッキングは、
なかなか思いつかなかったりします。orz

そう言えば、随分昔の知人に、
バッキングギター専門のギターリストがいて、
その方のバンドが解散した際に、次のバンドどうするのか聴いた事があって、
『俺、バッキング専門やけん、どこのバンドにも潜り込めるし・・・』
なんて事を言われました。

当時は、バッキング専門と割り切ってれば、
4人編成のバンドに追加で入っても、
元からいるギターリストと揉める事もないでしょうし、
バンドの音に厚みが欲しいなんて思ってるバンドは山ほどあるでしょうから、
そういう割り切りってある意味便利そうと思いつつも、
フラストレーション溜まらないかな・・・なんて思ったりもしましたが、
今思えば、良いバッキングって
ソロを弾くよりカッコ良い場合も多いように思います。

例えばスコーピオンズなんかもそうですが、
やはり、ルドルフ(シェンカー)のバッキングってカッコ良いですし、
ソロは弾かなくても、マティアスよりも音に存在感があるような気がします。
(マティアスファンの方、ごめんなさい!!)


カッコ良いバッキング・・・・


これって、スキルよりもセンスが重要になってきますし、
あとはフィンガリングよりもリズム感が肝なんで、
自身のリズム感に納得がいってない私としては、
数ある永遠のテーマの一つだったりします。


≪私的ギターバッキングベスト≫

■Y&T


テン
(写真は楽天ショップへのリンクです。)

冒頭で紹介したY&Tです。
ところで、Y&Tの楽曲のバッキングって、
デイヴが考えてるんでしょうか。
それとも、ジョン・ナイマンでしょうか・・・・。


■BADLANDS
BADLANDS

言わずとしれたOZZY脱退後のジェイク・E・リーのバンドです。
ジェイクは、オジーの頃も良かったんですが、
ことバッキングに関しては、オジーを立てる為か控えめな気がします。
こちらでは、パワー全開なバッキングを披露してます。
ちなみに、ファーストアルバム(上記ジャケット写真)は廃盤後、
やたらプレミアがついてるみたいで、
amazonの中古販売価格はなんと\12,000〜\16,000前後。
持ってる方は、大事にしていた方が良さげです。
ちなみに、セカンドアルバムは聴いてません。(爆)


■EXTREME

ポルノグラフィティ
(写真は楽天ショップへのリンクです。)

ヌーノ・ベッテンコートはソロも逸品ですが、
ルーツにファンクを持ってるだけあって、
独特のリズム感が耳に心地よかったり。
特にこのセカンドアルバムは、
跳ねた感じのリフやオブリガードがたまりません。


■Scorpions

蠍魔宮〜ブラックアウト / スコーピオンズ
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)

バッキングといえばこれは外せないと思います。
リフマスター『ルドルフ・シェンカー』率いるサソリ軍団。
ルドルフのバッキングは、他と比べて凝ってるわけじゃなく、
ひたすらストレートでシンプルなんですが、
それでも、強烈にアピールするこの存在感凄いと思います。
何が違うんでしょうね。



他にも、3枚目のアルバムを出した頃のCinderellaやら、
WINGERあたりのバッキングも好きで、
これ以上はキリがないので、今回はこの辺で。



あと、 余談ですが、前記事でアップしたラウドネスのコピー曲が、
ビックリするほどレイティング数が上がってて驚いてます。(^^)
これ、もしかすると、音源掲載サイトの今週のランキングで、
かなり良いところまで気がします。

聴いてくださった皆さん、ありがとうございます。(^^)

実は、私も毎日聞いてレイティング数を上げてます。(爆)
(それを人はズルと言う。)

LOUDNESS『YOU SHOOK ME』(Cover)

2009年07月13日

え〜、今回の公開音源は、結構、今更な音源です。(爆)

去年の年末頃から、
ナイトレンジャーの音源と平行作業で作ってました、
ラウドネスの曲のカバー音源です。

この音源、ギターソロパートは元々完コピするつもりだったので、
製作中にフルピッキングの部分が出来ないって騒いでましたが、
半年もやって未だに弾けない状態でして・・・・(^^;

このままだと、いつになったら弾ける事やらといった感じで、
完コピは断念した状態での公開です。
(私、基本、速弾き苦手なんです。)
(人は、それを才能がないと言う・・・。)(爆)

その為、ソロパートについては、
私なりの解釈でアドリブでソロを弾かせてもらってますが、
ソロパート以外では、
サスティニアック搭載のギターを使ってフィードバックを再現したり、
フロイドローズを使った爆弾サウンドをパンニングさせたりと、
あの手この手で原曲を再現させてます。

また、MIXの方は、なかなか良いバランスで出来たんじゃないかと思います。
良し悪しは別としても、今できることを精一杯詰め込みました。(^^)

音源のメインボーカルは、
アイアンメイデンジューダス・プリーストをやった際に歌ってもらいました、
ブログ『ヤンディーズ』の太郎さんです。
私も『ユー シュック ミー!!』って言うところと、
『オー ナイッ!!』って言うところのコーラスで歌に参加してます。

LOUDNESS YOU SHOOK ME
http://players.music-eclub.com/?action=user_song_detail&song_id=239544
(※バナー又はアドレスをクリックすると、音源掲載ページが開きます。)

今回のレコーディングでの私の使用機材です。

■BACKING
アンプ:LINE6 POD2.0
ブースター:BOSS SD-1
ギター:HEART FIELD -TALON V(TA-JVD)-

■SOLO
アンプ:Marshall JMP-1+Palmer PGA-05
ブースター:BOSS DS-1
ギター:HEART FIELD -TALON V(TA-JVD)-/FELNANDES-LE2-FS-


こちら、原曲が入ったアルバムの商品リンクです。


SOLDIER OF FORTUNE
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)
リンク先、売り切れになってまして、調べたところ、
Yahoo Musicのソースによると廃盤っぽいです。(^^;
大好きなアルバムだけに、ちと寂しかったり。


最後に、ボーカルで参加して下さった太郎さん、
今回も、ステキなボーカルをありがとうございました。

posted by しま | Comment(8) | TrackBack(0) | SONG/音源

マスタリング時のコンプレッサーについての考察

2009年07月12日

今回はマスタリングについての話ですが、
私はダイナミック系のエフェクトの扱いが苦手なもんで、
最初に宣言しておきますと、正直良くわかりません。(^^;

で、いつも音源を作るときは、
わからないなりに、やってるんですが、
その研究材料として、ちょっと波形を書き出してみました。

まず、最近ヒットチャートを賑わした、
某国内メジャーロックバンドの波形から。

波形-01
(※クリックで拡大)

見事に思いっきりコンプをかけてます。
良し悪しは別として、こういう処理自体は、
ラジオやTVで流れるときに、目立つってのが一番の理由だと思います。
最近、洋邦問わず、こういう波形の音源が増えてるようですが、
ロックに関しては、こういう処理は、
個人的にはちょっと味気なさを感じてたりします。


そして、私は、90年代ぐらいの音源のマスタリングが、
好きだったりするので、今回は代表としてエクストリームを持ってきました。

波形-02
(※クリックで拡大)

近年のに比べると、コンプのかけ方は随分少なめです。
これぐらいが音圧も保ったまま、アタック感も残っててといった感じで、
バランスとしては丁度いいのかなと私は思ってます。


さらにさかのぼって、80年代になると、こんな感じです。

波形-03
(※クリックで拡大)

これは、ヴァン・ヘイレンのジャンプの波形ですが、
90年代のものよりもっとコンプは控えめになっています。
80年代系の音を狙うなら、こんな感じの処理が良さそうです。


とまぁ、新旧の波形を比べてみましたが、
好き嫌い、良し悪しってのもあるんでしょうが、
個人的には最近のは、ちょっと行き過ぎな気がしてます。(^^;

ちなみに、誤解されないように書いておきますと、
これらの波形については全てにおいての傾向ではなく、
あくまでもこういう波形が多いって話です。
もちろん、最近発売されたアルバムでも、
コンプが薄めにかかってるものもありますし、
過去のアルバムでも、思いっきりコンプをかけてるものもあるかもしれません。
まぁ、私が聞く音楽も、思いっきり偏ってますから、
あくまでも私の主観として参考程度に思っていただければと思います。


それで、ここで好き嫌いだけを語らせてもらうと、
波形サンプルにも出したエクストリームの『Pornograffitti』やら、
ウィンガーの『IN THE HEART OF YOUNG』、
後は、T.N.Tの『REALIZED FANTASIES』あたりのマスタリングが好きです。(^^)
(80年台の終わりと90年代初期のものばかりですが・・・)





ポルノグラフィティ

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(※リンクは楽天ショップへのリンクです。)


とまぁ、ここまで書いてきましたが、
他人はどうあれ、私自身が好みのマスタリングができるようになるまで、
あと、どれぐらいかかる事やら・・・・。orz
実際、他人の事をとやかく言える立場じゃないんですよね。(^^;

FOSTEX T50RP レビュー(2)

2009年07月08日

FOSTEX T50RPのレビューの2回目です。
今回は、サウンド面のレビューです。

品物が届いてから、約1週間。
家にいる間はずっと鳴らしっぱなしという感じで、
エージングを進めてきましたんで、20時間弱ぐらいでしょうか。
実際、まだエージングが不足しているとは思いますが、
現段階での印象です。

まず、最初に繋いだ瞬間に思ったのが、
リバーブやディレイの残響音がわかりやすかったです。
かなり良く聞こえると言うか、『リバーブかけ過ぎ・・・』みたいなのは、
予防できるんじゃないかと思います。

また、良く言われる事らしいのですが、 ドンシャリ感はまるで無いです。
低域が響く感じも、高域がスコーンと抜ける感じもありませんから、
リスニング用途では、やはりつまらない音だなぁ・・・と。
逆に編集用途には最適な気がします。

しかし、低域・高域が弱めで、中域よりとはいったものの、
音像が塊的と言いますか、特に低音がやたら気持ち良い感じです。
バスドラの音等がスピーカーで鳴らした音を、
体で受けてる感じがします。

音場は近場で鳴ってる感じがするので、
MIX用途には、こちらの方が使いやすそうな印象ですが、
長時間の使用は、疲れそうな気がします。

あとは、インピーダンスが、以前使ってたのより高かったので、
場合によってはヘッドホンアンプも要るかなと思いましたが、
感度の方が良いのか、音量不足って感じはありませんでした。
インピーダンスと感度と音量の関係についての計算は、
考えるのが面倒でやってないのですが、結果オーライってことで。


ここまで、T50RPのサウンド面のレビューをしてきましたが、
私の場合そんなに沢山のヘッドホンを見聞きしてきてるわけでもないので、
かなり基準が甘い部分もあるかと思いますので、
これらの印象は私の主観として捉えてもらえればと思います。
(まぁ、主観以外で音なんか語りようもないんですが・・・)

現に、ボロクソに文句を書いてるレビューもネット上にありましたし、
万人に薦めれるヘッドホンではありません。
しかし、編集用途でヘッドホンを探されてる方にはお勧めできるように思います。

アバウトな表現で申訳ないですが、
私、個人としては、かなり気に入りました。(^^)



ヘッドフォン フォステクスFOSTEX T50RP
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


最後に、実際にこれでミックスをやってどうなんだってところですが、
これ、あんまりスピーカーで聞いても、修正が最小限で良い感じです。
今まで、オーディオシステムの前とPCの前を、
何度も往復してミックスの調整をやってたんですが、
往復する回数が減って、かなり楽になりました。
(流石に、ヘッドフォンのみでミックスは無理ですけど。)


【関連記事】
・FOSTEX T50RP レビュー(1)
・FOSTEX T50RPを入手しました

FOSTEX T50RP レビュー(1)

2009年07月05日

モニターヘッドホン FOSTEX T50RPのレビューです。
現段階では、まだエージング中なので、
今回は使用感などをメインに書いていきます。

FOSTEX T50RP
(※クリックで拡大)

先ずは、カタログスペックです。

○形式 :ダンプド・セミオープンRPダイナミック型
○再生周波数帯域 :15〜35,000Hz
○インピーダンス :50Ω
○感度 :98dB/mW
○最大入力 :3,000mW
○本体質量 :約330g
○ケーブル長 :3m(片出しタイプ)
○プラグ :ステレオ標準プラグ



■重量
330gってのは、ちと重いです。
SONY MDR-900STと比較しても、
130gほど重いもんで、ズッシリくる感じはあります。


■装着感

重いのに加えて、クッションなども付いていないため、
長時間使ってると結構頭のてっぺんが痛いです。(^^;
これも、捉え方次第だとは思うのですが、
個人的には、いかにも業務用って感じで嫌いじゃありません。
例えるなら、戦闘機のコクピットの椅子のような感じでしょうか。
人によっては、自作でクッションを取り付けて使ってたりするようです。


■ケーブル/端子

ケーブル長は3mあります。
これだけあれば、とりあえずは問題はないかと。
本体側のケーブルの抜き差しが出来ますが、
容易に抜き差しできる感じでもないので、
ヘッドフォンを付けっぱなしで抜き差しは難しいかと思います。
なので、ケーブルに不具合が生じた時の交換用途といったところでしょうか。

端子については、安物のシールドっぽい感じです。
金メッキもしてないです。
音質が向上するかどうかはわかりませんが、
気になる方は、ケーブル自体自作するってのもアリかと思います。
私は、とくにこだわってません。


■デザイン
人間の感覚ってアバウトなもんで、
どんなに良い音がなっていようが、見た目で気に入ってなければ、
良い音がなってる気がしないもんだったりします。
(いわゆる、ブラシーボ効果の一種のことです。)

その為、音には関係ない部分ですが、
私は、こういうところは結構重要だと考えています。

それで、このT50RPのデザインはというとかなり無骨です。
質感も、高級感の欠片もなく、いかにも業務用といった感じです。
でも、この無骨さはメカ好きには良いかと思います。
私は、結構好きです。(^^)


■堅牢性

結構、ガッチリと作ってあるんですが、
重さが重さなだけに、落としたりすると危険そうな気がします。

あと、サイズの調整は、
サイドに向き出しになってる鉄芯の上下で行うのですが、
これ、ゴムの穴をスライドさせるだけなんで、
磨耗などで、緩くなってきたりする可能性はありそうです。
(あくまでも“可能性”です。ここは数年使用しないとわからないんで。)


以上、使用感のレポートでした。
次回は、音のレポートの方をしていきます。




ヘッドフォン フォステクスFOSTEX T50RP
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


【関連記事】

・FOSTEX T50RP レビュー(2)
・FOSTEX T50RPを入手しました

FOSTEX T50RPを入手しました

2009年07月02日

以前から、あれこれ何を買おうか迷ってると記事中に書いてましたが、
結局、編集用途で使うモニター用ヘッドホンを買いました。

今回、購入にあたって悩んだのは3機種。


□SONYのMDR-7506
(海外での業界スタンダードとのこと。)


【送料無料】SONY MDR-7506 モニターヘッドホン ソニー製ヘッドホン
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□AKG K240 MK2
(ヨーロッパのスタジオでは良く使われているらしいK240の進化版。)

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(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


そして、上記2機種で悩んでたところ、 急遽浮上したのがこれ。

□FOSTEX T50RP


ヘッドフォン フォステクスFOSTEX T50RP
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


このヘッドフォン、
本ブログにもコメントを下さってるnakさんからの情報で、
非常に、つまんない音がすると・・・・。(笑)

それで、ネット上の情報を嗅ぎ回ってみるも、
やっぱり、つまんない音がするというレビューが多く、
(味付けがなくってフラットに近い特性と言う事です。)
まさに、それが求めていたヤツではないかという事で、
それも候補に入れて家電量販店に視聴しに行ったのですが、


置いて無ぇじゃねぇかよ・・・・。orz


まぁ、ヘッドフォンはいくつもってても邪魔にはならないし、
この際、賭けのつもりで買っちゃえということで、
今回は集めた情報のみで選びました。(失敗したら勉強代ということで。)

実際に、私が試聴しての話ではないのであれですが、
世間で言われてるレビューとしては、
SONYのMDR-7506の方は、ミックス用途よりも、
録音モニター(演奏)やら、粗探し向け。
AKGのK240に関しては、ちょっと癖があると。

私の目的は、ミックスの際のモニターヘッドフォンですので、
それならば・・・ってわけで、FOSTEX T50RPにいたしました。


ちなみに、日本でのスタンダードである、
SONY MDR-900STは・・・完全にスルーです。(爆)

スルーした事自体、特に意味はないんですが、
私が偏屈なもんで、国内スタンダードが嫌いなだけです。(^^;

スタジオとデータのやり取りでもするなら、
近い環境でモニタリングできた方が良いので、
一本は持っておいた方が良いのはわかってますが、
私の場合は自宅での作業で完結しますんで、
特にこの辺は気にしなくて良いかなと。

img 090702 FOSTEX T50RP

そんなところで、本日T50RPの方が届きましたんで、
これよりエージングに入りますが、
これから、使用感などを2回ほどレポしていこうかと思います。


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