シールドのノイズ耐性テスト

2010年01月24日

PODとミキサーを繋ぐケーブルを、
今までオーディオケーブルで代用していたためパッチケーブルを作ろうと思い、
GEORGE L'Sのシールド(155 BLACK)とプラグを買ってきました。


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このシールド、以前にもレビュー記事を書きましたが、やっぱり良いです。(^^)
癖が少ないんで、パッチケーブルとしては最適やと思います。
半田がいらないのも、ほんと助かります。

ジョージエルス
(クリックで拡大)

さて、パッチケーブルを作り終わった後、
PODのほうを繋いでみるや、やたらノイズがひどい・・・。

はて?

と思い、辺りを見渡してみると、
ノイズの王者『PODのアダプター』がシールドに触れてる。(爆)

PODのアダプターって、
コンパクトエフェクターのアダプターの比じゃないぐらい、
ノイズを出しまくってくれますんで、
できるだけ遠くに退けてた方が良いと思います。


それで、ちと思いつきですが、
逆にこれを利用してやれということで、
PODのアダプターをいろんなシールドに引っ付けてみて、
シールドのノイズ耐性テストなんてものをやってみました。



実際、私も色々とシールドを持ってるわけではありませんので、
テストしたのは以下三点です。

・カナレ
・ベルデン(XOTIC)
・ジョージエルス



【結 果】
≪カナレ≫

価格も安く、あまりクセがないシールドで、
いろんな意味で、かなり使いやすいシールドだと思います。
しかし、ことノイズにはちと弱いようでした。(^^;
今回テストした中では、一番ノイズを拾ってます。

≪ベルデン(XOTIC)≫

ノイズ耐性最強。(笑)
今回のテストの勝者です。

≪ジョージエルス≫

そこそこノイズには強い感じはあるものの、
ケーブルの細さが原因でしょうか?
ベルデンには及ばず・・・。といった所でした。


ただ、こうやってテストはしたものの、
あくまでも私の環境でアダプターを近付けたり遠ざけたりしただけなので、
絶対的な判断材料にはならないかと思います。
この結果に関しては参考までに、とどめておいて貰えれば幸いです。
また、あくまでも外部からのノイズ進入に対する耐性テストであり、
シールド自体のノイズ量のテストではありません。


ちなみに、今回テストしてない他のシールドですが、
私の予想では モンスターケーブルが外部ノイズには一番強そうな気がしてます。
ケーブル自体が太いってのもありますし、
なんか、名前から強そうですし・・・(←それは関係ないだろ!!)

タグ:シールド

古い機材の維持が難しい。

2010年01月19日

80年代の最後に発売された
Rolandのマルチエフェクター『GP-16』。

発売当時の公開イベントで出会い、
完全に一目惚れでした。

当時は学生でお金も持ってませんでしたが、
翌年の夏休みにバイトで稼いだ額を全て注ぎ込み入手。
これが手元に来た時は『無敵』だと思った記憶があります。

機材でギターが上手になるわけじゃないんですが
当時はまだ若かったもので。

Roland GP-16
(※クリックで拡大)

それからずっと私のギターシステムの中枢として使ってましたが、
時折調子が悪いことはあったものの、今年に入って完全に故障。

買った当初はライブでも使ってましたんで、
散々運搬してぶつけたりしてましたし。
今まで20年動いてただけでも凄いと思います。


しかし、これだけ長期間使ってると、
私も依存状態になっており、
今はこれより良いエフェクターは多々あれど、
青春時代を共に過ごした相棒を、
壊れたからといって手放すのは辛い。

何より、この音に慣れ親しんでしまってる自分がいるので、
何とか直したくお世話になってる楽器店に相談したんですが、
最悪、Rolandさんが修理を受け付けてくれなくても
故障個所がIC等のパーツでなければ、
修理してくれる業者さんもあるとの事でした。
(色々と確認してもらってありがとうございました。)

結果的には、 故障個所によっては修理できない可能性もあるが、
Rolandさんが修理を引き受けてくれる事になりました。
(Rolandさんのサポートって素晴らしい!!)

まだ修理できると決まったわけではありませんが、
もうしばらくGP-16には頑張ってもらおうかと、
とりあえず入院させます。

ヤフオクで同一商品を落とすという選択肢もありますが、
私と一緒にライブハウスを回ってきた個体なもんで、
商品というよりもこの個体自体に思い入れがありすぎるので、
それは考えれませんでした。

それにしても古い機材を維持する事・・・
なかなか難しいです。

パーツなどの関係でデジタル系機材においては、
これからもっと維持が難しい時代になりそうな気がしますし、
アナログ系でも仕様が変わったりと色々問題は残ってますが、
時の流れっては非常です。

【関連記事】

・Roland GP-16の空間系エフェクト
・古いマルチエフェクター(GP-16)
posted by しま | Comment(6) | TrackBack(0) | 雑記

少しは、レベルアップできただろうか・・・。

2010年01月16日

今回の記事は自分用のメモみたいなもんです。(笑)


ミキサーを入手してからというもの、
音の作り方が変わったもんで、出音も随分変わりました。

まず、ミキサーのヘッドホンアンプが優秀で、
手持ちのヘッドホンをかなりドライブしてくれますんで、
以前より、細かい部分に気付けるようになりました。

入力側が変わっただけで、
同じギターシステムを使って、
同じ人間が音を作って、
こうも音が変わるものかと、

まぁ、変わったと思ってるのは本人だけ・・・・

なんてオチもあるかもしれませんが、
目指せ、究極の自己満足!!(爆)


基本的な作業の流れは昔と一緒です。
ヘッドホンで基本的な音を作った後、
オーディオインターフェイスを通してモニターで聞いて確認し、
モニターの音を上げたり、下げたりしながら微調整をしていく・・・・
そんな感じです。

ただ、今はPC用の簡易小型スピーカーを外してますから、
いわゆる『ラジカセチェック』のような事が出来ないのが、
ちと不安だったり。


今のところ、出来上がってる音はこんな感じです。




私の自己診断では、
倍音の出方が以前とは全然違う気がしてます。
同じ量の倍音を出そうと思うと、
以前はかなり歪ませる事で稼いでましたが、
大分、歪みを抑える事に成功したように思ってます。


【追記】2010/01/17

ブログ『JUNK BOX』のrenkinさんから、 エフェクトをかけても
オケに埋もれず大丈夫じゃないかとのコメントをいただきましたので、
『エフェクトちょっと多めテスト』をしてみました。

テストの内訳としては、BOSSエフェクターのバッファを通して、
リバーブ/ディレイを少し深めにかけてます。

BOSSのバッファはSD-1を使って、
リバーブはミキサーのセンド/リターンでSPX1000を使用、
ディレイはDAW上でかけましたが、なかなか良い感じの音になってくれました。

なんか、典型的なLAメタルサウンドになりましたので、(笑)
ちと、ジェイク・E・リーのフレーズを弾いてみました。



オケにもよくなじんでくれましたし、
良い感じで、それっぽくなってるように思います。

余談ですが、私やっぱこのリフ弾くの苦手です・・・・orz
いまいち、刻みが安定してくれません。(T T)

posted by しま | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記

TOPPING TP20 MARK2を入手

2010年01月11日

半年ぐらい前から、どうしようと悩んでましたが、
昨年の年末に、ようやくモニター環境を変えました。

結果としては、手元にあったBOSEの101Mを使い、

安価で小型ながらなかなか侮れないです。

topping tp20 mark2
(※クリックで拡大)


私が買ったのは、TP20 MARK2ってヤツなんですが、
101Mとの組合せで、かなりクリアな音質で鳴ってくれてます。

ただ、この組合せがモニター用途向けかというと、
結構、味付けは少なめではあるんですが、
やはり多少癖はありますねぇ・・・・。

恐らく、何処かの周波数帯が出すぎてるか、
もしくは引っ込みすぎてるかで、
リバーブの音が少々聞きづらいんで、
これだけで編集するなら、
ちょいとリバーブをかけすぎちゃう恐れがありそうです。

あと、同じような内容の書き込みネット上にもあったのですが、
ハイ域の一部が耳に突き刺さるようなところがあり、
ボーカルの『ツ』の発音とかがキツめです。

まぁ、当然これだけで編集するわけではないので、
慣れるまでは気合です。(爆)
それまでは試行錯誤してみようかと思ってます。


年末年始は部屋にいるときは、
こいつで大き目の音を出してましたが、

スピーカーから出てる音ってのは、
スピーカーの前で聴く音と離れて聞く音ってやっぱり違う。

また、久々に大きな音を出してて、
当然音量によってもパートごとのバランスが変わってくる。

ギターの音一つにしても、大音量で良い音にセッティングしていても、
小さな音で聞いたら、コモって使い物にならない音になってたりと、
色々と悩みが増えたりもしております。


『音』というのを、理論的に考えれば、
当たり前といえば、当たり前の話ですが、
改めて認識させられて、今は脳内がカオスな状態です。(爆)



それで、私なりの推測なんですが、
60年代/70年代の古いレコードの編集って、
少し、音がコモって聞こえたりして、 80年代になると少し明るめの音、
90年代以降はドンシャリ気味の音が
主流になってたりするイメージがあるんですが、
これって、リスナーの趣向というよりは、
住宅環境を含めた、リスニング環境に合わせて編集してるのかなと。

ようは、70年代以前というのは、オーディオアンプもチューブが出回ってたり、
スピーカーにしても、かなり大きいものが多く、
そのような再生環境だと、現代のコンポ等でコモって聞こえる音源も、
ちょうど良いバランスになったりするだろうなと。

今は、なかなか大音量で聞ける環境ってないですし、
そういった意味では、短絡的に今風のサウンドを毛嫌いしてる自分も、
考え直す必要もあるのかなぁ・・・・。


そんな感じで、色々考えながら聞いてます。


で、話を戻しますが、

結局のところ編集する際に、音源を聞く相手がどのような環境で聞くのか、
また、どのような環境で聞かせたいのかというビジョンを明確に持たずに、
編集にあたる人の脳内がカオスなまま編集にあたると、
どんなに良いモニター環境があっても、難しいだろうなと・・・・。


何事もそうですが、ビジョンを明確にする事って大事ですよね。

YAMAHA SG-1000 インプレッション

2010年01月06日

先日、2007年(だったかな?)にリニューアルされた、
YAMAHAのSG-1000を試奏させてもらってきましたので、
今回は、偏見とブラシーボたっぷりのレビューです。(爆)


YAMAHA ヤマハ SG1000【スタンドセット付き】
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リニューアル前のものと、リニューアル後のものが、
何が違うのかは良く知らないので割愛しますが、
SGと言えば、サンタナやら、デイヴ・メニケッティやら、高中正義、
あとは、小林克巳先生・・・・(笑)
そんなイメージを個人的には持ってたりします。

このギター、私的にレスポールの進化系的な印象なんですが、
今回、Marshall JCM2000で弾かせて貰いましたが、
レスポールよりも、繊細な音が出る気がしました。
良くも悪くも、出来の良い国産ギターのサウンドの印象です。
個人的には、使いやすそうな音なんで結構好きだったりします。

私はYAMAHAのSL-650というレスポールのコピーモデルを持ってるんですが、
音が少し硬めの感じで、印象的には近い気がします。
ただ、そのSL-650はお蔵入りして随分時間が経っており、
なにぶん、古い記憶なんであまりあてにはなりませんが・・・・。

サスティーンは単体で弾く分にはそこそこある感じでしたが、
実際のところはスルーネックのSG-2000/3000の方がサスティーンに関しては、
有利な気がします。 (SG-1000はセットネック)

ネックは少し太めで、慣れれば良いのでしょうが、
引いてて少し違和感を覚えました。
ただ、これを薄くしちゃうとSGのサウンドじゃなくなっちゃう気がしますんで、
この音が欲しければ、我慢しなくちゃいけない部分だと思います。

あとは、相変わらず重い・・・・。(笑)
私のレスポールモデルもですが、
YAMAHAのこの手のギターはひたすら重いです。
ギブソンのレスポールより重いんじゃないかなぁ・・・・なんて思うぐらいです。

軽いギターが良いのか/重いギターが良いのかってのは、
人それぞれ意見があると思いますが、
重いギター好きには、よろしいかと・・・・。(爆)

装飾的にも派手すぎず、地味すぎずで良い感じですし、
作りも、外見的にはカチッっと作ってある感じではあります。
(最近のYAMAHAはあまり良い噂を聞かないもので・・・・)
ただ、ギターの目利きには正直自信ありませんので、
気になる方は、店頭で確認される事をお勧めします。

ともあれ、SG-2000/3000の廉価版ではなく、
あくまでも、音を考慮した仕様の違いといわれるSG-1000ですが、
トッププロでSG-1000を使ってる人って何故か知らない・・・・(^^;
サンタナも高中もカスタムモデルですし、デイヴはSG-2000ですし。
時際に弾いた印象として悪いギターではないと私は思いましたが、
どんなもんなんでしょうか。

そんな所で、偏見とブラシーボたっぷりのレビューでした。

最後はSGの話なんでYOUTUBEからお借りしてきたサンタナで締めます。



仏陀インレイSG・・・・カッコ良いなぁ。
(自分で使うとなると、派手すぎな気がしますが。)
タグ:YAMAHA SG-1000

Guitar Rig 4 PROサウンドレポ

2010年01月02日

あけまして、おめでとうございます。

サウンド研究室『新春一発目』の記事になるわけですが、
昨年から予告しておりました、Guitar RIG 4のサウンドレポです。
年が明けて、ようやく落ち着き、やっと音源制作に着手しできましたので、
この度、晴れて記事アップとなりましたが、
音源4つと大盤振る舞いですから、ある意味新春に相応しいかと。(^^)


以前、 Guitar RIG 3に初めて触れた時も、
音の完成度の高さにかなり驚いたんですが、
今度のヤツは、 『もう、これがあったら機材いらないっちゃないと?』
って感じで、ちょっとビックリ×2ぐらいです。

今回、ニューバージョンになって、
新しいモデリングアンプとしてJUMPとHOT PLEXの2種が
追加されたという事なんですが、個人的に気になるのはJUMPの方。(笑)

JUMPなんてアンプ名をつけるのは、アレしかないっしょ。

なんて思ってたら、予想は的中!!
プリセットにしっかりと入ってます。
エディ・ヴァン・ヘイレンサウンド!!



この音圧感とヌケのよさは、完璧とまではいかないまでも、
私の聴覚レベルでは、十分にエディのサウンドに聞こえちゃって、
もう、なんと申しますか、顔文字で表すとこんな感じです。

(;´Д`)'`ァ'`ァ

正直、私の音、今度から全部これでも良いぐらいです。(爆)

他にも、楽しいプリセットがいくつかありましたので、
ちょいと、試しに録ってみました。

【ランディ・ローズ

海外のフリーのオケサイトから、歌入りのオケを拾ってきたんで、
調子に乗って、ちょい長めです・・・・。
この、ゴンゴンと箱がなるような感じがたまらんです。
つうかギターとは関係ないですが、
この声オジー本人に聞こえるのは気のせいでしょうか?

【スティーヴ・ヴァイ】

この音の伸び方が、まさにヴァイサウンドやと思います。

【スティーヴィー・レイ・ヴォーン

ランディのオケと同じく、歌入りのオケを見つけましたんで、
残念ながら私の歌ではないです。
これだけ、上手く歌えたら、今頃ボーカリストやってます。(爆)
もう少しリバーブがかかった方がそれっぽいですかね。


それにしても、どれも、(;´Д`)'`ァ'`ァ なサウンドです。
なんか、今まで色んな機材を試しながら、
あーでもない、こーでもないと、苦労してたのがバカみたいな気がしてきます。

特にランディ・ローズは凄いです。
私も、過去にランディの音は作ってみましたが、
私が作ったようなサウンドのレベルじゃないです。

Guitar Rig4のは、一瞬本物かと・・・・。

このランディのプリセットも、
エディのサウンドと同じくJUMPというアンプモデルを使ってましたので、
このJUMPってのは、JCM800のモデリングなんだとは思いますが、
ランディとエディのプリセットに使われるってことは、
ホゼカスタマイズのマーシャルシミュレートかなと勝手ながら推測してます。

正直、この音が数万円で手に入るのは、なんか悔しい・・・。orz



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(※写真は楽天ショップへのリンクです。)

上記商品リンクはコントローラー付きのものですが、
現時点では、ソフトウェア単体での販売は、
メーカーのホームページからの直販しかやってないみたいです。


ちなみに、私ですが、DEMO版でウハウハやってるだけで購入には至ってません。
これ買っちゃうと実機のマーシャルを使わなくなる自信がありまして・・・・。(^^;


そんなところで、今年もDTMやらギターやらの記事を、
色々と書いていけたらと思っておりますので、
本年もサウンド研究室をよろしくお願いします。

タグ:Guitar Rig4