≪RME FIREFACE UCレビュー -レコーディング編-≫
RME FIREFACEレビュー記事の最終回である今回は、
目玉のレコーディングについてです。
使ってみて一番感動したのは、
録音した音も当然そうなんですが、
ケーブルを繋いで、ドライバのミキサー上でチャンネルをONにして、
ギターの音を鳴らしてみた一発目!
『へ? これ、俺の音?』
今までとは雲泥の差の音が鳴ってくれました。
ヘッドフォンアンプの性能の問題もあると思うんですが、
録音前の音作りが抜群にやりやすくなりました。
あと、再認識したのがPalmarのスピーカーシミュの素晴らしさ。
(これは、また改めて記事にします。)
ギターアンプから出た音が、
ほぼ劣化なしで聴ける/録れるってのは、
かなりストレスフリーで良いです。
録音作業をしていて、若干気になったのは、
DAW上(SONAR)で動作させた際に、
再生ボタンを押した後、これまでより少しだけ長いタイムラグが生じます。
USBの転送遅延なのか、SONARのバージョンの問題なのかはわかりません。
特に作業に支障があるわけでもないですし、
エラーが出るわけでもないので、そこはあまり気にしないようにしてます。
【※追記】
FIREFACEのドライバとファームウェアを最新のものにアップデートすると、
この不具合は解消されます。(2012/06現在)
でもって、実際に録れた音ですが、
ギターの細かいニュアンスまでしっかり拾ってくれますが、
逆を言うと、下手な部分もバレバレ。
ちと気合入れて練習しないと厳しいです。
録音レイテンシに関しては、Windowsドライバ上だと、
私がメインで使ってる96khz設定の録音で1msまでつめれます。
(MACだともっとつめれるみたいです。)
実際、1msって、私はまったく気にならないレベルです。
確証した情報ではありませんが、
LINE6
PODのレイテンシが1.7msと言われてまして、
それよりも低レイテンシですから、
1ms以下につめる必要性も感じてなかったりします。
今まで使ってたオーディオインターフェイスだと、
2msぐらいの設定でもプチノイズでまくりでしたが、
RME FIREFACEの方は1ms設定でCPU負荷もかなり軽く、
ドロップアウトも滅多な事じゃでない状態。
かなり快適です。
そんな感じで、コンシューマ市場で考えた場合は、
13万円前後(2011年2月現在)という、
かなり高価なオーディオインターフェイスですが、
値段に見合っただけの性能は流石にあるかと思います。
逆にリスニング専門のオーディオマニアからすると、
この価格は、かなり安い商品みたいで、
PCオーディオの入門機扱いだったりするみたいです。
(私の金銭感覚だと、今回かなり頑張ったつもりなんですが。)
最後に、録音サンプルの音源です。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
(※オケはRMEで録ったものではなく、
バッキングトラックを配布してる海外のサイトからお借りしてきたものです。)
シンデレラ風でいってみました。
ディマジオのスーパーディストーションをつけたIbanezと、
RAT+マーシャルの組合せにレキシコンリバーブプラグイン。
さらにテープエコーシミュとアナログテレコシミュをかました、
完全なる80'sセッティング。
バッチリ、懐かしいサウンドで鳴ってくれました。
態々、RMEを使って高品質で録ったものを、
あえて劣化させるという贅沢・・・・結構クセになりそうです。
今まで、なかなかこの音になってくれず試行錯誤してましたが、
インターフェイスを変えて、望みの音に近づいてくれるというのは、
かなり遠回りをした気分ではあります。
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