ギターを弾き始めた頃のちょっと恥ずかしい話

2011年05月29日

思い返すと結構恥ずかしいものがある。

初めてギターを手にしたのが86年。

当時から洋ロックは少し聞いてましたが、
ヴァン・ヘイレンはキーボードの人と思ってましたし、
ジェフ・ワトソンの8フィンガーもキーボードと思ってたりと、
あまりにも無知すぎて結構痛い。

新聞配達とかしてたので、
当時放送してた深夜番組『ベストヒットUSA』の時間は寝てましたし、
PVを見る機会がなかったのも、無知さに拍車をかけてました。

ギターを弾き始めるきっかけも、
海外のミュージシャンとかは、TVで見たKISSのライブがどうだとか、
カッコ良い事を言ったりするわけですが、
私の場合、友人から“バンドやろうぜ!!”と誘われて、
『楽器弾けんし、どうしよう・・・』って思いながら歌謡番組みてて、
なんとなく、ギターにしようかなぁ・・・ぐらいで始めました。

全然、カッコ良くありません。

手にした教則本は、課題曲がリッチー・ブラックモアやジェフ・ベック、
ジミー・ペイジやエリック・クラプトンなど、70年代の巨匠達だったもので、
それに影響されて、70'sロックばかり演ってました。

しかも、それをトムソンのアコギにエレキの弦を張って練習してました。
アコギで弾くスモーク・オン・ザ・ウォーター・・・この微妙さ加減がなんとも。


その後、洋ロックに詳しい友人から、
当時流行っていたラットやドッケンなどのCDを聞かせてもらい、
「なに、これ?リッチーより速いギター弾ける人っていたの?」ってなって、
慌ててアレコレ練習し始める恥ずかしい状況。

あと、ディストーションサウンドなんかも、
エフェクターって存在を知らなかったもので、
上手くなったらあの音が出ると信じてたり・・・。


でも、そういう話って、
ギターリストなら皆抱えてるのかな、
なんて思ったりしてますが、いかがでしょうか。


それにしても、あの頃に想像した、
『25年後のギターリストとしての自分』には、
今の自分は程遠いですが、よく続けてこれたものです。

予定としては、今頃はスティーヴ・ヴァイぐらい弾けるようになってて、
大観衆の前でギターソロをやってるはずでしたが、
どこで道を間違ったんでしょうね。(笑)



ギターを弾き始めた頃の恥ずかしい話ってまだありますが、
長くなるので今回はこの辺で。



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さようなら『ZOOOM 2020』

2011年05月25日

私が二十歳ぐらいの頃だったと思います。
ライブやスタジオに、自前のアンプやエフェクトラックを運ぶのが面倒になり、
“手ごろな価格で音もそれなり”のマルチが欲しくって買ったZOOM2020。

最近の音楽的活動は宅録ばかりだったので、
ずっと使用することもなく、完全にお蔵入りしてましたので、
ネットを通じて知り合ったギターリストの子に譲渡する事になりました。

もう、数年間使ってませんでしたし、
このまま私の元で眠っているよりは、
必要な人のところで使ってもらった方が、
機材も喜ぶもんじゃないかと思います。

また、先方は音楽科に通う学生さんという事なので、
将来の可能性を秘めた若いギターリストの役に立つなら、
この子も本望じゃないかと。

ZOOM 2020

先ずは、譲渡前の通電チェック。


バッチリ動いてくれましたが、
どうも、スイッチペダルの一つが反応が弱い。


不具合見つけたら、とりあえず分解。

ZOOM 2020 基板裏

かなりシンプルな基板裏。
ZOOMさんのローコスト化にかける意気込みが伝わってきます。

基板の表を見ても、
『これ、本当にマルチの基板なの?』と思うぐらいシンプルです。

ZOOM 2020 基板表

歪回路はアナログとの事なんですが、
それっぽい場所というと、左上部分あたりでしょうか。

ホコリなどをエアダスターで吹き飛ばし、
問題の反応が弱いペダルの部分に当るスイッチに、
接点復活材を流し込み、再度チェックすると完全復活。

音の方も良い感じです。




安かろう悪かろうではなく、
安くてもそれなりのサウンド。
安心のZOOMクオリティ。

過去に本田毅氏がギター誌にて、
単体で出たら買う!!と発言してたノイズリダクション『ZNR』も搭載。
ZOOMのマルチには必ず付いてますが、
このノイズリダクション、私もかなり好きです。

モデリング回路なんかも付いてませんし、
サンプリング品質も16bitと一昔前の品質で、
お世辞にも良いとは言い難いかもしれませんが、
いかにもZOOM!!といった味のあるサウンドがします。

今回、改めて音を録音してみましたが、
贅沢言わなければ、全然現役で使えると思います。

ライブハウスやスタジオのアンプを借りる等に、
必ずといって良いほど置いてある、
ROLAND JC-120と相性が良いってのも、
ポイントの一つではないかと。

あとは、今のペダル付きのマルチと違って、
ソフトケースのポケットに入ってしまうサイズってのも、
運搬の時はかなり重宝しました。


私の手元を離れても、
頑張って新しい主に貢献してほしいところです。



このZOOM2020ですが、近年の中古市場だと、
探せば2,000円前後で見つかります。(2011/05現在)
偶に、結構な価格で販売してる店もあるようなので、
もし購入したいという方は、ネットで幾つかの店を比較/検討してから、
購入した方が良さそうです。



【関連記事】

・ZOOM 2020について
・ZOOM 2020を使ったクリーントーン

タグ:zoom 2020

ピックアップは直付けの方が良い?

2011年05月23日

何となく、20年ほど前のYGを読んでたら、
エディ(ヴァン・ヘイレン)のインタビューに書いていたこと。

『ピックアップは直付けの方が良い。
エスカッションマウントだと、木材は何でも良くなる。』

エディが直付け派なのは有名な話ですが、
いい機会なので、直付けピックアップについて、
自分なりの考え/疑問を記事にしてみます。


上記のエディの話は、
「木材の特性を生かすなら、直付けが良いよ」
という事なんでしょうが、
個人的にここは、予てから疑問に思ってる部分です。

ピックアップってのは、ポールピースにコイルを巻いて、
弦振動・・・ようは金属の振動を電気に変換するものであり、
原理的にボディ(木材)の振動は、拾わないはず・・・。

ネックやボディなどは、弦振動が伝わる部分なので、
音への関節的な影響はあると思いますが、
それがピックアップを直付けにする事で、
木材の振動まで直接拾うというのはちょっと信じ難い。


あと、ピックアップ直付のメリットとして、
振動ロスが減ってサスティーンが伸びるって話もあります。
こっちは、ちょっと解る気はします。
エスカッションマウントだと、ピックアップがクッションになり、
微量ながら振動エネルギーを吸収する可能性はあるように思います。

ただ、サスティーン云々の話をすると、
サスティーンオタク(?)のサンタナなんかは、
直付けにしてても良さそうなものですが、
サンタナはレスポール→YAMAHA SG→PRSと、
ずっとエスカッションマウントを使いつづけてます。



真相は良く解りません。
宗教・・・みたいなものですかね、
自分が正しいと思う理屈を、信じてればOKみたいな。



私は2本のメインギターが両方フェンダーストラトタイプなので、
ピックガードマウントですから、
あまり拘ってない部分だったりしますし、
フロント/センターが直付けのアイバニーズを一本持ってますが、
あまり気にした事はないというのが本音だったりします。

実際のところ、どうなんでしょうね。


LOUDNESS『ON THE PROWL』

2011年05月19日

ここ2〜3日、出勤及び帰宅時に、
LOUDNESSの『ON THE PROWL』を聞いてます。

ON THE PROWLは、セルフカヴァーがメインのアルバムですが、
今ハマっているのは、セルフカバー曲ではなく、
本作に収録された新曲の内容の方。

(※写真は楽天ショップへのリンクです。)
(ってか、デジタルリマスター版が出てたんですね。)

私は、最強ラインナップと呼ばれた、
第三期までしか聞いてないのですが、
私が知ってるLOUDNESSのアルバムの中では、
『リズム』に一番凝ってるのが本作のように思います。

タッカンのギターの音も、この頃が一番好きです。
マーシャル+マーシャル ガバナーだったと思いますが、
エッジが効いて、ミッドもバッチリ出てて良い音です。

結構、ワウを使ったフレーズが多いので、
ロジャーメイヤーカスタマイズのワウも使っているかもしれません。



YOUTUBEからお借りしてきました。
カッコ良いです。

メンバーチェンジ前に本作のメンバーで、
もう一枚ぐらいアルバムをだして欲しかった。

上記のリンクとは別の曲ですが、
ちょっと1曲コピーしてやろうかって気持ちになりましたが、
16ビートでの裏のアクセントに悪戦苦闘・・・。


(失礼)


高崎晃氏ってフュージョンとかも好きだったみたいですし、
裏のアクセントって、元から得意なんでしょうか。

アップピッキングの部分にアクセントがくるフレーズを弾くのは、
正直、私は苦手な部分です。
なので、RainbowのSpotlight Kidあたりも、
弾くとかなりグダグダ。
偏食ばかりしてたツケでしょうか。

良い機会なんで、練習します。


余談ですが、
洋楽馬鹿で偏見だらけだった学生時代の私に、
『LOUDNESSは日本人やけどスゲー!!』と薦めてくれたのが、
内田敏夫氏だったという事を、記事を書きながら思い出しました。

懐かしい話です。

posted by しま | Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽全般

t.c.electronic PolyTune(iPhone版)

2011年05月17日

私のチューナーはKORGのDT-2で、
使用20年ほどと、かなり長期に渡って愛用していたりします。

korg tuner

ディスプレイも既に割れてます。
KORGのチューナーにBOSSのステッカーを貼ってるというシュールさ・・・。
20年前の自分に突っ込みたくなります。


しかし、このチューナー。
最近、壊れてしまったのか、これでチューニングした後に、
別のチューナーで確認すると、ズレてる事に気付きました。

チューナーの原理ってのが解ってないのですが、
こういう事ってあるんですね。

実際、オケにあわせて弾く時に、
若干ピッチがズレてるような気はしてたのですが、
チューナーを見るとチューングが問題なかったので、
『俺の耳腐ったか?』なんて疑問に思ってたところでした。
(壊れたというよりは、精度の問題でしょうか。)

最近は、フリーのチューナーソフトなどもあるので、
一次的にはそれを使うつもりですが、
ちょいと余興として、t.c.electronicのPolyTuneを買いました。
6弦同時にチューニングできる画期的なチューナーです。

今回買ったのは、実機ではなくiPhoneアプリ。
一時期はセールス用に無料配布してたらしいのですが、
現状はApp Storeにて600円で販売されてます。(2011/05現在)

PolyTune

iPhone/iPodのマイクから音を拾ってチューニングします。
自宅用のアコースティックギターのチューナーと思えば、
iPhone/iPod版でも、結構十分な感じです。

若干、実機と比べると反応は遅いみたいですが、
私が今まで使ってたチューナーと比べると、全然反応早いです。
なんだかんだで、チューナーも進化してるんですね。

6弦同時チューニング機能は、
フローティングブリッジ使いとしては非常に助かりますが、
流石に、エレキギターの生音の音量でのチューニングは厳しようで、
エフェクトを切った状態で、一度アンプを通す必要があります。

iRIG等のインターフェイスがあれば、ラインからの音も拾えますが、
-20dbのギターOut端子が付いてるインターフェイスも見かけないので、
もし、エフェクトボードの中に置くなら、
エフェクターやアンプのTUNER OUTに繋ぐなど、
少し工夫が必要そうな感じです。



現状、実機のチューナーは迷走中です。
PolyTuneも良いなと思ってますが、
一時凌ぎで、クリップチューナー辺りを買うかもしれませんし、
いっそ、良いヤツをという事で、
しばらく待って、 ストロボ・・・はとても買えませんが
ヴァーチャル・ストロボあたりを買うかもしれません。

買ったら、またレビューします。


余談ですが、ストロボチューナーといえば、
Strobe-On-Stringを持ってたりするんですが、
以前も書いてたように、フロイド使いには向かない代物なんで、
あまり出番がなかったりしてます。

posted by しま | Comment(8) | TrackBack(0) | iPad/iPhone/iPod

AmpliTube 3 FREEのサウンドテスト

2011年05月15日

昨年(2010年)発売された、アンプシミュレータソフト『AmpliTube 3』ですが、
音源製作日記の『メタボー』さんより、
無料版が出ているいうコメントを頂き、早速試してみました。

Amplitube3

■AmpliTube 3 FREE - Custom Shop(メーカーサイト)
http://ikmultimedia.com/amplitubefree/features/

ダウンロードからオーサライズまで、全部英語サイト・・・。

英語に苦手意識バリバリの私は、
途中何度か諦めようかと思いましたが、
なんとかダウンロードしてオーサライズまで完了。
(頑張って、よく読めば何とかなります。)

実際、内容としては、フリー版というよりは、
AmplitubeのiPhone版に近い感じです。

基本となるソフトといくつかのアンプモデリングがフリーで使えて、
もっと色んな種類のモデリングアンプやエフェクターを使いたいときは、
オンラインショップで追加購入していくと言ったところ。

エフェクターとかも幾つか入ってますが、
メインとなるモデリングアンプは以下4種類。

・American Tube Clean 1(Super Reverb)
・American Tube Clean 2(DeLuxe Reverb)
・British Tube Lead1(JCM800)
・Solid State Bass Preamp(オリジナル)

Fenderアンプ2種とマーシャル1種、
最後のベースプリアンプはオリジナルのアンプだそうです。

流石に、アンプメーカーから公認されてるアンプモデルは、
フリーでは使えないようですので、
アンプメーカーのロゴなどは表示されてません。


【デフォルトサウンド】

音のほうです、私が実機のマーシャル使いなので、
一番良し悪しの判断がし易いと思われる、
マーシャルモデリング『British Tube Lead1』を使ってみることに。

セッティングは以下の画像のとおりです。
アンプモデルとスピーカー/マイキングモジュール以外は使ってません。

Amplitube セッティング1

Amplitube セッティング2



スタックマーシャルの美味しい歪みと、
少しモッサリしたローの膨らみも含め上手くシミュレートしてます。

余談ですが、このモッサリ感をブースター等で、
押さえつけるか/押さえつけないかが、
70年代と80年代の使い分けの決めてじゃないかと思ってたり。
ZEPサウンドかRATTサウンドかみたいな。


私が、以前から私がAmplitubeシリーズに持ってる印象として、
かなり『生っぽい』というのがあるのですが、
今回のAmpliTube 3についても、そのイメージから離れる事もなく、
AmpliTubeらしい音じゃないかと思います。

対抗馬のアンシミュであるGuitar Rigは、少し人口的な味付けがあり、
音像はAmplitubeよりハッキリしないものの、
音の倍音成分ガシガシ出るといった感じでしょうか。

後は好みといった所だと思います。

私は、ギタープレイヤーという立場でみれば、
Amplitubeの方が弾いてて心地良いので好きです。

ただ、この生っぽさというのは、
編集の時に邪魔してくれますので、トータルで考えると甲乙つけ難いところ。
逆にGuitar RigやPODは編集が楽です。


【スピーカー/マイキングについて】

以前と比べてマイキングの自由度が上がってます。

これにより、色んな音が作れるようになったのは良いのですが、
例えば、音抜けを良くしたいだとか、ローをもう少し出したいと思ったときに、
マイキングをいじればいいのか、それともアンプのEQを調整するのか、
そういうのが見え難くなってるように思います。

詳しい人は、ここまでがアンプでの作りこみ、
ここからはマイキングの仕事!!とか解るのでしょうが。

実機であれば、『先ずはスピーカーからの出音で音を作りこんで・・・』
となりますが、こういうアンシミュだと、
最初から『マイキングまで含めてトータルでどうするか・・・』なので、
少々とっつき難くなってるように思いました。

ただ、最近はプリセットを使う人も増えてるようなので、
プリセットで好みの音を選んで、それを基準に調整というやり方であれば、
その辺はあまり問題にならないのかもしれません。


【ペダルとの組み合わせ】

フリー版で使えるペダルモジュール関係はちと少なめです。
BOSS SD-1やTS808などの定番ペダルなどは、
『とりあえず買え!!』的な感じになってます。

この辺は商売でやっている以上仕方ないかなと。
なので私は、実機を使ってみます。(毎度のメーカー泣かせです)

■SD-1(実機)+JCM800モデリングサンプル
セッティングは以下の画像参照してください。
スピーカー/マイキングの設定は最初のサンプル音源と一緒です。

BOSS SD-1 セッティング

Amplitube セッティング3


バッチリ、懐かしの80s'サウンドです。
前記したモッサリ感は消えタイトなサウンドになりました。


【最後に】
こういう音を無料で使わせてもらえるってのは有難い限り。
実際、完成度はかなり高いなぁ・・・という印象。

こういう完成度の高いモデリングアンプをいじってると、
真空管の製品供給の安定性などの問題もありますし、
いずれモデリングアンプが主流となる時代が来る可能性も、
正直否定できないところもあるんじゃないかと思います。


それにしても、このオンラインでのモデリングアンプのバラ売りは憎いですね。
私はついつい、ソルダーノのSLO-100のアンプモジュールを買ってしまいました。
これもかなり良い音で鳴ってくれてますんで、改めてレビューします。

私が買ったアンプモジュールは、IK直で日本円で約1,800円でしたが、
日本語サポートが必要な場合は、販売代理店経由で買う形になります。
若干、手数料をとってるみたいです。

各モジュール単品は安い金額ではありますが、
数買うと結構な金額になりますんで、
色々と試してみたいという方は、パッケージのフル版を買った方が安いです。
後は電卓片手にどっちがお徳か計算・・・って感じですかね。
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


今回のバージョンアップで、
以前より機能が上がってる分、処理の方は重くなっているようです。

数ヶ月前にオーディオインターフェイスを買って、
『1msまでレイテンシを問題なく落とせるようになったぜ!!』なんて思ってましたが、
私のPC環境(4年使用)でAmplitube3を使うと、
2msecぐらいまでレイテンシを増やさないとプチノイズが出ました。

そろそろ私のPCも、延命処置を施さないと厳しそうです。orz


【関連記事】
AmpliTube3 SLO-100のサウンド
・Ik Multimedia AmpliTube Fender(レビュー)-01
・Ik Multimedia AmpliTube Fender(レビュー)-02
・Ik Multimedia AmpliTube Fender(レビュー)-03
・Ik Multimedia AmpliTube Fender(レビュー)-04



『○○にしては良い』という評価

2011年05月12日

最近ちょっと思った事です。

先月末から、フリーのVSTプラグインにハマってしまって、
幾つかダウンロードして使わせてもらってます。

その辺もまた、記事にしていくつもりではあるのですが、
今回の記事は、VSTを探す過程で思った、私の主観的記事です。

フリーのVSTを探す旅をネット上でしていると、
よく『フリーにしては良い』という評価を見かけます。

これについて、ちょいと気になったんですが、
フリーにしては良いということは、
製品版と比較すると使えないという事?

この言葉って、製作者側がストレート受け止めると、
『所詮フリーウェアです。』的な意味合いが含まれてしまう気が・・・

私の勝手な推測で申訳ないのですが、
恐らく、書いた人はそんな事は思ってないと思いますし、
下手すると、製品版は使った事もなかったりするんじゃないかと。

使ってみて良いとは思うけど、
製品版とか使った事ないし判断できないのよね。

もし良いって書いて、
『これで良いって思ってるの?お前の耳腐ってるんじゃないの?』
なんて、突っ込まれたらどうしよう・・・・。

そんな不安の表れなのかなぁ・・・・なんて。

実際、多分私も何度かこういう表現を使った事がある気がします。
それは、正直反省する所です。

なので、

良いと思ったら、良いで良いじゃん!!
お前の耳腐ってるよ!!って言われても、
言った相手の耳が腐ってるかもしれないわけやん!!



そんなスタンスを、今後このブログでは貫きたいです。
音の良し悪しなんて、所詮主観なんですから、
誰かが良いといったものが、
万人が良いと言う事なんかないと思います。

プロとしてやっていこうとするならば別ですが、
趣味でやってる分には、
自分が最高と思う音が最高の音で良いと思うんです。

ぶっちゃけ、私のブログ記事は全部主観です。
ギター歴はそこそこありますが、素人以上でも以下でもないです。
なので、好き/嫌いが判断できるように、
お粗末ながら、音源の方を掲載させてもらってます。


勿論の事ながら、皆がこんなひねくれた
言葉の使い方をしてるわけではなく、
本当に、フリーとしては良いって思われている
フリーウェアもあるかと思います。

しかし、それならそれで、そんな無関心な言い方よりは、
『悪くないけど、製品には及ばず。次に期待。』等とハッキリ書いた方が、
読んだ製作者の方はモチベーションを上げれるのかなと。
“次に期待”ってところが、製作者への愛です。(笑)


思えば、高校生の頃とか、
『高校生にしてはギター上手いよね』なんて褒め方をされて、
内心カチンときた事があったなぁ・・・。(笑)

そんなところで、
見てて気になったし、私も今後は気をつけよう・・・。

といった話でした。



さてと、
今日はフリーのENGLのアンシミュのテストでもするか・・・(;´Д`)'`ァ'`ァ

posted by しま | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記

Dunlop ZW-45 レビュー

2011年05月11日

最近入手したワウペダル、
元オジー・オズボーンバンドの『ザック・ワイルド』のシグネチャーモデル
Dunlop ZW-45 Zakk Wylde Signature Crybaby Wahです。

ZW-45

色々と訳ありの品ではありますが、
私の手元にきたという事は、それもまた縁かなと。

以前私が使ってたワウは、
IbanezのWH10(グレーモデル)だったんですが、
機材の良し悪しが解らなかった高校生の頃、
新しい機材を買う軍資金にする為に売ってしまいました。

今思えば、かなり勿体無い・・・。

それから今まで、ワウを持ってなかったんで、
実に20年ぶりのワウだったりします。

【1.サウンドレビュー】

私の過去の話を続けても仕方ないので、
本題のZW-45のレビューの方に入っていこうかと思いますが、
なにせ私が、他のワウの使用キャリアが短いんで、
主観における比較対照が微妙です。

実際、良いワウだとは思うんですが、
ワウについて経験値が不足してるので、
アレコレ言うよりも、音源の方で判断してもらえればと。

■歪系
Guitar(Heartfield)→ZW-45→RAT→
Marshall JMP-1→Palmer PGA-05


■クランチ
Guitar(Strat)→ZW-45→MXR Distortion+→
Marshall JMP-1→Palmer PGA-05


■クリーントーン

Guitar(Strat)→ZW-45
Marshall JMP-1→Palmer PGA-05


(※全音源、リバーブはMarshallからRoland GP-16をループ)

ザック・ワイルドのシグネイチャーという事で、
ザックのイメージからくるブラシーボもあるかもしれませんが、
かかり具合は、なんとなくエグい印象です。

ただ、エグイとは言ったものの、
歪ませてガシガシ使うだけのワウ・・・でもないように思います。
全然、クリーントーンでの使用にも問題ありません。
その変は、ルーツにカントリーミュージックもつ、
ザックのシグネイチャーモデルだなぁ・・・という気がします。

今回アップしたクリーンの音源は、
アンプの設定は完全にクリーンにしてましたが、
ワウを踏むと少しだけ歪んでしまってる気もします。
若干、ブーストされてるんでしょうか。


このワウペダルの販売用の広告文には、
『ダウンチューニング用』と書かれてたりします。
ユーザーを限定しちゃうような広告文って、
ちょっと微妙な気がしないでも・・・

私は普通にレギュラーチューニングで使いましたが、
特に問題は感じてませんでした。


【2.音痩せについて】
ワウペダルでよく問題になる音痩せについてです。

Crybabyのシグネイチャーシリーズだと、
元ガンズ&ローゼスのスラッシュモデルは
トゥルーバイパスになってるそうですが、
このZW-45は、トゥルーバイパス設計ではないです。

その為、音痩せは若干ありますが、
個人的には、このレベルの音痩せなら、
気にすることもないように思います。

■ワウ未接続
Guitar→RAT→Marshall JMP-1→Palmer PGA-05


■ワウ接続
Guitar→ZW-45(OFF)→RAT→Marshall→Palmer PGA-05



良く聴かないと解らない程度です。
当のザック本人も、あまり気にしてないようで。

海外の画像掲示板で見つけた、
ザックの足元と思われる画像

ザックワイルド ペダルボード

私が、ちゃんと英語が理解できてないもんで、
本当にザックの足元か?
という微妙な感じもありますが、参考までに。

それともしかするとですが、
ザックはローインピーダンス信号のEMG使いですし、
あまり音痩せしないのかもしれません。


【3.その他】

このモデルにいたっては、音の良し悪しもありますが、
塗装もしてない剥き出しの鉄の塊が足元にあるって、
ちょっとロックな感じがしてテンションが上がります。

MORLEY等のハイテクワウも、便利そうで良いと思いますが、
見た目のロック感なら、他のどのワウにも負ける気がしません。

ロックギターって、テンションを上げて弾かないと、
良いプレイって出来ないと個人的に思ってますから、
そういう選択もありかなと。(笑)

見た目と言えば、ZW-45のバックパネルには、
ザックがレコーディングでZW-45を使った曲のリストが載ってます。

ZW-45 バックパネル

ザックファン向けの、ちょっとしたサプライズといったところでしょうか。


最後になりますが、BOSSの9Vアダプターは、
コネクタ周りのゴムサイズが大きすぎて
ZW-45には使えませんので、
これから入手するつもりの方はご注意を。

Ibanezの9Vアダプターは普通に使えます。


私事ですが、現在、地元福岡及び東京で活動してる、
THE BLACK RUSSIANというバンドのヴォーカリスト
NEW君とコラボレーションで音源を作ってます。

その音源で、早速ZW-45を使いました。

音源の方は現状製作中の音源ですので、
アップしましたらこのブログ上でも公開いたします。
(珍しく、ヘヴィロック的なギターを弾いてます。)


ワウはあると無性に使いたくなります。
というより、無駄に使ってしまったりもします。
自制するのが結構大変です。



あと、これはお遊びでやってみました。
ワウとディレイを使ったスペイシーサウンド。



(※写真は楽天ショップへのリンクです。)

アウトボードへのループ

2011年05月09日

オーディオインターフェイス内で、
アウトボードへ信号をループできるように設定しました。

RME FIREFACE
を買ったときから、
ずっと、こういうシステムにしたかったのですが、
ラインケーブルが不足していて、
そのケーブルを作れたのが先日だったもので、
ようやく、組換えれたといった感じです。

RME FIREFACE

何かとケーブルはイッパイ。


MACKIE

デフォルトでループさせてるのは、
MACKIEのミキサー。


ループ内のミキサーをリバーブなどのエフェクトに置き換えも出来ますし、
ミキサーのエフェクトループにエフェクトを刺して、エフェクトの並列処理も可能。
また、ギターを生音で録ってDIをかまし、
ギターアンプをループさせれば、リアンプも出来るようになりました。

後は、逆にループをオフにして、
DAW上でチャンネルストリップのプラグインを使うなんて事も。

これで、かなり自由度が増え、
夢が広がりんぐ。(笑)


図解すると今のシステムはこんな感じです。

システム図解


直列で接続してた時よりも接点が増えるので、
もしかして、音痩せしちゃうかなと思ってたのですが、
ラインレベル(+4db)で接点が一つ増えたぐらいじゃ、
聴覚上はほとんどわからなかったです。

耳の肥えた人なら、気付くかもしれませんが、
自分で解らないなら、そこまで気にする必要はないかなと。

■非ループ



■MACKIE ミキサーループ



普段使ってる音で録っちゃいましたが、
少し歪みを控えた方が解りやすいのかもしれません。
大音量で聞くとハッキリと違いがでますが、
ミキサーを通した方が音が太くなってます。

微妙な隠し味的な音の変化は、
以前のMACKIEを購入時に行なったテストと、
ほぼ同じような結果です。

ひとまず、理想の録音システムに
一歩近付いた感じです。


残すは電源周り・・・・

現状、TEACのディストリビューターは使ってますが、
それ以前に、うちのアパートは築40年弱。
勿論、アースなんぞ付いておりません。

工事するか、引越しするか・・・。


最近の事

2011年05月06日

この連休で、久々にまともに休みが取れてます。
折角時間が出来たので、
セコセコとラインケーブルを作ってました。

ケーブル自作

作ってる途中で集中力を失って、
ネット始めたり、飲み物を買いに行ったりなんかしてたら、
たかが5本作るのに約5時間・・・・。

何やってるんだか。orz

最近は少し慣れてきて、
大分綺麗に作れるようになってきた気もします。

が、やはり面倒なものは面倒。
面倒と思うから、余計に作業に集中できず、
無駄に時間だけが過ぎていく・・・。

ライン/マイクケーブルにも、
George L'sみたいなのがあれば良いのですが・・・。

ケーブル作って何をやるんだって所ですが、
ちょっと先の話になると思いますが、
リアンプなんつうものをやってみようかと考えてます。


あと、いつもコメントを頂いてる、
音源製作日記の『メタボー』さん
Amplitubeのフリー版が出たとの情報を頂いたので、
早速ダウンロードしました。

■AmpliTube 3.5、AmpliTube 3Free リリース
(販売元公式サイト)

http://www.minet.jp/support/content/view/487/36/

これ、フリーというよりは、
モデリング買い足し式のソフトなんですが、
フリーで使えるモデリングアンプがかなり出来が良かったので、
ついつい我慢できずに、販売分のアンプモデルを買ってしまう始末。

節操ないです。

この辺もまた、レビューしていくつもりです。


MAGUMI AND THE BREATHLESSのライブ

2011年05月04日

レピッシュのVoである、MAGUMIさんのバンド『THE BREATHLESS』と、
同じくレピッシュのGu、杉本恭一さんのバンド『The Dominators』が、
現在、ツアーで回っています。

以前何度かこのブログでも紹介した、我が師匠というか大先輩というか、
そんな存在のギターリスト『永井秀樹さん(サッカー選手ではない)』が、
MAGUMIさんのバンドに参加してることもあって、
CDも買って、福岡でのライブに参戦してきました。

delight
(タワレコ限定販売です。)

どちらも、私が普段聞いてるジャンルのバンドではありませんが、
ライブに行って、色々と勉強になりました。

ギターももちろんですし、MAGUMIさんのステージングからMC、
The Dominatorsのグルーブ感。天に向けて突き上げられる観客の手。

そして、飾らないカッコよさ・・・。

私がまだロック少年だった頃に見た、
熱いロックの姿が、現代でも残ってたことが嬉しい。


実はもう、こういうのは見れないんじゃないかと、
段々、懐古主義に走りつつあった今日この頃。 (歳だなぁ・・)
(博多の客は特に大人しいと言われますし・・・)

観客とステージが一体になる熱いライブってのを見たのも久々ですし、
ホールやアリーナでは味わえないハコの良さを実感したのも久々です。

ミュージシャン風アイドルや、
何故かライブはグダグダという噂のミュージシャン達がヒットチャートを賑わし、
ロックミュージック自体、最近はずっと下火ですが、
まだまだ、ロックは健在だなと。

アースシェイカーやラウドネスも最近ハコで演ってますが、
こんな感じなんですかね、ちと行ってみたくなりました。


ハコを出るときは、ちょっと懐かしい気分になってました。
水野晴郎風に、何か言いたくなります。

いやぁ、ロックって・・・

やめておこう。
ネタにもならないし、ウケるとも思えない。


後は東京でのライブが今週末にあるようですので、
興味がある方は是非。


【5/7(土) 下北沢CLUB251】
OPEN 18:30 / START 19:00
チケット: 店頭、チケットぴあ(Pコード:133-446) ローソンチケット(Lコード:75010) イープラス
入場順:店頭→プレイガイド (問)CLUB251 / 03-5481-4141

料金:前売¥4,000 当日¥4,500 (税込・ドリンク代別)



正直、この曲はツボでした。
哀愁のメロディーにはどうも弱い。

サンタナとかデイヴ・メニケッティのギターも、
同じ理由で心を鷲掴みされてしまいます。


posted by しま | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽全般

予算ゼロで使うソフトウェアアンプシミュ

2011年05月02日

折角ノートPCを入手したので、
一応、この子にもフリーのGuitar Rigを入れてみました。
今回の記事は、予算をかけずにどの程度の音が出せるかと、
そんな感じのテスト記事です。


古いPCは持ってるけど、
オーディオインターフェイスは持ってないし、
今後も予算を割り当てるつもりはない。
でも、とりあえずアンシミュは使ってみたい。

そんな方には良いのかな、といった内容の記事です。


ちなみに、今回の使ったマシンのスペックは
こんなスペックです。

CPU:Mobile Intel Pentium 4M 2.2GHz
メモリ:640MB/HDD:40GB


完全に2000年代前半のスペックですが、
単体でGuitar Rigぐらいなら、なんとか動きそうな気がします。


【01.ソフトウェアの導入】
フリー版もオンライン認証(オーサライズ)する必要があって
ちょっと面倒ですが、入れてしまえば、
これだけのものがフリーで使えるってのは、
かなり美味しいなと思います。

インストール後、最初の起動の時に、
三つのボタンが並びますので、
フリー版として使う場合は、 一番右をクリックします。

GUITAR RIG 4 PLAYER(FREE)
http://www.native-instruments.com/#/jp/products/producer/guitar-rig-4-player/

あと、認証やアップデート用のソフトも同時にインストールされますが、
マシンパワーが非力で、こんなの常駐させるのは嫌だ!!って場合は、
インストール後にアンインストールしても大丈夫みたいです。


オーディオデバイスは、
今回は、PC内臓のオーディオデバイスを使います。
なので、ASIO 4 ALLをインストールします。
(ASIO未対応のハードでASIOを使えるようにするソフトです。)

■ASIO 4 ALL
http://www.asio4all.com/



【02.ギターの接続】

オーディオインターフェイスを使わない以上、
ノートPCの入力端子を使用するんですが、
LINE INが付いてれば、そこに繋ぐのが無難です。

私のは、MIC端子しか入力端子が付いてなかったので、
無理矢理ここにギターを繋ぎます。

しかし、LINEとMICじゃ電流量などが違いますので、
まともに音が出る事なんぞ期待してません。
ただ、流石に直にギターってのは
インピーダンスまで違いますし
プラグ形状も当然違いますんで、何か挟みます。

ミキサーがあればそれを挟むのが一番手っ取り早いです。
BOSSのMICRO BRでも良いですし、
一般的なミキサーのオーディオ(TAPE)アウトを利用しても良いです。

で、私の持ってるミキサーは・・・MACKIE

で、でかすぎ。Σ(´Д`|||)
ってか、オーディオインターフェイスと同じで、
繋ぎかえるの面倒っす。

ZOOM PS-04

なので、ZOOMのPS-04を使いました。
今回は、アンプはGuitar RIGを使いますので、
PS-04のアンプシミュ/エフェクト機能はOFFにして、
ギターの音をダイレクトに出します。


【03.OSの設定】
Windowsのタスクバー右下のスピーカーアイコンをダブルクリックして、
オーディオミキサーを開き、
ギターを繋いだデバイス(今回の場合MIC)の音量を、
とりあえず全開。

ボリュームコントロール

あとは、接続した機器の出力レベルを、
0から歪まない程度までゆっくり上げていって、
調整してあげれば準備OK!!

Guitar RIG セッティング

そしてGuitar Rigを起動して、セッティングを開き、
再生/録音にASIOドライバを選択。
あとは、 このマシンだと96khz/24bitはキツイかなという事で、
サンプリング周波数を44.1khzに設定。

多少レイテンシはありますが、
バッチリ、音は出ます。

が・・・

ノイズはちょっと酷すぎ。
まともなレコーディングにはちと使えない気がします。



でも、Guitar Rigの録音機能で録音も出来ますし、
遊ぶ分には十分遊べます。