今回はamplitube3のSOLDANO SLO-100のレビュー記事です。
SOLDANO SLO-100は、amplitube3導入後に、
IKのCustom Shopで追加購入するアンプモジュールになります。
パッケージ版には最初から入ってるアンプモジュールですが、
FREE版では有料追加モジュールになります。
【※追記】
パッケージ版には入ってるモジュールと認識してたのですが、
どうやら、パッケージ版でも追加で買わないと入らないようです。
(メタボーさん、ご指摘ありがとうございました。)
これ、実際は先月に追加購入していたのですが、
今月に入って、メーカーお勧めの組合せとなる、
MESA/Boogieのスピーカーモジュールも買いましたので、
レビューの方をしてみたいと思います。
先ずはサンプル音源。
■歪系サウンド

再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
■クリーントーン
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
■クランチ
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
スピーカー/マイキングのセッティングは、
本来、代えた方が良いのでしょうけど、
今回のテストでは、全部の音共通です。
MESA/Boogieの4×12のスピーカーモジュールを使い、
スピーカーエッジにMD-421を立てたのを基準にして、
センターに立てたSM57で、ハイ域を補正する感じです。
アンビエント設定は、広がりは少なめのAmp Closetに設定して、
DAWのトラックにSENDエフェクトとして軽くリバーブをかけてます。
(アンビエントを増やすより、こっちの方が具合が良かったので。)
今まで、PODやらZOOM、そしてVOX amplugと、
結構な数のソルダーノシミュを使いましたが、
キラキラした高域と腹に響く重低音は、
他のシミュと比べて少し弱いので、派手さは控えめという印象です。
(もしかすると、私のマイキング設定が下手なのかもしれませんが。)
その為、感じとするとドライ寄りのマーシャルっぽい音です。
ただ、PODのソルダーノシミュはミッドが弱く基本ドンシャリ。
ZOOM PS-04はデジタル感が強い、
VOX amplugはTONEとGAIN以外にいじれるものがない。
そういう部分も含め、総合的に考えると、
今まで私が使った事があるソルダーノシミュの中では、
一番出来が良いように思いました。
ここまで、あくまでもギターリスト視点での感想です。
私は、ギターリストが持ってるアンプのイメージと
エンジニアが持ってるアンプのイメージってのは違うと考えてます。
エンジニアの方は、勿論の事ながら、
マイキングやミックスも含めての音作りをしますが、
ギターリストって、マイキングのポジションに耳を持っていって
音を聞く機会ってあまりありません。
練習の時は、スピーカー上から音を聞くことが多いでしょうし、
演奏する時は、スピーカーから離れて音を聞くことが多いです。
なので、私もそうなのですが、
『箱鳴り』や『反響音』などの音に、
アンプのサウンドイメージが偏ってる気がします。
その辺を考慮すると、amplitube3のSLO-100モデリングについては、
先に派手さはないと記しましたが、
PAを通すとこういう音かな?という印象の音でしょうか。
90年代にエリック・クラプトンや
エディ・ヴァン・ヘイレンが使用して話題になったSLO-100ですが、
今では実機は滅多に店頭に並んでるところを見る機会がありません。
今回、実機との比較などもできればよかったのですが、
残念なことに、私も実機は扱ったことがないので、
その辺はテスト音源を参考にしてもらえれば幸いです。
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