以前の記事で少しふれてました、
BOSS SD-2(DUAL OVERDRIVE)のレビューです。
1ペダルで2チャンネル仕様というちょっと珍しいペダルです。
これ、結構フィルター感が強いんで好みは分かれると思うんですが、
かなり良いです。
感じとしては、リードチャンネルはSD-1よりもゲインを上げた感じに、
少しOD-2(Turbo Overdrive)のフィルター感を追加した感じと言えば解りやすいでしょうか。
OD-2ほどの癖はないんですが、SD-1よりも癖が強いです。
ミッドがごいっと持ち上がった感じです。
近年のコア系の音楽等をするにはゲインが足りないかもしれませんが、
80〜90年代初頭ぐらいのゲインはこれ一つでバッチリ稼げます。
私の場合、70〜90年代の音楽がメインなんで、
SD-2があれば歪まないアンプでもまったく問題なし。
クランチチャンネルの方は、
テレキャスのカッティングサウンドあたりを狙ってるんでしょうが、
ちょっと音が軽すぎると言うか、若干わざとらしい気もします。
でも、これはこれで、面白い音だなという印象。
常用はちょっとキツイかもしれません。
恒例のサンプル音源ですが、
歪み系の音だとJCで使った方が解りやすいのではと思って、
アンプはGuitar RigのJCエミュレーションを使いました。
↓
【SD-2(リードモード)+Guitar Rig(JC-120エミュレーション)】
(セッティング:LEVEL 12時/TONE 2時/DRIVE 12時)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【SD-2(クランチ)+Guitar Rig(JC-120エミュレーション)】
(セッティング:LEVEL 12時/TONE 1時/DRIVE 3時)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
(※使用ギターはいつものHeart Fieldでリアピックアップを使ってます)
(※JC-120のセッティングは、B:6〜7 M:10 T:10です。)
(私がJCを使う時はだいたいこれ。あとはギターに合わせて微調整するぐらいです。)
今回はエミュレーションでやってますが、
実際に先日スタジオに持ち込んで実機で使ってみた時の印象と
ロー側のレンジが実機より狭いぐらいで、
基本的な音の印象はほとんど変わりません。
実機でも音がガツンと前に出てなかなか存在感のある音が作れます。
ただ、チューブ感だけはどうしようもないんで、
そのうちチューブのマイクプリを間に挟んで使ってみたいと思ったりはしてます。
現状、 かなり気に入ってます。
そんなところで、
次回の記事ではブースターとしての能力の検証をやります。