新しく導入した音源『YAMAHA MU500』ですが、
なかなか良い感じです。
以前から使ってたRoland SC-55もサブ機として繋いでますが、
どうもこっちの出番はなくなりそうな気配です。
93年発売のSC-55mkIIと同じエンジンのSC-55STと、
99年発売のMU2000と同じエンジンのMU500じゃ、
その間6年間の時間があるわけで、
流石に音の方も随分違います。
そうなると、現行のDTM音源である
SonicCellやら
SD-50になると、
(リンク先はメーカー商品ページ)
また別次元の音という印象になってると思いますが、
まぁ、そこは上を見たらキリがないんで。
ちょっとMU500のテストがてら、
ブギ的なリズムのオケをサンプルで作ってみました。
テスト用に作ったので、打ち込んだだけの素の音です。
■MU-500
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
ドラムはナチュラルキットを使用。
ベースはピックベースの音色だけだと、
スチール弦がバッチンバッチンと響く感じがないので、
隠し味程度にスラップベースの音色を混ぜました。
このナチュラルキットのドラムの音色はかなりお気に入りです。
多分、今後の音源はこの音色をメインで使うことになりそうです。
まったく同じ譜面をSC-55に演奏させるとこんな感じになります。
↓
■SC-55
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
今まで制作してた音源は、
これにコンプとリバーブで処理を入れてたんですが、
あからさまにドラムとベースだけ取り出すと、
音質のチープさが顕著にでてしまう結果となりました。
最後に、参考までに現代の音源事情ですが、
それなりのソフトウェア音源ですと、
この辺のDTM仕様のハードウェア音源よりは段違いです。
私が使ってるDAWソフト“SONAR”に付属のドラム音源
『Session Drummer 2』を使って比較用に同じ譜面を演奏させたものです。
ベースもSONAR付属の音源から適当に選んだヤツです。
↓
■Session Drummer 2
再生できない場合、ダウンロードは🎵
こちら
生のドラムの音に近いです。
ドラムセットの前で聴くドラムの音といったニュアンスでしょうか。
これもまた、前者の2つとはまったく別次元の音という感じですが、
生音に近い分、ある程度ドラムの音を編集するスキルを持ってないと、
扱いが難しそうな気がします。
前の記事にも少し書きましたが、
基本的に、DTM音源はCDで聞く録音/編集後の音、
ソフトウェア音源やプロユース機器は生音と、
目指してる方向が違うというイメージは個人的に持ってます。
もちろんメーカーや商品によってそうじゃないものもあると思いますが。
ここまで、使用頻度が高いドラムとベースの音でチェックしましたが、
MU500の音色数は1396音色・・・。(多すぎ)
正直、全部を把握するのってちょっと時間がかかりそうです。
DTM音源という性質上、GMやXGフォーマットの関係で仕方ないのでしょうが、
使える音を厳選してくれると助かるってのはあったりします。
今回、音源にはしてませんが、
今のところストリングス系やブラス系の音が気に入ってます。