EMGの18V化テスト<検証編>

2013年01月28日

前回の記事に引き続き、
EMGピックアップの18V化テストです。

今回はサウンドテスト。
先ずは音源と波形です。


【DRIVE】

EMG 18V化 波形


■18V

■9V




【CLEAN】

EMG 18V化 波形

■18V

■9V



クリーンが若干歪んでるのはご愛嬌。
随分ゲインは絞ったのですが、アンプ前段で軽くクリップしちゃってるようで。
また、歪みのサンプル音源の方も、かなりゲインは少なめ設定ましたが、
それでも歪みすぎてしまいました。

EPブースターを繋いでるというのもあるとは思いますが、
どうにもEMGは良く歪みます。

結果としては、家庭で出せる音量での出音では、
変化が正直なところわかりません。
ヘッドホンで音量を上げてよく聴けば解るかなといったところ。
歪みにいたっては、波形で確認してもあまり変わらないレベル。

巷で言われてる『レンジが広がる』については、
ダイナミックレンジではなく周波数レンジが広がってる感じです。
なので、コンプ感というEMGのメリットでもありデメリットでもある部分は、
全くといって良いほど変わりません。
波形を見ても解るように、
クリーンでもしっかりコンプがかかったような波形になってます。

もう少しジャキッとエッジが立って欲しいのですが、
今回扱ったEMGが旧式だからなのか、
残念ながら期待してたほどの変化はありませんでした。

自分の事例だけでは何とも断定できませんが、
『激変』は言い過ぎという気がします。

結果として、良い方向にはいってると思うのですが、
『この程度の変化の為に、態々予算をかけてザグリを広げるか?』
と言われると、少々、躊躇したくなる。

なので、しばらくはこれで使います。

EMG 18V 外付けバッテリー

バッテリー外付けです。

見た目はかなり悪いですが、
持ち出す予定も今のところありませんし、
見方によっては、エディ・ヴァン・ヘイレンの
フランケン的でカッコイイ気もしないでもない。

他の改善をやった後、
予算に都合がつようであれば、
ザグリを入れて電池を収納してあげるつもりですが、
優先順位としては一番最後に回します。


【関連記事】
・EMGの18V化テスト<準備編>

EMGの18V化テスト<準備編>

2013年01月27日

以前のレビューで、
音の分離感とアタック感が不足してると書いたRBM1Sですが、
改良計画第一弾として、EMGの18V化を試みてみます。

EMGピックアップは18Vで駆動させると、
レンジが向上しレスポンスがよくなるという話ですが、
現状のRBM1Sの不満点から考えると、
一般に言われてる18V駆動のEMGの話しのままであれば、
音の方向性はドンピシャ。

私は18V化されたEMGを扱ったことがないので、
とりあえずやってみようという魂胆。

RMB1S キャビティ内

ともあれ、このギターはキャビティに余裕がありません。
その為、実際に18V化するとなるとザグリを入れる必要があります。
ザグリを入れた後に、いまいち求める方向性と違ったとなると、
後の祭りなので、テスト用にちょっとパーツを作成します。

準備するものは9V電池のスナップを三つ。
これを赤/黒の配線を交互に繋ぎます。

9V電池 スナップ

繋ぎ方は、小学校で習う理科の実験と同じ要領で、
チューブを削いで、捻って繋ぐだけです。

スナップ接続

念のために接続部分は半田付け。

EMG 18V化用 小道具

後は絶縁のためにビニールテープを巻き、
スナップに9V電池を2つ接続して、
空きのスナップとギター側の電池スナップを接続。

EMG 18V化

これでEMGのサーキットに18Vの電圧が流れます。

裏蓋のネジをゆるめにして、
蓋の隙間から電池スナップを出しました。
見た目はかなり悪いです。
気に入ったらザグリを入れるつもりなので気にしません。

このやり方、何となく閃いてやってみてますが、
検索かけてみると結構みんな同じ事をやってるようです。

思いつくことは一緒か。

今回は準備編という事でここまで。
次回、サウンドレポートの方をまとめます。


【関連記事】

・EMGの18V化テスト<検証編>

いつもとは違うR・ブラックモアモデル

2013年01月24日

フェンダーのTwitterで知りましたが、
私が敬愛するギターリスト『リッチー・ブラックモア』の、
トリビュートモデルの予約が開始されたみたいです。




■Ritchie Blackmore Tribute Stratocaster(英語)
(フェンダーオフィシャルサイト)

http://www.fender.com/guitars/stratocaster/ritchie-blackmore-tribute-stratocaster/

リッチーモデルといえば、
ホワイトのボディにローズウッド、
そしてピックアップのみブラックという仕様が有名ですし、
今までもそういったモデルは何度か発売されてきました。

しかし、今回はあえてのディープパープル2期あたりの仕様。

リッチー・ブラックモア トリビュート ストラトキャスター
(※画像はオフィシャルサイトから引用)


一般的な‘68ストラトと違う点は、
・ペグがシャーラー製
・フレットがミディアムジャンボ
・極太アームバー
・リアピックアップがトーン回路をバイパスされてない


そんなところでしょうか。

今までのリッチーモデルのように、
センターピックアップがダミーになってたり、
指板がスキャロップ加工されてたりはしてないようです。
また、‘68ストラトがベースなので、
ネックジョイントも三点止めではなく4点止め。

このマニアックさはたまらない。

いつも謎だらけのリッチーの語録の中に、
『黒のストラトキャスターはよく歪む』的なものもあるのですが、
実際のところカラーがサウンドに影響するわけはないので、
当時のストラトのピックアップは、
出力に個体差が結構あったのではないかと思ったり。

このモデルも、ピックアップはハンドワイヤリングのようで、
やはり個体差はありそうな気がします。
(英語力に自信がないので、違ってたら申し訳ないです。)



レインボー後期〜再結成ディープパープル時代の、
リッチーのトレードマークになってるあのストラトも良いですが、
私はやっぱり、これが好きです。


いつか、もっと収入が増えて、
生活に余裕が出たら買いたいなと思ったりもしますが、
どうやら、2013年限定の受注生産だそうで・・・。



ボリューム/トーンノブの目安

2013年01月21日

今回の記事のネタは、
わりとどうでも良い話かもしれない。

ストラトキャスターやレスポールのトーンやボリュームのノブは、
数字が表記され、おおよそ何処の位置になってるか解るようになってます。

ノブいろいろ

私はボリュームノブを小指で操作する事が多く、
この手のノブは小指で操作した際の操作感がどうも馴染めず、
ストラトのノブをテレキャスターのものに変更してます。

コントロールノブ

ビンテージタイプのドーム型ノブです。

しかしテレキャスターのノブはストラトのノブと違い、
数字なんて書いてないので、
どのポジションにあわせてるのかサッパリ解らない。

ハム系のギターでハードロックやらメタルをやる時は、
ボリュームもトーンも基本はフルアップですし、
せいぜいクリーントーンの時にボリュームを少し絞るぐらいなので、
これでもなんの不自由もありません。

むしろ、ハードロックに情熱を燃やしてたギターキッズを卒業し、
ハードロック以外のジャンルも弾くようになった際、
ギターのトーンの摘みをいじらないといけない事に、
カルチャーショックを受けたぐらいです。

ともあれハードロックやメタル以外のジャンルをプレイする際は、
ギター側のコントロールがシビアになるので、
このボリュームやトーンの摘みが、
どの位置まで回ってるのか解らないままでは厄介です。

結構最近まで、その厄介な状態のまま、
勘を頼りに音作りをしてたりしたのですが、
正直、面倒になってきたのと、これでは毎日違う音が出てくれます。
(それはそれで毎日が新鮮で良いかもしれないが。)

それで、摘みを固定するネジ位置を全部合わせました。

ノブを外した時のシャフトの切れ込みと、
六角のナットの角を目安にセンター位置を確認してノブを装着。

コントロールノブ 位置確認

あくまでも目安程度なんでアバウトで。

解りやすいように、ボリューム/トーンの両方とも、
ネジが真上(自分の方)を向いた時が5ぐらいの位置に合わせる。

コントロールのノブ 位置

これで、全部絞ったとき/開いたときは、
もちろん全て同じ方向にネジ位置が向きます。

コントロールノブ 位置

ちょうどネック側を向いたときが7〜8、
真後ろを向けたときが2〜3あたりになるので、
かなり解りやすいです。

随分、面倒から開放されました。

この方法、なんとなく思いついたやり方でしたが、
もしかして既にやってる方も多いのかなとも思ったのと、
固定ネジが付いてない差し込み式のノブにはまるで使えない技です。

とりあえず記事にはしてみたものの、
ネタとしての需要は低そうな気がしてますが、
自分がやった事のメモとして置いておきます。



チタン製フロイドローズについての考察

2013年01月18日

チタン製のフロイドローズが発売されてた事を最近知りました。
昨年(2012年)発売されたんだと思いますが、

あまりにも気になったので記事にしてみたものの、
現状で特に何らかの情報を持ってるわけではありませんので、
今回の内容はあくまでも机上論です。


チタン製フロイドローズ
(※画像はUSAフロイドローズ社サイトのスクリーンショット)

■Floyd Rose Ultimate Titanium Tremolo
(輸入元オフィシャルサイト:ESP)

http://www.espguitars.co.jp/parts/floydrose/ultimateTitanium/index.html

完全受注生産のようですが、
価格はなかなか強気。

原理からするとチタンは鉄よりも硬い材質なので、
弦振動をより効率的にボディへと伝える事と、
振動を殺さない為サスティーンが伸びるといったところか。

気になるのは重量。
チタンは鉄よりも軽いということ。

ブリッジがフローティング状態の場合は、
ブリッジは重ければ重いほど安定し、
安定すれば振動ロスが減りサスティーンが稼げる。
また、材質についても硬いほうがロスが少ない。

近年は、フロイドローズ純正のサスティーンブロックは
ブラス材に変更されましたが、
ナイトレンジャーのブラッド・ギルスが、
あえて鉄ブロック仕様にしてるのも、
その辺が理由だったんじゃないかと記憶してます。

実際、鉄ブロックよりも重いタングステン製のブロックなどは、
サスティーンを稼ぐためのリプレイスメントパーツとして存在する。

その理論で考えると、
軽量のチタンはどうなんだろうか。

硬くて軽量ということは、
ボディやネックに弦振動を伝えやすいと考えるなら、
サスティーンは減っても鳴りはアップするのではと推測。

いわゆるフロイドローズではなく、
もっと木の特性が生きた音がするとか・・・。

サスティーンブロック以外にも、ナットがチタン製の場合は、
軽い/硬いはロスを最小限にして弦振動をネックに伝えそうで
かなり有効のような気がします。

ナット

人柱としてロックナットだけでもチタン製にしてみたい所ですが、
価格が価格なので、ちょっと私は手が出せません。

KTSさんあたりで、
もちょっとお値打ち価格で出してくれないかなと今後に期待します。



ストラトのノイズ対策の緩和

2013年01月15日

手持ちのストラトをちょっといじりました。

以前、ピックアップがテキサススペシャルだった頃、
何かとノイズに悩まされてたので、
ピックガード裏に銅箔のシールドを張った事がありました。

現在ピックアップはHotnoiselessに変えてるので、
そこまでガチガチのノイズ対策は必要ないだろうと考え、
シールド処理を少し緩める事にしました。

先ずはピックガードを外します。

ストラト ピックガード裏

私のストラトはツバ出しの22f仕様にしてしまってるので、
突き出てるフレットがピックガードに引っかかって外し難く、
かなり苦戦をしいられました。

正直なところ、二度とこのギターのピックガードは開けたくありません。
メンテナンス性は最悪です。

銅の錆び

以前、このシールド処理をしたのが6年前。
6年の歳月は表面に錆を発生させてくれてました。

アルミ箔と比較してシールド効果は高いですが、
銅箔にはこういう問題があります。
場合によっては、他のパーツを浸食する事になりかねませんので、
パーツ交換が効くギターであれば良いのですが、
ヴィンテージギターなどには銅箔でのシールド処理は
止めておいた方が良い気がします。

それ以前に、ヴィンテージギターにシールド処理をする事自体、
せっかくの音が台無しになりますのでNGだと思いますが。

今回はどうせ剥ぐので気にしません。

アルミ箔

当初の予定としては、
銅箔を導電率の低いアルミ箔に変更し、
さらにシールド面積を減らすつもりでいたので、
アルミ箔を準備していました。

スイッチ

しかし私のストラトには、
フロント/リアのミックススイッチを増設してて、
これが銅箔の上から樹脂で固定してるので、
現状の銅箔の全てを剥ぐのは容易ではないと判断し断念。

アルミ箔は無駄な出費になりました。
先に確認しておくべきでした。

なので、銅は箔の一部を剥がし、
アッセンブリー周りのみのシールドにする事に。

シールド剥ぎ完成

永い年月で接着面が硬化してたので、
ちょっと剥ぐのがしんどい状況で長期戦になったものの、
なんとか銅箔剥がしも終了。

通常のアッセンブリー周りのシールドよりも、
気持ち広めにしてます。

若干銅箔シールの糊が残ってますが、
見えない部分なので良しとします。

結果です。

■ノイズ比較
【変更前】


【変更後】

(※いきなりノイズが出るので音量に注意してください)


ノイズだけを録音して、同一dbだけ音量を上げてます。
計画通りノイズは増えてくれましたが、
Hotnoiselessがスタックのハム構造なので、
通常のシングルコイルピックアップほど顕著な変化はありません。

ほんの少しノイズが増えた程度で、
それなりのモニター環境なり
モニターヘッドホンで聴かないと解らないレベル。

■音質比較
【変更前】


【変更後】


以前ピックガードのシールド処理をした際は、
あからさまにハイ落ちしたので、
今回はそのハイ落ちしてた部分が戻ってくるかと思ってましたが、
何故か少しだけハイミッドが出て、音が太くなりました。

原因は良く解りませんが、
Hotnoiselessが打ち消してるノイズの周波数帯より低い周波数帯まで、
ピックガード裏の銅箔シールドが効果を及ぼしており、
逆に高い周波数帯のノイズは、
Hotnoiselessのノイズキャンセル機構が効いてて、
シールドを剥がしても変化なしだったのかと勝手な予測。

私も電気的知識が乏しいまま書いてますので、
間違っていたら突っ込んでいただければ幸いです。


理屈はともかく、結果的には良い方向にいったので、
このまま使う事にします。

結論としては、
Hotnoiselessにノイズ対策は必要なさそうです。




Ibanez RBM1S[Part.3]

2013年01月13日

RBM1Sのレビューの最終回です。

今回は私のメインギターであるFenderのHeartField TALON Vと、
音を比較した感想です。

まずは比較音源を作りました。

■HeartField TALON V


■Ibanez RBM1S



【使用機材】
≪Guitar≫→EPブースターBOSS SD-1Marshall JMP-1
Palmer PGA05RME FIREFACE UCMackie 1402VLZ PRO
YAMAHA SPX1000(ミキサーのセンド/リターンを介してリバーブとして使用)


違いがわかりやすいように、
あえて、両方同じセッティングで音を出してます。

RBM1Sは確かに音圧はありますが、
音の分離感がイマイチでアタック感が不足。

HeartField TALONは、
長い事自分好みにチューニングしるというのもあるのですが、
やはり少し物足りない。

この辺については、録音後の編集作業の中で、
コンプをかけたりエンハンサーで処理したりしてる部分でもありますので、
おそらくバンドアンサンブルにおいては、
RBM1Sの方が使いやすい気はします。
他のパートを邪魔する音が少ないといった印象です。

それにしても、弾いて良い音と、
聞いて良い音ってのは、 やはり別物。

弾いて良い音と思えないと、演奏に身が入らないですし、
ことロックにおいては、

『お前の音邪魔!引っ込め!』
『ふざけんな!お前の方が邪魔なんだよ!』

ぐらいの勢いが、多少はあって良いんじゃないかと個人的に。

その問題の音の分離感とアタックについては、
EMGピックアップが持つ、
コンプ感が邪魔してる部分ではないかと推定。
加えてミッドが前に出て音に粘りがある感じは、
マホガニーボディの特性が出てるといったところでしょうか。

そう考えると、一時期のザック・ワイルドなんかも、
レスポール(マホガニー)+EMGですし、
音の方向的には近い気もします。


これに対して当のレブ・ビーチ本人は、
現在、RBM2のブリッジをLO-PRO EDGEから、
フロイドローズオリジナルに変更。

RBM2
(※画像はレブのオフィシャルサイトからお借りしてきました。)

サドルだけ色が違うので、
グラフテックのストリングセイバーあたりのサドルを
付けてるのではないかと推測。

LO-PRO EDGEにはストリングセイバーは使えませんので、
態々ブリッジをフロイドローズに載せ変えて使ってるというところでしょうか。

■ストリングセイバー広告文より
>ビンテージスチールのサドルを使っているかのような深みと
>キレのある音を生み出し、
>結果的にサスティーン効果も向上します。

よりキレのある音になれば音の輪郭もハッキリすると思うので、
レブもまた、こういう部分は気にしてたのかなという気がします。


私はストリングセイバーを使った事がないので、
この広告文どおりかは解りかねますが、
結構、良い評判を聞くので、
どう変わるのか、かなり興味がはあります。


最後にまとめると、クリーンよし、クランチよし、歪みよしで、
そつなくオールマイティに使えるようなギターって感じでしたが、
同時に最初に友人からこのギターを受け取った時に伝えられた、
『何かが違う』
という意味もわかった気がしました。

今後については、今回の記事にした部分を踏まえて、
RBM1Sを少しいじりたいと思ってたりしてます。

音とあわせて、フレットの高さなど、
演奏面の方も気になるところがあり、
ちょっと経費がかかりそうな気もしますので、
時間をかけて、少しずつ変えていければと思ってます。


【関連記事】

・Ibanez RBM1S[Part.2]
・Ibanez RBM1S[Part.1]


Ibanez RBM1S[Part.2]

2013年01月10日

少し間が開いてしまいましたが、
レブ・ビーチモデルIbanez RBM1Sのレビュー記事の続きです。
(※前記事を読まれてない方はコチラ

前回はスペック的な話がメインでしたが、
今回は実際に使用してみた感想です。

結論から話すと、優等生的なギターでした。
サウンドはそつなくまとまってます。

レブ・ビーチ本人も、
私の中ではそういったイメージがありますので、
『なるほどな』といった印象です。

EMGピックアップによるところが大きいと考えるのですが、
サスティーンがしっかりと伸び、さらにローノイズ。
チューニングも安定してますし、特に非の有る部分はありません。

RBM1S EMG

特に出すぎてる音もなく、
引っ込みすぎてる音もなく、
バランスのとれた堅実な音が出る。

ですが、逆を言うと堅実すぎて、
暴れ馬を乗りこなすような荒々しさが欲しくなり、
ちょっと物足りない感じはあります。

フュージョン等をやる分には良いと思うんですが、
いかんせん、このヘヴィメタルなルックスです。
これで、フュージョンってのもどうなの?って感じです。

レブがセッションミュージシャン出身って事もありますし、
一時期はフュージョンの方に傾倒してたという話も何処かで聞いた気がします。
ウィンガー初期の頃のレブは、
その時代の好みも随分残ってたんじゃないかと思うので、
おそらく当時は、こういうギターが好きだったのかなと。

そしてサンプル音源。




【使用機材】
RBM1S

EPブースターBOSS SD-1Marshall JMP-1
Roland GP-16Palmer PGA05RME FIREFACE UC


Wingerの某代表曲風リフ。
随分インチキして弾いてますので、
完全に別物になってしまってますが。

若干、変な空気感が出過ぎてます。
このギターにあわせて、
PGA05のセッティングもいじった方が良いのか・・・

ただ、レブの音が出るかというと、
レブ本人が、レコーディングにおいて、
シグネチャーモデルを使ってるかどうかも解りませんので、
同じ音なんか出なくて当然ではあるのですが、
なんとなく、レブ・ビーチっぽい音ってところかなと。


それにしても、アクティブピックアップのノイズの少なさと、
エフェクトの回路を通しても音痩せが少ないのはかなり魅力的。


次回はRBM1Sのレビューの最終回として、
私のメインギターと比較します。

自分好みにいじってるギターと比較になりますので、
主観的ではありますが欠点も見えてくるでしょうし、
その欠点を見直すことによって、
本来のポテンシャルも見えてくるんじゃないかといったところです。

【関連記事】
・Ibanez RBM1S[Part.3]
・Ibanez RBM1S[Part.1]


続・KORG pitchblack Poly

2013年01月07日

pitchblack Polyのレビューの続きです。

前回、ポリフォニックチューニングについて長々と書いてしまいましたが、
他の性能については、旧機種であるpitchblackの良いところを踏襲しており、
おおよそメーカーの広告文どおりの性能です。

メーカーの説明に記載してある事と同じ事を、
改めてここで書く必要もないかもしれませんが、
あくまでもフラットな立ち位置で記事を構成したいという事もあり、
今回はその辺をメインに書いていきます。


≪視認性について≫
ディスプレイがかなり大きく、見やすいです。
それもあって、若干デザインはダサい印象を受けますが、
現物は写真ほどダサい感じはしませんでした。
デザインよりも実用性といったところでしょうか。

pitchblack Poly ディスプレイ

視力0.1以下の私でも、
メガネを外した状態でチューニングできます。


≪トゥルーバイパス≫

トゥルーバイパスとは言ってもメカニカルスイッチではなく、
電子スイッチ式ですので電池が切れると音はなりません。
技術的な事は良く解りませんが、リレー回路が入ってるみたいです。

IbanezのLU-20のように
トゥルーバイパスと謳っておきながら実は・・・という事もなさそうですし、
電子スイッチという選択も、チューニングの度にカッチン!カッチン!と
ノイズがでるのもどうかと思うので、良いんじゃないかと思ってます。


≪電源供給≫
アダプターのIN以外にOUTも付いてます。

pitchblack Poly DC in

どうも、ノイズフィルター的なものが付いてるようで、
ブースターやオーバードライブのペダルに、
直にアダプターを刺すよりも、
こっちを通した方がノイズが少なくなるようです。
これについては、後日改めて検証してみたいと考えてます。


実際のところ、
実売価格約5,000〜7,000円のチューナーとしては、
かなりの性能だと思ってます。

コストパフォーマンスはさすがKORGと言いたくなるような感じです。
ポリフォニックモードは私には使いやすいものではありませんでしたが、
価格から考えても、そこはオマケの機能と考えて割り切ってます。

ポリフォニックモードが私が思い描いてたのと違ったので、
先にそっちを記事にしてしまいましたが、
記事の順序を間違えた気がします。


以上、pitchblack Polyのレビューでした。


(※写真は楽天ショップへのリンクです。)


【関連記事】
・KORG pitchblack Poly
・KORG Pitchblack Poly/DC OUT 性能検証
・未だにチューナーで悩み中

タグ:Pitchblack

KORG pitchblack Poly

2013年01月03日

あけましておめでとうございます。
本年もサウンド研究室をよろしくお願いします。

新年一発目の記事です。
本来ならば、RBMのレビュー記事の続きを、
去年いっぱいで終わらせるつもりでいたのですが、
中々予定通りには行かず現状はまだ準備中です。

なので先に、
初売りで入手したKORGのポリフォニックチューナー
『pitchblack Poly』のレビュー記事です。


■ KORG pitchblack Poly(オフィシャル)

http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/pitchblackpoly/


以前少し記事にもしましたが、
このチューナー発売当初から気になりつつも、
買うに至らずだったので、
初売り価格で店頭で見かけたのも何かの縁ということで、
今回入手いたしました。

初売り価格といっても、
楽天ショップの最安値と大差はなかったりしますが、
送料考えたら今買ってた方が得かなといったところで、
購入を決断したといった感じです。

pitchblack Poly

問題の性能の方はというと、
精度も良いですし、
反応速度についても前機種ptichblackと同等か、
気にならない程度遅いかぐらいの反応です。

SONIC RESEARCHのチューナーなど、
高速が売りのチューナーを使用してなければ、
実際に使用して反応速度に不満が出ることはないと思います。

同価格帯のチューナーで考えれば、
間違いない選択の一つかと。


≪ポリフォニックチューニングの性能≫
本題の新機能のポリフォニックチューニングの性能について。

ptichblack Polyのポリフォニックモードは、
まずリアルタイムで音を追従して、
ピッチの揺らぎの平均値を出して、
最後にチューニングが狂った弦が表示されます。

故に6弦同時チューニングではなく、
チューニングが狂った弦を検出する機能でした。
その為T.C.のPolytuneのような同時チューニングはできない感じです。

両者とも、同じポリフォニックチューナーではありますが、
明らかに設計・思想が違うので、
同じようなものと考えての購入はおすすめしません。

正直同時チューニングを期待してたんで残念ですが、
その辺は普通にチューナーとして使う分には何の問題もありませんので、
買い替えなどせずに付き合っていくつもりですが、
今後ポリフォニックチューナーの導入を検討してる方は
参考にしていただければ幸いです。

ここまでポリフォニックの機能をメインにレビューを書きましたが、
次回記事は、その他の機能について焦点をあてていきます。


【次回記事】

・続・KORG pitchblack Poly

【関連記事】

・KORG Pitchblack Poly/DC OUT 性能検証
・未だにチューナーで悩み中

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