N3 Noiselessピックアップが気になってたので、
全モデルがN3 Noiselessに一新された、
American Deluxe Stratocaster(通称:アメデラ)を試奏してきました。
今回、試奏したモデルはこれ。
↓
(画像はオフィシャルサイトからお借りしました。)
■American Deluxe Stratocaster(Fender オフィシャルサイト)
http://www.fender.jp/products/detail.php?pid=1600
正直なところ、アメデラを弾いたのは初めてだったのですが、
手に持った瞬間、まずはボディの軽さに驚き。
ネックのシェイプも非常に握りやすく、
弦高も、IbanezのRGなど近代的なギターに引けを取らないぐらい低めで、
フレットもミディアムジャンボ仕様でかなり弾きやすかったという印象。
弦のテンション感も柔らかめでチョーキングもしやすかったです。
なにか、社外製のストラトモデルみたいです。
今回、弾かせてもらったものは、
一見するとジェフ・ベックモデルからローラーナットを外して、
ピックアップをN3に入れ替えたような感じではありますが、
このモデルの特徴でもあるS-1スイッチをはじめ、
ジェフ・ベックモデルよりもさらにモダン仕様。
ある意味、モダンストラトの完成形といったところか。
スペック云々については、
上記リンク先のオフィシャルサイトにも書かれてるので、
その辺は割愛させて貰って、後は音の印象の方です。
今回、アンプはMarshallで音を出させてもらい、
クランチメインで弾いてきたのですが、
ピックアップのN3 Noiselessが原因なのか、
それとも他に原因があるのか、鈴鳴り/倍音は抑え目。
派手さが抑えられて、若干大人しい音なので、
ここについても、どこか社外製のストラトモデルのような感じ。
音に纏まりがあって、整理された扱いやすい音のイメージでした。
逆にレイヴォーンのような荒々しい感じのストラトサウンドが
欲しい場合においては、ちょっと違うのかなと。
(そういう人は、アメデラは選ばない気がしますが。)
店内で軽く試奏しただけなので、
追い込めば音はもっと違う印象になるのかもしれませんし、
アンプが変われば、また違ったのかもしれません。
一度の試奏でだけで決め付けちゃうのはどうかと思いますが、
私の好みではサウンドはアメスタ、プレイアビリティはアメデラ。
今のところそんな気がしてます。
このプレイアビリティの部分って、
私が所持してるストラトも指板のアールを削ったり、
ジャンボフレットにしたりといじってます。
確かにそれで弾きやすくはなったものの、
今回試奏してきたアメデラほどは弾きやすくはなってない。
そこには根本的な設計思想の違いがあるので、
どう頑張っても超えられない壁があるように思います。
なので弾きやすいストラトが欲しい場合は、
無駄に改造費用に予算をかけるよりも、
アメデラのように最初から弾きやすいモデルを買った方が、
幸せになれるんじゃないかと考えてます。
ともあれ、サウンドについては、
モダン志向のストラトでビンテージっぽい音を目指して弄っても、
同じように超えられない壁があるのでしょうけれど。
気になってたピックアップ『N3 Noiseless』については、
今からNoiselessピックアップを搭載しようと考えてる方には、
オススメできるピックアップの一つだとは思いましたが、
慌ててHot Noiselessから交換するようなものでもないという結論。
私が使ってるHot Noiseless搭載のストラトよりも、
もっとシングルコイルピックアップっぽいサウンドが出てるのだが、
どうも奇抜さがないというか、優等生っぽいイメージ。
ただ、このN3の感想については、
同じギターでピックアップを変えて使ってみたわけではないので、
ギター本体の特性なのか、ピックアップの特性なのかその辺が微妙。
また、現時点では先代のSCN Noiselessの方が評判が良いので、
今後、どういった評価が付いてくるのかも気になるところです。
N3搭載のアメデラストラト2013年02月26日 |
Floyd Rose PROについて色々2013年02月22日 |
先日、手持ちのFloyd Rose PROを2台分解しました。
1台(黒)はFenderにOEM提供されてたもの。
1台(ゴールド)は正規販売もの。
両方、同じFloyd Rose PROですが、
形状・材質の違うサスティーンブロックが付いてたので、
この2台のサスティーンブロックを入れ替えて、
サスティーンブロックの違いによる
音質差をテストしようといった魂胆での分解でした。
しかし、分解してる途中で、
同じFloyd Rose PROなのに、
パーツの互換性がないことに気付く始末。
OEM用が特殊仕様なのか、
それともロットによる違いなのかは不明です。
今回の用いた個体2台の違いを、以下にまとめました。
■ベースプレートの形状・ブリッジサドル
黒い方は指板のアールに合わせて
ベースプレートに段差がついてるのに対し、
ゴールドの方はベースプレートはフラットです。
こっちはFloyd Rose ORIGINALと同様に、
ブリッジサドルの高さでアールに対応しており各弦毎に高さが違います。
こんな感じです。
黒い方は全て統一の高さのブリッジサドルです。
■トレモロブロックマウントスクリュー
サスティーンブロックと
ベースプレートを固定するネジのサイズが違います。
ネジ穴の位置だけは共通なのですが、
適合する六角レンチのサイズも違います。
合わせて、サスティーンブロックのネジ穴のサイズも、
ベースプレートのネジ部分のエッジ加工も違います。
■サスティーンブロック
OEM版の黒い方は、ブラス製のブロックで、
妙に薄い板になってます。
正規販売物のゴールドの方についても、
近年は純正でブラス製のサスティーンブロックが付属してるはずだが、
なぜか私のゴールドの固体は、
鉄もしくは磁力に反応する合金製。(購入は5年前ぐらい)
いずれにせよ使用してるネジ径が違うので、
材質/形状の違い以前に、規格自体が違います。
基本的に違うのは、ここまでに挙げたベースプレート、ブリッジサドル、
ネジ、サスティーンブロックの4つですが、
Floyd Roseってそんなにパーツ数は多くありませんので、
共通部品はアーム/アームハウジング、インサートブロック、
フィンガースプリングとネジ関連が数種類といったところ。
音質に影響しそうな部分では一切共通規格の部品がない。
Floyd Rose PRO用のリプレイスメントパーツを買うときは、
この辺、若干注意した方が良いように思います。
当初の目的であった
サスティーンブロックの入替えは出来なかったのに加えて、
六角レンチ代と分解に使った労力と時間。
良い勉強代になりました。
AKG K240Sを導入2013年02月18日 |
海外のレコーディングスタジオにおいて、
標準的に使われてるAKGのK240シリーズです。

私が買ったのはK240Sで、
K240 monitorの後継機でありK240MK2の前機種。
新春特価で叩き売りされてたのでついつい購入。
半分、衝動買いでした。
これでT50RP、MDR-CD900STに続き3本目のモニターヘッドホンです。
リスニング用ヘッドホンも入れると4本目。
最近、ようやくエージングも進み、
音が落ち着いてきたのでレビューします。
【サウンドの方向性】
低音量だとすこしドンシャリ気味で聞き心地が良く、
しっとりと聞かせる音。ウェットなニュアンス。
大音量だとスタジオモニターらくエッジが立った感じで、
ザクザクと音が耳に突き刺さるが、900STほど極端ではありません。
音量の変化に対してミッドの上下が著しく、
低音量で軽くドンシャリ気味だったのが、
大音量にするとフラットな印象の音に変化していきます。
音量でここまでキャラクターが変わるヘッドホンも初めてです。
リスニングの時は音量を下げて、
編集の時は音量を上げるといった使い方をすれば、
結構、万能に使えるんじゃないかと思いました。
【音場】
近すぎず、遠すぎず。
レコーディングの時は900STのような、
耳元で鳴ってるような感じが助かりますが、
そこまで音場は狭くはないです。
手持ちのヘッドホンで比較するならば、
T50RPより狭く900STより広いといった印象でした。
現状で私は、録りの際は900ST、
編集の際はT50RPと使い分けてますが、
その中間的な感じなので、
レコーディングから編集まで、
1本でこなせるんじゃないかという印象です。
逆を言えば、どっちつかずという事にもなりますが。
【装着感】
軽いですし、圧迫感もありません。
フリーアジャストで、付け心地は抜群です。
私が持ってるヘッドホンの中じゃ一番良いかも。
長時間付けてても疲れないです。
【遮音性】
ないです。
セミオープンのはずですが、
正直なところ、小型のスピーカーを耳に装着してる感じです。
ボーカルのレコーディングには使えない。
海外のレコーディング現場において、
K240ではなくK141が使われてるのは、
この辺が一番の理由なんじゃないかと思ったりするのですが、
K141の音漏れってどうなんでしょうね。
あっちも同じセミオープンのはずですが。
【まとめ】
だいぶ気に入ってます。
シンディ・ローパーとか、伸びのある女性ボーカル系は、
聞いてて気持ちが良いです。
ただ、他のヘッドホンも所有してるわけで、
どういう位置づけで使おうか検討中。
今のところ、マスタリングで使うのが良いのかなと考えてます。
レコーディング(900ST)→ミックス(T50RP)→マスタリング(K240S)
といった感じが、今のところ最有力候補。

あと、AKGが製造工場をオーストリアから中国に変更しており、
ヘッドホン側面に誇り高げに入ってたオーストラリアの文字が消えてます。
私が買ったのも中国製です。
オーストリア製と中国製では若干音の違いがあるという話もあるのですが、
音の違いって比較しなきゃわからないので私はあまり気にしてないです。
どうしてもオーストリア製にこだわりたい人は中古で探すしかありませんが、
レコーディングスタジオで使われてるものも、
今後、壊れて買い換えていけば中国製になるわけで、
これからはそっちがスタンダードになってくるのではと思ってます。
エージングについては、結構長時間しないとだめみたいで、
買ったばかりの状態ですと、低域がパッチンパッチン鳴ります。
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AKGのモニターヘッドホンって、
基本的に高かった印象なんですが、
ここ数年でだいぶ安くなった気がします。
円高を含め、色々と理由はあるのでしょうけど。
BOSSのバッファについて思う事2013年02月15日 |
BOSSのバッファに対する私の見解です。
エフェクターはBOSSに始まりBOSSに終わるとまでは考えてませんが、
例えば80年代のHM/HRサウンドを求める場合においては、
この図式が当てはまるような気がしてます。
少し前からXoticのEPブースターを使いはじめて、
かなり気に入って常用してますが、
最近どうも物足りなさを感じるようになりました。
その物足りなさについて色々と考えて行き着いた答えが、
今までブースター/バッファとして常用してたBOSSのSD-1を、
EPブースターを使い始めてから不要と判断し外してたこと。
それまで常にそこにあった、
BOSS/Rolandのエフェクターを通してない。
BOSS/Rolandのバッファを通してない。
これが原因ではないかと考えました。
近年はエフェクトOFFの状態でバッファ回路を経由する事に対して、
音痩せすると毛嫌いするような風潮もあり
トゥルーバイパスのエフェクターが巷に溢れてますが、
80年代のHR/HM勢のあの音って、
やっぱりBOSSのバッファ回路なしには語れない気がします。
マーシャルを歪ませてハーフミュートで刻む低音弦の締まった音。
コーン!と響くような独特のサウンド。
ゲイリー・ムーア、スティーヴ・ヴァイ、ウォーレン・デ・マルティーニ、
ジェイク・E・リー、ザック・ワイルド、ロニー・ル・テクロ・・・
BOSSのエフェクターを使用して
極上のサウンドを作り出すギターリストをあげはじめたらキリがない。
そして、それらのギターリストは皆、低音に締まりがあり、
ハーフミュートの音が気持ちが良いギターリストばかり。
特にOZZY時代のジェイク等は特徴的で、
曲間にオブリガード的に入れ込んでくる
ハーフミュートのフレーズが最高にかっこいい。
BOSSのバッファ回路について偶に聞く話で、
一度バッファを通して信号をローインピーダンス化してしまえば、
その後ろに直列で何台エフェクターを繋いでも、
2段目以降は音痩せがほとんどないという話があります。
私も2〜3台で試した事はありますが、
確かにパッと聞いて解るような音質の変化はありません。
BOSSのバッファ回路は中々優秀です。
※実験した方の記事を見かけました。
どうやらBOSSのエフェクターでも直列で繋ぐ数を増やすと
音質は変わらずともレベルは下がってくるみたいです。(2022/11追記)
結局、外してたBOSS SD-1を戻しバッファーだけ使う事にしました。
エフェクト自体は使わないので、
スイッチはOFFにしたまま接続しするだけです。
トゥルーバイパスではないからこそ使える技。
バッファーの音質のテスト音源です。
↓
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【セッティング】
Heartfield TALON→BOSS SD-1(OFF)→EPブースター→
Marshall JMP-1→Pamler PGA-05→RME FIREFACE UC
最初の2小節がバッファを通してない音で、
後半の2小節がバッファを通した音。
小音量では些細な変化ですが音量が上がると結構違いを感じます。
この変化を嫌う人も多いですが、
どうにも私はこの音じゃないと物足りない。
更にこのセッティングで録った音を
編集するとこんな感じです。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
【使用VSTプラグイン】(SONARのトラックでかけたもの)
・LEXICON リバーブ
・BBE ソニックマキシマイザー
・IK Multimedia(670モデリング)
・SONAR付属EQ(ローカットのみ/80hz以下をカット)
アンプのセッティングをもう少しドンシャリ気味にしたら、
もっと80'sっぽくなりそう。
とりあえずは今はこれで落ち着きました。
しかしこれも今のところは万能とは思えず、
80'sっぽいサウンドではなく、
レイヴォーンのような音をだそうと思うと上手くいかない。
何かやり方はあるのでしょうけど、
今の所はそこまでBOSS道を極めれてはいません。
将来気が変って『男はアンプ直!』などと
違う事を言い始めるかもしれませんが、
例えそうなったとしても、
またいつかBOSSに戻ってくる気がします。
FENDER Fat Fingerを購入2013年02月11日 |
ファットフィンガーを購入しました。
ギターのヘッドに取り付けるとサスティーンが向上するというアクセサリーです。

以前はGroove Tubesから発売されてましたが、
現在はFenderブランドで発売されてます。

もう少し重いものを想像してたけど、
実際に持ってみるとそこまで重くはない。

ネックの重量さえ増えてくれれば同様の効果は期待できるので、
重めのカポあたりでも代用できる気がしますが、
見た目はカポよりもこっちのほうがクールです。
弦とヘッドの間にスペースがないと装着しにくい為、
ギターによっては装着するのにちょっと工夫が必要かもしれません。
サスティーン向上の原理は、
ネック先端の重量アップによるネック側の振動ロスの低減、
また、ネックジョイント部分へかかる力も増えるので、
そこでの振動ロスも低減といったところでしょうか。
物理的に考えると、結果としてサスティーンが伸びるという事は、
『鳴り』の方は逆に抑えられる方向に働いてるはずですが、
音質的には聴覚上で解るほどの変化はありませんでした。
実際の効果のほうはというと、
録音して波形でチェックしましたが、しっかりとサスティーンが伸びてくれてます。

(※比較はクリーントーンのセッティングでやってます)
あからさまに激変するものではありませんが、
120bpmで1小節分ぐらいの伸び幅です。
過剰な期待は禁物ですが、
まさに隠し味といったニュアンスでしょうか。
最後にサンプル音源です。
先ずはストラトを用いて、クランチ系のサウンドでアドリブ。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
あともう一つ。
ギターを変えて歪系のサウンドでのテスト。
サスティーン番長の曲を弾いてみました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
特に音がどうだというアクセサリーではありませんが、
少しだけでもサスティーンが伸びると、
それだけで結構気持ちよく弾けます。
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現在、楽天ショップで叩き売り中。
買ってから気付きました。
こういうの、結構ショックです。
Ibanez RBM1S(レブ・ビーチモデル)のその後2013年02月08日 |
Ibanez RBM1S用にパーツをいくつか買いました。
ノブとエスカッション、そしてロックナットのナットキャップです。
サウンドのグレードアップではなく、
ゴールドパーツ化への布石的なもの。
あとはペグとブリッジがあれば、
完璧にゴールドパーツ化が終わりますが、
そこは少し予算がかかるので、
経済的に余裕があるときにでもするとします。
中途半端にゴールドパーツ化したので、
逆にルックスが劣化した感じも否めなくもないですが、
少し私のギターらしくなったかなと。
このギターの今後については、
以前のEMGの18V化が思ったほどの効果はなかったので、
次をどうしようか悩み中。
今考えてる事。
↓
【1.ステンレスフレットにしてみる】
音の明るさが出るというステンレスフレットなら、
高域がもう少しギラついてくれるんじゃないだろうか。
【2.純正Floyd Roseへ換装+ストリングセイバーサドル】
レブ・ビーチと同じと思われる仕様。(あくまでも思われる)
アタック感が良くなるなら当然分離も良くなるのでは。
検証してみないとなんとも言えないが、
一部の情報によると、Ibanez EDGEのザグリとスタッドの位置は、
純正Floyd Roseがポン付けできるらしい。
(これも実際に出来るかどうか定かではない。)
【3.ピックアップを交換する】
新型のEMG-Xシリーズが、
もう少しパッシブよりの音らしいので、
これで自分の理想の音に近づけるのではないだろうか。
順番としては、1〜3で進めていって、
ピックアップ交換は最終手段にしたいところなのですが、
残念な事に、予算も1>2>3の順番でかかる。
特に1は、効果がなかったからといって、
直ぐには元に戻せないし、
戻したからといって一度打ち込んだフレットを
他に流用できるわけでもないわけで、
結局のところ最後に回さざるをえない。
一番怖いのは予算をかけて全部やってみたけど、
思ったような音にならず弾かなくなる事。
これだけは避けたいし、
RBM1Sの80'sメタルなルックスが、
逆にカッコイイと思ったりするので、
何とか自分好みの音を出せるようにしたい。
さて、どうしたものか。
やはりピックアップか。
今は、やってみないと解らない的なことが多すぎて、
今後の予定を考えるのでさえ苦戦してます。
また、なにかやったらレポします。
サウンド研究室のfacebookページができました。2013年02月06日 |
試行錯誤を終えて、ようやく本ブログのfacebookページが完成しました。

■Shima-Z サウンド研究室(facebook)
http://www.facebook.com/shimasound
facebookページでは、サウンド研究室の更新情報と、
今までtwitterに上げてたような、
ちょっとしたギターやDAWの話などをアップする予定です。

ブログ右サイドバーにもリンクボタンを設置しました。
現状でも、オークションでの商品紹介などに
本ブログの記事や音源を使ってもらってるみたいですが、
facebook上でも自由にコンテンツをシェアしていただいて構いません。
知らないところでシェアされた記事を私が目にすることはないとは思いますが、
あまり悪口を書かれるとへこみます。
ストラトリアピックアップのトーン回路 |
さらにストラトの見直してます。
現在、ピックアップはHot noiseressを付けてますが、
基本的にこのピックアップは、
エッジの効いたパキパキの音が出てくれてます。
これはこれで美味しいのですが、
大音量でリアピックアップを使うとハイの暴れが気になる。
少し前にピックガード裏のシールドをいじって、
若干は緩和された部分もあるのですが、
クリーン〜クランチでのリアの音はやはり耳に痛い。
パキパキどころかキンキンと鳴ってくれてます。
歪み系のサウンドであれば、
以前の記事で書いたボリュームを絞るという対処法なんかも有効ですが、
クリーントーンになると少々厄介。
何よりスタジオやライブなど、セッティング時間を急ぐ時は、
もっと安易にコントロールできた方が嬉しい。
『ストラトのリアは使えない』等とはよく言われる話ですし、
こんなものだと受け入れるのもありだとは思うのですが、
良い音も出せるストラトから、
良い音を出しやすいストラトへ進化させたい。
そう思い、リアピックアップもトーン回路を通す事にしました。
通常、フェンダーのストラトのトーン回路は、
リアピックアップはバイパスされてますが、
私の指標の一つであるリッチー・ブラックモアも、
リアピックアップの出力は、トーン回路を通してますので、
この辺は特にこだわりはありません。
また、現在私が使用してるピックアップ『Hot noiseress』が、
標準で搭載されてるジェフ・ベックモデルも、
リアピックアップがトーン回路を通ってる事を考えると、
逆にこれがHot noiseressの正しい使い方のような気もします。
またしても、ツバ出しの22fに改造したおかげで、
極めて外しにくいピックガードを外します。
ついでに、少しだけピックガードをヤスリで削りましたが、
残念ながら少し削ったぐらいではまるで効果なし。
毎度の事ながら、このストラトは半田付けの作業よりも、
ピックガードの取り外しの方が苦労します。
リアピックアップのトーン回路接続の作業自体は難しくなく、
配線を一つ繋いであげれば、センターのトーンコントロールが、
リアピックアップにも効くようになります。
『ストラト リアピックアップ トーン回路』あたりで検索すると、
図解されてるサイトも結構出てきますのでそちらを参考にできると思いますが、
基本的には、どこのサイトもCRL社製のセレクターで解説されてますが、
配線はセレクターの種類によって繋ぐ場所が変わります。
WSR(IKEBE)さんのサイトにセレクター別の接点の解説が書かれてたので、
それと合わせて参考にしてもらえると良いのではないかと思います。
■WSRより愛をこめて(※第20回の所)
http://www.ikebe-gakki.com/realshop/wsr/wsrlove/wsr-love19.html
通常なら、上記リンク先の図の、
トーン回路に繋がってるMと空きになってるRを繋げば完了。
この作業自体はすぐ終わる予定でした。
しかし、残念ながら私のストラトは、
フロント/リアのブレンドスイッチを付けてるので一般的な配線ではない。
おかげで、ネットにアップされてる配線例がまるで参考にならない。
さらに、ギターショップで設計してもらった配線なので
自分ではまったく理解できてない。
じっと配線を眺めててもパズルのようで頭が痛くなるが、
良く見ると、フロントとリアは、
セレクターの空きの回路からトーンポットに繋いでるのではなく、
ピックアップからの出力線と同じ端子からトーンポットに繋いでる模様。
なので、恐らくリアピックアップが繋がってる端子を、
センターのトーンポットに繋げば問題ないと思うが、
失敗したら、また面倒なピックガード外しの作業が待ってる。
やり直しは出来れば避けたいところなので、
先に配線チェック。
トーンを絞ってピックアップをリアに設定した状態で
アンプに繋ぎホワイトのイズを出し、
ワニ口クリップを用いてトーンが効く事を確認して配線して完成。
今回、若干半田付けを失敗したので、いずれやり直したいところ。
とりあえず面倒なので今は放置します。
私が回路自体を理解できてなかったので悪戦苦闘しましたが、
とりあえず問題なく音がでる事を確認。
これで、コントロール系は、
Master Volume、Tone 1 (Neck)、Tone 2. (Bridge/Middle)になりました。
■変更前
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
音量を上げて聞かないと解りにくいかもしれませんが、
ハイがバリバリガリガリと暴れてます。
■変更後
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
確かTONE設定はフルアップのはずですが、
若干、位相がおかしい。
今は気にせず、この辺の原因はおいおい探ってみます。
今回の改造作業を終えたあと、
今までセッティングだとまるで音が抜けなかったので、
アンプのセッティングを変更前と変更後では変更してます。
出来れば同一のセッティングでやった方が
音の変化が解りやすいとは思ったのですが、
いかんせん、変更前に録った際のセッティングを憶えてなかったもので。
今回、作業をバタバタやったので、半田付けが不安だったり、
線材もとても良いとは言えないものを使ってるので、
その辺も改良していきたいところ。
今のペースでやってていつになるのかという気もしますが、
少しずつでも前進していきたいところです。
Facebookページ作成中2013年02月04日 |
どうにもRSSを読み込むアプリが、
このブログのRSSを読み込んでくれません。
seesaaブログのRSSが特殊なのか、
それともやり方をマズってるのか・・・・。
上手く安定したら告知及びリンクいたします。
それまでしばしお待ちを。
最終的には、手動更新などという、
ちと原始的なやり方をするかもしれませんが。
現状でもサウンド研究室で検索すれば出ると思いますが、
何も投稿してません。
基本的にはブログ更新のお知らせがメインになると思います。
というか、それ以外の使い方を思いつかないので。
TC-HELICON VoiceTone T1レポ2013年02月02日 |
昨年末の記事に入手した事を書いてました、
TC Electronicのボーカルエフェクターブランド、
TC-HELICONのコンプ/ディエッサーペダル『VoiceTone T1』のレビューです。
■VoiceTone T1(オフィシャルサイト)
http://www.tcgroup-japan.com/TCH/products/VoiceToneSingles/T1.html
現状、ボーカルレコーディングの際は、
YAMAHAのラックコンプを引っ張り出して、
リミッターとして使ってますが、
VoiceTone T1で代用できないかと、
ヤフオクで中古が出てたので試しに買ってみました。
これで上手く行けば、ボーカル録りの度に、
態々大きな機材を出す必要もなくなるかなと。
実際使ってみると、若干その考えは甘かったようで、
完全にコンプレッサーとしてしか使えず、
リミッター的な使い方はできません。
コンプ/リミッターではなく、
あくまでもコンプ/ディエッサーとして発売されてるので、
当たり前といえば当たり前か。
波形でみるとこんな感じです。
かけ録りですので、同じソースにエフェクトをかけてるわけではなく、
それぞれ別のソースではありますが、参考ぐらいにはなるかと思います。
かかりすぎる事もなく、良い具合にコンプがかかり音が太くなってます。
操作性については、
3つのツマミとボタン1つというシンプルさなので、
かなり扱いやすいです。
(ゲインのツマミみはサイドについてます。)
【ゲイン】
マイクプリの入力レベル調整。
【シェイプ】
声の明るさのコントロール。
TONEコントロールみたいな効きをしてくれます。
【コンプ/ディエッサー】
コンプ/ディエッサーのエフェクト量の調整。
表記を見ると、右に回すとディエッサー、
左に回すとコンプに見えますが、
単純にエフェクト量調整の摘みです。
【ウォーム】
押せばウォームな声になります。
ミッドブースターといったところです。
調整ツマミ以外の細かいセッティングは、
入力された声を追従して自動でセッティングしてくれます。
追従型となると、歌い始めと歌い終わりのセッティング違いで、
不自然になるんじゃないかと不安でしたが、
実際に使っていても、不自然さは感じられませんでした。
USBでPCに接続してアップデートも出来ますし、
追従型という事を考えても、
やはり内部処理はデジタルだと思うのですが、
デジタルエフェクトで良く問題となるレイテンシについては、
特に気になるような感じはありません。
(実際には多少のレイテンシはあると思います。)
私が期待してた事は出来なかったものの、
細かいセッティングをしなくてもヴォーカルにコンプが使えるのは嬉しい。
最後に、音源です。
■VoiceTone T1テスト音源
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
前半(〜00:15.0)がVoiceTone T1/OFFで、後半(0:15.0〜)がON。
ヴォーカルトラックは音の違いが確認しやすいよう少し大きめに編集しました。
(エフェクトはDAWのトラックにリバーブとディレイは突っ込んでますが、
他はVoiceTone T1以外は使用せず録りっぱなしの状態です。)
ナチュラルな印象を残しつつ太い音になり、
オケに負けない前に出てくる声になります。
ガラリと音が変わるエフェクターではありませんが、
このナチュラルな印象を残しつつというのが、
隠し味的でなかなか美味しい。
それにしても、今まで随分と歌モノもアップしてきましたが、
まったくもって自信が持てないので、
未だに声をアップするのは少し恥かしかったりしてます。
![]() 【代引手数料・送料無料!】TC-Helicon / VoiceTone T1 トーン補正/ダイナミック・エフェクト |