最近、品質の良いハーモナイザー/ピッチシフターが欲しくって、
EventideのPitchfactorを狙ってましたが、
今年のNAMMでEventideが発表した製品がなかなか良い感じで、
どうしたものやら。
Eventide H9 Harmonizer
・Eventide H9 Harmonizer(オフィシャルサイト:英語)
http://www.eventide.com/AudioDivision/Products/StompBoxes/H9.aspx
ハーモナイザーと品名に入ってますが、
それ以外にも色々とできるようです。
今のところネットで漁って知った情報。
●既存のEventideのエフェクターアルゴリズムが全て入ってる。
●複数のエフェクターを同時に使えるわけじゃない。
●価格はEventideのコンパクトエフェクターと同じぐらい。
●エディットはiOS端末(Bluetooth経由)もしくはPC(Win/Mac)で行う。
●ステレオイン/ステレオアウト
こんな感じです。
まだ、製品が発売されてないので、
どこまでがこの情報と合致するのかは解りません。
同時使用エフェクトが一つだけってのを、
気にされてる方は多いようですので、
ヒット商品になるかどうかは予想が付き難いのですが、
元々PitchFactoerが欲しかった私のニーズには、
かなり一致してたりします。
あと、私の根拠のない推測なんですが
TCエレクトロニックのユーザーを取り込みたいってのもあるのかも。
G-SYSTEMのユーザーがEventideの音が欲しくても、
中々Eclipseには価格的に手が出せないでしょうし。
実際、G-SYSTEMのループにH9 Harmonizerを組み込むと、
デジタルエフェクト系の装備しては、
かなり強力なものになりそうです。
品質はeventideなんで問題なさそうですが、
後は価格次第といったところか。
流石に、ZOOMのMSシリーズまでとはいわないまでも、
実売価格を3〜4万ぐらいで出してくれると嬉しい。
本来春頃発売予定だったらしいですが、
今のところ国内/海外問わず発売はされてないようです。
こちら、youtubeからのデモ動画です。
ここまで、解ってる情報を書いてきましたが、
現状の情報で少し気になるところとしては、
エディットがPCやiOS端末に依存すること。
ちまちまと小さなディスプレイでいじらなくて良いので便利ですが、
端末がないとタダの鉄屑ってのは、少し怖いところではあります。
いずれにせよ、まだ市場に出回ってるわけではありませんし、
発売されて直ぐ手を出す事もないでしょうから、
今後の成り行き次第といったところか。
Eventideの新型マルチ2013年05月18日 |
けいおん!! ライブイベント Come with Me!!2013年05月13日 |
ちょっと仕事が立込んできて、
ギターをいじる暇が中々とれてないんで、
友人が演奏したライブコンテンツの紹介記事です。
先日、THE LOVEの内田敏夫氏がギターを弾いてる、
けいおん!! ライブイベント 〜Come with Me!!〜の
Blu-rayディスクを購入しました。
有るものは全部揃ってないと気がすまない性格なので、
なんとなく初回版を購入。
今回は2枚組み。
価格もBOSSのエフェクターを一つ買えちゃうぐらいです。
ちょうど去年の今ぐらいだったか、
当人に『また、ギターソロとか演ってるの?』って聞いたら、
演ってるって事だったので、買うよとは答えてたものの、
なにせ機材貧乏なので、予算に余裕があるときにと思ってたら、
いつの間にかこんなタイミングに。
しっかり、クレジットにも名前が載ってます。
内容はというと、
前回のLet's Goの時と一緒で、
基本的には、番組のファンに向けたものです。
前回のライブblu-rayのレビューはコチラ。
(※T-RackSの記事の下にあります。)
なので、ギターソロのコーナー以外では、
あまりギターリストにカメラが向くことはないのですが、
その辺は、キャラクター達が弾いてるという劇中の設定なので、
主役はキャラクターと担当声優さんになるので仕方ないのかなと。
当然、足元なんかもあまり映らないので、
使用機材などを詳しく知りたい方は、
本人のブログ『内田敏夫のギターでドン!』を読んでもらうのが手っ取り早いかと。
ライブ当日の足元の写真なんかも掲載されてます。
今回はレスポールを使用してますが、
羨ましいぐらい良い音出してます。
あと、3万人の大観衆も羨ましいです。
思えばこれだけ騒がれてるアニメーション作品ですし、
ギター誌などでけいおんサウンドなんか特集をしたら、
結構な需要がありそうな気がます。
私が勝手にするわけにもいかない気がするので、
今のところここでは触れておりませんが。
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(※リンク先商品は初回版Blu-rayです。)
アッセンブリーのアップグレード for ストラト(2)2013年05月05日 |
サウンドレポートです。
(交換箇所の詳細については前記事をご覧下さい。)

今回は、作業の方をまとめてやったので、
何処を変えたらどうなったというのは正確には解りませんので、
それらを総合した感想になります。

また、アッセンブリーの交換ついでに
ネックジョイントプレートを
フリーダムのトーンシフトプレートに交換してます。
ブラス製の3mmのものです。
結果としては、これだけまとめて変えたので、
随分違うギターの音になりました。
・サスティーンが伸びた。
・音抜けが良くなった。
・レンジが広がり音の解像度が高くなった。
特にこの3点が明らかに変わったと感じたところですが、
サスティーンの伸びについてはプレート、
音抜けや解像度はクライオ処理の線材によるところが
大きいのではと推測してます。
その他については、単純なアップグレードですので、
多少の影響はあるでしょうが、
音のキャラクターを変えるほど極端に影響する事は
なさそうな気がするのですがどんなものでしょうか。
結論として、これが良い結果だったかというと、
これらのメリットの反面、
以前よりもLOWを持ち上げ気味にセッティングしないと、
若干、倍音やら音の深みがでないのと、
音が綺麗にまとまってラフさがなくなった気がしてます。
また、レンジが広くなった分ミッドの比率が弱まり、
少し音が細く聞こえる感じもあるように思います。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
アメデラを試奏したときの印象に近いというか、
モダンよりなサウンドの印象です。
扱いやすい音になった気はしますが、
私は古典ロック好きで、
扱い難い荒々しい音の方が好みなので、
どこか煮え切らないものがあるのも事実。
以前のサウンドについては、
こちらの記事の音が改造前の音になります。
↓
■Wilkinson VS100/VG300比較レポート
http://shima-sound.seesaa.net/article/347785916.html
ただ、単体で弾くには物足りない気がてますが、
オケが入るとこっちの方が良い気がしないでもない。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
録りっぱなしの音に、
DAW上で軽くコンプとディレイだけかけただけですが、
上手いことオケに馴染んでくれます。
今後、アンプのセッティングなどを詰めていって、
それでも物足りないようなら、 クライオ処理の線材は外し、
通常の8503で統一しようかと考えてますが、
どこか、これで正解のような気もしてるので、しばらく様子見。
クライオ処理の線材単独でのテストについては、
別に音抜けが気になってるギターがあるので、
いずれそっちでテストしてレポートする予定です。
プレートについては前記したように、
音に影響してるところは大きいと思いますが、
このサスティーンは魅力的なので、
このまま使っていくつもりです。
【関連記事】
アッセンブリーのアップグレード for ストラト(1)
アッセンブリーのアップグレード for ストラト(1)2013年05月01日 |
連休中にストラトのアッセンブリーを大幅に変更しました。
変更した内容は以下の通り。
【線材】
ベルデンの8503。
フェンダーの純正配線+ショップお任せの配線+
自宅にあった適当なやつだったので、
一般的なアップグレードに用いる8503に交換。
これといったサウンド変化の目的はありません。
一般的な配線にすることの安心感をといったところ。
写真右は同ベルデン8503のクライオ処理を施した線材。
ストラトの場合は良い評判もありますが、
逆に駄目だったといった話も良く聞きます。
以前どこかでみた情報ですが、
ピックアップから離れれば離れるほど、
線材の違いが顕著に音に影響するという話。
(真相は良く解りません。)
全ての線材をクライオ処理のものにすると、
駄目だった時は後が面倒なので、
今回はアッセンブリー内では、
ピックアップから一番離れたところである、
サーキットからジャックに繋がる配線のみに、
クライオ処理の線材を用いました。
半田も一部電子基板用の半田を使っていたので、
全てケスター44でやりなおしまいた。
【ポット】
今までは、ボリュームのみがCTSで、
トーンのポットについてはミニスイッチが邪魔して、
標準サイズのポットがスペース的に付かなかったので、
国産のミニポットを使用してましたが、
CTSのミニポットを見つけたのでそれに交換。
またセンター側のトーンポットの方は、
ソニックのフルアップトーンポットにしました。
【セレクター】
ギターの購入時に付いてたものがVLXだったので、
CRLのセレクターに交換。
【ジャック】
安心のスイッチクラフト。
電子パーツはあまり扱いなれてないので、
結構大掛かりになりました。
作業中にいくつかトラブルもありましたが、なんとか終了。
作業中のトラブルの内容は以下の通り。
↓
・ジャック
スイッチクラフトのジャックは長さが少し長いので、
ザグリが干渉してシールドが刺さらなくなりましたが、
ジャックの羽を下向きにして取り付ける事で回避できました。
・セレクター
CRLのセレクターはインチ規格なのですが、
幅はミリ規格のものと同じで、ネジ穴の位置は問題なかったです。
しかし、セレクターノブはインチ規格のものを準備しておかないと、
ミリ規格のものから流用はできません。
私は、うっかり準備し忘れてしまい、
後でインチ規格のノブを買いに走りました。
・ポット
国産ポットからCTSに変更する際は、
ピックガードの穴を
広げる必要がありますが、
私のはピックガードを一度交換しているので、
もとからインチサイズの穴が開おり特に問題になることなくクリア。
Fender Japanの純正ピックガードを使用してる場合は、
少し気をつけてた方が良いように思います。
CTSではなくフルトーンポットの方はミリ規格なので、
逆に穴が大きすぎでしたが、しっかりと締めこめば普通に固定できました。
作業終了後の写真。
若干、半田付けが粗い気もしますが、
そこは気にしないようにしてます。
言いはじめるとキリがないので。
その後、組み込んだ後に音が出ないなど、
不具合があると面倒なので、
ボディに組み込む前にVOXのamplugを繋ぎ、
ピックアップをドライバーで軽く叩いて動作チェック。
問題なしです。
改造後のサウンドについては、
次回詳細をレポートします。
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