ブーンというノイズが出始めたので
色々と情報を漁って原因を探したところ、
どうもピエゾのアースが劣化して剥がれると
こういった症状になるらしい。

アンダーサドルタイプのピエゾでは
割と良くある症状との事で、
ノイズはジャックなどを触れば
アースがとれて止まります。
これの対処方法として、
導電塗料を塗ったら直ったとか、
銅箔を巻いたら直ったといった事例や、
弦アースをとるといった方法もあったのですが、
今回は今後も長く使うことを考え、
確実なところで今回は
ピックアップを交換する事に。
替えのピックアップは純正にするか
別のピックアップメーカーのにするか迷いましたが、
YAMAHAに価格を問い合わせてみたら
思いのほか安かったので純正品を購入。
ちなみに適合する純正パーツは、
マイクアセンブリ(L)(VS950500)。
税込みで5,000円弱。
純正パーツの発注は
基本はYAMAHA特約店での発注になりますが、
近くに特約店がない場合は
個人での発注も承りますとの事でした。
しかし純正品なれど、
届いたピックアップは、
既に色からして違う。(´Д`;)

上:CPXに最初から付いてたもの
下:今回届いたもの
この辺、もしかすると元々のやつは
FISHMAN製じゃないかと思ったりしてます。
最近YAMAHAがFISHMANの
輸入元をやめてるので、
その辺が関係してるのかなと。
何にせよ約15年前の商品に
適合するパーツをちゃんと手配してくれるという
メーカーの対応にはほんと感謝です。
ピエゾの音の違いなんて
まるで知識としてないので、
使えれば問題なし。
細かい事は気にせず、
いざ交換作業へ。

先ずは弦を緩めてカポで固定。

ブリッジピンを抜きます。
サドルを外して
ピックアップを取り付け穴からボディ内へ。
プリアンプも外したほうが作業がしやすいので、
配線の長さの都合でエンドピンも外しました。

ボディ内に手を突っ込んで、
配線を固定してるペタンフックを曲げて
配線を外します。
そしてプリアンプを外して、
ピックアップが繋がってるコネクタを引き抜けば
あっさり取り外せます。

交換にあたって半田付けは不要ですが、
替えのパーツにはコネクタがついておらず、
古いコネクタをそのまま使う必要があり、
通常は先のとがったピンでツメを押せば
簡単にコネクタから配線が抜けるはずが
何故か中々抜けず無理やり押し出すハメに。
あとは逆手順で戻していけば付け替え完了。
これで悩まされてたノイズもなくなりました。
ついでに、エンドピンジャックのロックが緩んで
プラグがスポスポ抜けるようになってたので、
スイッチクラフトのエンドピンジャックに交換。

古いジャックを外して

新しいジャックへ。
ピックアップの交換には
半田付けの作業は不要ですが、
流石にこれは半田付けが要ります。

ジャックをボディエンド部に引き戻す時は
GEORGE L'Sのシールドが役に立ってくれます。
ボディエンド部からシールドを突っ込んで、
写真のようにジャックに差込引き戻します。
一般的なシールドでも
カバーを外せば同じことは可能です。

作業をしてて、
さすがスイッチクラフトと思ったのがここ。
この穴に棒状のものを通して絞めこめば、
ジャックが回ることなくナットを締めれます。
これで、がっちりプラグを
ロックしてくれるようになり、
シールドのすっぽ抜けも解決しました。
そして肝心のサウンドの変化は、
ブラシーボの可能性もありますが、
若干音が硬質になった気がしてます。
■ピックアップ交換前
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
■ピックアップ交換後
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
この変化が、
ピックアップの特性によるものなのか、
付け替えたばかりだからかは不明。
特に嫌な感じもしてないので、
とりあえずはこれで付き合っていきます。