BOSS TU-2/TU-3の役割

2022年11月28日

BOSSのペダルチューナーTU-2と後継のTU-3。

img221128-01.jpg
(※手元に実機がないので画像はメーカーよりお借りしてます。
画像の使用に問題がありましたらご連絡ください。)


BOSS TU-2/TU-3は国内海外問わず
トッププロのペダルボードでもよく見かけますが、
バッファとして使ってる方も多いのでしょうか。

ヤングギターの公式Youtubeチャンネルで紹介されてた
ナイト・レンジャー来日の際の動画で、
ブラッド・ギルスのボードにはこれが3台も並んでます。


■ブラッド・ギルスがナイト・レンジャーのライヴでの使用機材を紹介!

確かにTU-2/TU-3は良いチューナーだと思います。
しかし、他にももっと

・検出精度の高いチューナーもある。
・検出速度の速いチューナーもある。
・視認性の良いチューナーもある。
・6弦同時にチューニングできる便利なものもある。

その中で何故にあえてTU-2/TU-3なのか?

検出速度/精度や視認性が他機種と比べ突出はしてなくとも
十分に使える性能である事に加え
壊れにくいだとか、万が一ツアー先で故障しても入手しやすい等、
総合的に判断してこれを選んでるとは思いますが、
バッファとしての用途もあるのではないかというのが、
私なりに行き着いた答えです。
(※思い込みかもしれませんが。)

「そんな事を今更?」という方もいるかと思いますし、
逆に「どういう事?」って方もいるかと思います。

BOSS技クラフトからTU-3がTU-3Wとして発売されてますが、
検出精度や速度ではなくバッファをカスタマイズしてるとの事。

以前BOSSのエフェクターに内蔵されてるバッファ回路について
記事にしたことがありますので参考まで。

■BOSSのバッファについて思う事
https://shima-sound.seesaa.net/article/321986791.html

上記リンク先の記事を書いてから随分経ちますが、
今でもBOSSのバッファの音が欲しいときもあれば
出したい音によっては不要な時もあります。

BOSSのコンパクトエフェクターの多くは
トゥルーバイパスではないので
エフェクトOFFの時もバッファ回路を経由します。
故にバッファが不要な際はエフェクターを外す必要があり、
レコーディング時はそれでも良いのですが
ライブの場合はこの手間は致命的です。

それをどうにか出来ないかとずっと思ってましたが、
TU-2やTU-3をスイッチャーのループに入れれば、
バッファのON/OFFをペダルでコントロール出来ます。
(スイッチャー側のバッファはOFFの設定で)

バッファとしての使用はTU-2/TU-3に限らず
他のBOSSのエフェクターペダルでも問題ありませんが、
一番最初に繋ぐ必要があるので、
チューナーであるTU-2/TU-3は使いやすい気がします。
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今のところ私はスイッチャーを使うほど
大がかりなボードを組む予定はないのですが、
将来的に大きなボードを組む事があればこの方法が使えそう。
(1ループボックスならもう少しコンパクトになりそう)

ちなみにBOSS TU-3W(技クラフト)は
トゥルー/バッファードバイパスを切替えれるそうなので、
これならスイッチャーがなくても
バッファのON/OFFをペダルで切替えられるのではと思いましたが、
マニュアルを確認すると筐体側面のスイッチでの切替えとの事。
フットペダルで切替えれるわけではないようです。

惜しい。


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MOOER Micro PreAMP 009

2022年11月22日

MOOERから発売されてるMicro PreAMPシリーズ。
結構色んな種類が出てますが、
その中の「009」はリッチー・ブラックモアのシグネチャーモデルである
ENGL E650(Ritchie Blackmore Signature)のアンプシミュとの事。

リッチー・ブラックモアは私が敬愛するギターリストの一人で、
学生の頃はずっと「あんな音が出したい!」と思ってました。

Micro PreAMP 009は私が憧れてきた
Deep Purple/Rainbow時代のサウンドではなく、
現在のブラックモアサウンドではあるのですが、
それでも手のひらサイズでブラックモアの音が手に入るのは嬉しい。

それで今回「Micro PreAMP 009」を購入しましたので、
こちらのレビュー記事です。

img221122-01.JPG

まずは価格です。
13,000円前後で売られてる事が多いです。(※2022/11現在)

一台買ってみる分には高くはありませんが、
Micro PreAMPシリーズ10台分の価格で、
それ以上の数のアンプモデルが搭載された
立派なアンシミュも買えますので、
コストパフォーマンス的にはあまり良くないかもしれません。

しかしMicro PreAMPシリーズは
アンプモデルをいくつも切替えて使う人でなければ
1台に1つのアンプモデルなので必要なものだけチョイスできる事と、
このサイズでアンシミュが使えるのがメリットだと思います。


操作方法を見ていきます。

■操作
コントロール系はVol(MASTER) / GAIN / TRE / MID / BASSの5つ。
近年、摘まみの多いアンプが多いので、
個人的にはこれぐらいが安心します。
ちなみにE650の実機はPRESENCEがついてるので、
実機よりひとつコントロールが少ないです。

img221122-02.JPG

筐体にプリントされてる柄的に横置きに見えますが、
摘まみは縦から見て12時が真ん中です。

チャンネルはクリーン/ドライブの独立2chでChボタンで切替えできます。
切替えの際セッティングが保存されるので、
チャンネル切替え後に色々といじっても、
切替え前のチャンネルに戻すと摘まみの位置とは関係なく
先の設定が呼び出される感じです。

また、スピーカーシミュが内蔵されており、
Chボタンの長押しでON/OFFが選べます。
(※ChボタンのLEDが点滅でスピーカーシミュON)
ON/OFFのみでマイキングなど細かいセッティングはできません。

フットスイッチはON/OFFとチャンネル切替えの2種類の動きをします。
スイッチの動作モードは長押しで切替えれます。


■サウンド

ENGLアンプの音って多少楽器店で試奏したことがあるぐらいなので、
実際のところ語れるほど良く解っているわけではないのですが、
何となく私は改造マーシャル的なサウンドの印象を持っており、
Micro PreAMP 009のサウンドについてもそれに準ずる音でした。

以下のサンプル音源は
[ギター]→[Micro PreAMP 009]→[オーディオI/F]で録ってます。
スピーカーシミュレータはペダル内臓のものを使用。
DAW上でリバーブを軽くかけてますが他は未編集です。
(※ペダルの摘まみのセッティングは上記写真を参考にしてください。)

ブラックモアモデルなので先ずはストラトから。

【ドライブ(ストラト)】


【クリーン(ストラト)】

ドライブchは結構ブラックモアっぽさがある気がしてます。
PurpleやRainbowのカバーがやりたくなる音です。

クリーンについては特徴がないクリーントーンというか、
この特徴のなさがある意味マーシャルっぽいなという印象です。
マーシャルと言っても色んな種類がありますので一概には言えませんが、
私のMarshall JMP-1のクリーンチャンネルに近い感じの音です。


【ドライブ(リアハム-Ibanez)】


同じセッティングでハム系のギター(Ibanez)で出した音。
90年代のHM/HR系のサウンドっぽい感じでハムにもよく合う音でした。
リッチー・ブラックモアシグネチャーといっても、
ストラトだけではなく結構幅広く使えます。

コンプレッション感のある歪み方をするので、
速弾きやタッピングをする方でも使いやすいと思います。


■まとめ
これが実機にどれぐらい似てるかが解らないのが辛いところですが、
ブラックモアっぽいニュアンスは上手い事出てるように思います。
レイテンシーも気にならない程度で抑えられててますし、
なにより音にアナログっぽいラフさがある気がして、
良いアンプシミュレーターペダルだなと思いました。
機会があれば、他の機種も試してみたいです。

ちょっと問題だったのは消費電力。
DC9V/300mA仕様でなかなか電気を食います。

近年は消費電力量多めのエフェクターが多いので、
大した問題ではないのかもしれませんが、
私の手持ちのエフェクター用9Vアダプターは
旧型ばかりだったので全て最大が200mAまでで全滅。

仕方ないので今回はZoomのMTR用のアダプターを使いました。

img221122-03.JPG


それと音には関係ない話ではありますが、
筐体のサイドにBlacknightと表記が入ってます。
これが正直なところ要らない気もするけれど、
地味にテンションが上がりそうな気もして複雑な気分になります。

img221122-04.JPG


最後にMOOER Micro PreAMP 009のサウンドでオケにのせてみました。
こちらも先の音源と同様セッティングは変えずそのまま録音し。
2ミックスにした後にミックス用のプリセットでコンプだけ通しました。




また、以前同じアンプをモデリングした
Amplitube版のENGL Ritchie Blackmore Signature(E650)も
購入してレビューしてますので比較すると面白いです。

・Amplitube3/ENGL E650
https://shima-sound.seesaa.net/article/410993273.html

リンク先記事は随分昔に書いた記事ですが、
なんでリッチー・ブラックモアだから「フルアップ」という
安直なセッティングでサンプル音源を作ってたのが、比較対象にしにくく、
今思えば失敗した気がして後悔してます。

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ポリウレタン塗装の剥がれの処置

2022年11月16日

塗装が剥がれてしまったギターの処置内容についてです。
剥がれたギターがポリウレタン塗装なので、
ポリウレタン塗装の処置方法メインの記事になります。

剥がれた経緯は以前の記事に書いてますのでそちらをご参照ください。

img-221116_01.JPG

一般的にギターの塗装剥げの対処は以下の4点といったところ。
他にもあるかもしれませんが、ざっくりと思いついたもの。

1.放置(気にしない)
2.瞬間接着剤
3.車用のタッチアップカラー
4.リペアショップに持って行く


このうち1番の放置については、
ラッカー塗装のように塗膜が薄いギターならともかく、
ポリウレタン塗装の場合は割れた部分に何かが引っかかれば、
パキパキと剥がれた部分が広がっていきます。

また2〜3番についてはポリ/ラッカー塗装問わず、
将来、気が変わってリペアショップにお願いしたくなった時は、
一度接着剤や塗装を剥がす手間が増えるのが悩ましい所です。

基本的に塗装が剥げて気になる場合は、
ショップに持って行くのが間違いないところではありますが、
いかんせん費用がかかりますので、
今回はとりあえず現状より酷くならないような対処にしました。

内容としては基本的には上記1番の放置を選んだ形ではありますが、
今回塗装が剥がれたギターがポリ塗装なので、
前記の通り爪で軽くひっかいただけでも塗装剥げが広がります。

なのでヤスリがけをして表面を滑らかにする事で
引っかからないように処理
することに。

img-221116_10.jpg

これなら後でリペアに出したくなったとしても、
状態的には何もしてないのと同じなので
そのままショップに持っていけます。



【作業にあたって準備したもの】
・メガネふき
・スポンジヤスリ600番〜1200版(紙ヤスリでも可)
・コンパウンド(ピアノ用)
・マスキングテープ(写真には写ってないですが)

img-221116_02.jpg

基本的には100均で準備できるものにしました。

仕上げに使うコンパウンドは100均ではありませんが、
ピアノもポリ塗装なのでピアノ用のものを調達。

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【作業内容】
まずは不要な部分までヤスリがけしないように
マスキングテープでマスキングします。
マスキングテープはなんでも良いと思いますが、
私は模型用のものを使用しました。

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マスキング後はひたすらヤスリがけ。
番手の低い順番でヤスっていきます。

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ヤスリ作業で塗装剥げが広がったら本末転倒なので、
最初は優しくゆっくりと撫でるように。

紙ヤスリでも問題ありませんが、
スポンジヤスリの方が使いやすいです。

準備したヤスリで一番低い番手は600番です。
まずはこれで塗膜とボディの境目を爪でひっかいてみて
引っかかりがほぼないというところまでヤスリがけしました。

img-221116_05.JPG

あとは順に800番、1000番と番手を上げつつ2000番まで順に。
最初の番手以降はヤスリがけの際にできた小傷を消していく作業なので、
なんとなく「もう良いかな」ってところで次の番手へ。

4000番とかまで番手を上げていった方が
後のコンパウンドの処理が楽ですが、
頑張れば2000番からでも艶出し鏡面まで持って行けます。

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ヤスリがけ終了。
マスキングテープを剥ぐとマスキングの跡がしっかり残ってますので、
これを消すつもりでコンパウンドがけをしていきます。

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コンパウンドをグロスに適量とりだして、
あとは塗り込むかのようにひたすらごしごしと。

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今回コンパウンド用のグロスはメガネ拭きを使用してますが、
専用の物もカー用品店やホームセンターにあります。
また不要になった綿100%のTシャツでも大丈夫のようです。

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そして作業終了。
これでもう爪でひっかいても剥がれません。

今回の対処はあくまでもポリ塗装用の方法です。
ラッカーのギターはポリ塗装とは塗装の厚みが違うので、
ヤスリがけなどすると剥がれ部分が広がるだけなのでご注意を。

人それぞれ好みはあると思いますが、
ラッカー塗装の場合は塗装の剥がれもそのギターの歴史と思って
何もしないのが個人的には好みです。

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Mooer Blues Mood

2022年11月10日

今年に入って買った歪ペダルの一つ。
「Mooer Blues Mood」のレビュー記事です。

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近年「コストパフォーマンスが凄い」と話題になってる
いわゆる中華ペダルと呼ばれるペダルの一つです。
Mooerは他の中華ブランドと比較すると若干値段は高いのですが、
それでも販売価格で8千円前後と十分安い価格帯です。

このBlues Moodは
Boss BD-2(ブルースドライバー)のクローンとのことですが、
FATスイッチが付いてるあたりが、
BD-2クローンとはいってもKeeley Modあたりが
ベースではないかと予想してます。

ただ手元にBD-2もBD-2 Keeley Modもなく
比較レポは出来ませんので単体でのレビューになります。

記事中のサンプル音源作成にあたっては
解りやすいようにAmpliTubeでJC-120のモデリングを使用しました。
別のペダルのテストの際に何度か検証してますが、
実機でも同じセッティングで同じような音が出ます。
(※実機のコンディションにもよります。)
(※その辺は臨機応変で微調整を。)

ギターはBD系ならシングルコイルで使いたいという
個人的な好みで申し訳ないですがストラトを使用してます。

■Blues Moodのセッティング
・FATスイッチ:ON
・GAIN:12時〜1時前後
・TONE:12時〜1時前後
・LEVEL:適宜

(※記事最初の画像ぐらいのセッティングです。)

セッティングを変更した音源を数種類作成しても良かったのですが、
今回の使用機器の組合わせではこのセッティングがツボでした。


またアンプのセッティングは以下のセッティングでやってます。
マイキングの設定はデフォルトのままです。

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接続はギターからBlues Moodを通してオーディオI/Fへ入力。
軽くDAW上でリバーブをかけてます。

■バッキング



■アルペジオ


■リード


ピックアップは全てフロントです。
ストラトの美味しいところが出てくれました。
ピッキングやギター側のボリューム追従がとても良いです。

TS系のようなマイルドな歪ではなく荒々しい歪ですが、
ディストーションやファズとはまた違うイメージ。
個人的にフェンダーアンプの歪み方にこんな印象を持ってます。

また使ってみて思った以上に歪むなという感想です。
歪むといってもコンプレッション感は少なめなので
メタル系での使用は難しいと思いますが、
(メタルやるのにこれを使いたいという方はいないと思いますが)
GAINを上げれば70年代のハードロックぐらいまでは
十分カバーできそうな歪量です。

少し調子に乗ってGAINを上げて
HM/HR風なイメージでリフを弾くとこんな感じでした。

■HM/HR風リフ



最後にオケとの馴染みをチェック。
オケは自作ではなくフリーの音源を使用してます。



編集はMIX向けのコンプを2ミックス後にかけただけです。
厳密には「どこどこの帯域がぶつかってる」とかあるかもしれませんが、
とりあえず軽く聞いた感じでは、そのままでも良い感じになりました。


【まとめ】
Bluesって品名なのでブルース向けかというと、
結構幅広い感じで使えそう。

アタックをはじめアクセントが出しやすいので、
シングルコイルピックアップ系のギターとの相性は
やはりとても良いと思いました。
特に気になるようなノイズもなく、
かなり優秀なペダルという印象ですが、
いくつか気になった点もあります。


【気になった点】
ゲインを上げると音量も上がります。
オーバードライブペダルというよりはプリアンプ的な挙動です。
普段は問題ありませんが、ライブ中など時間がないときに
「音量はそのままで歪を上げたい!」と思ったら、
摘まみを二ついじる必要があるのでそこは少し面倒です。

またトゥルーバイパス仕様で
ON/OFFの際にスイッチングノイズが多少有ります。
気になる方はスイッチャーは必須かなと思います。


今回はあくまで歪系ペダルとしてレポートしましたが、
ブースターとして使った場合は、
また別の局面も見えてくるのかなという気もしますが、
色々やると長くなりますのでこの辺で。


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UVライトで光るギター弦[DR NEON]

2022年11月04日

img221102-01.jpg

DR Stringsの弦を買ってみました。
普段使いには値段的に手が出ないのでライブの演出用ですが、
UVライトで発光するものを。

価格は定価で3,000円〜3,500円ぐらい(2022/11月現在)です。
探せば1,500〜2,500円程度で見つかります。
購入したのはアコースティック弦ですがエレキ用もあります。

img221102-02.jpg

UVライトを当てるとこのように光ります。
基本的には色が付いてるだけで、
普通にコーティング弦のようです。

メーカーサイトから解説画像をお借りしてきました。

img221102-03.jpg

■DR STRINGS(正規輸入代理店 キクタニミュージック株式会社)
http://www.kikutani.co.jp/DR/

弦自体はフォスファーブロンズのようで、
私が普段D'Addarioのフォスファーブロンズを使ってる事もあり、
コーディング弦特有の感じはあるものの
音的に極端な違いは感じませんでした。

比較するものがないので分かりにくいとは思いますが、
サンプル音源です。
コンデンサマイクで生音を録りました。



タッチは顔料のせいなのか、
若干ざらつきを感じる気はしましたが、
ブラシーボの疑いもあるぐらい微妙なところ。
個人的には通常のコーティング弦の
艶々したタッチが苦手なのでDR NEONの方が好みです。

弦の太さがライトゲージなのに、
下が0.52ではなく0.54なのが気にはなりました。
故にテンションの違いはあるとは思いますが、
いざ張ってしまえば私は特に気になる事もなかったです。

あとこれは面白いなと思ったのが、
色が着いてるのでコーディングの剥がれが一目で解る事。

img221102-04.jpg

ライブ前のリハとライブで、3~4時間使用でこんな感じです。
巻き弦はしっかり定着してますが、
一番太いプレーン弦である2弦は剥がれやすいみたいです。
写真には撮ってませんが指板側の方も
2弦のみフレットに当たる部分が剥がれ始めてます。
恐らくですが一般的なコーディング弦も
こんな剥がれ方をしてるんじゃないかと思います。

そもそもコーティング弦の音は好きではないのですが、
ライブの演出上欲しいときは演奏性も音質的にも
トレードオフできる許容範囲内だったので、
必要な時はまた買おうかと思ってます。


今回買ったものはピンクのアコースティック弦で、
Amazonや楽天で検索したら売られておりますが、
マルチカラー(6色)以外の弦は輸入元の公式サイトに表記されてないので、
恐らく並行輸入とかそういった流れで仕入れられてるものと思われます。

今回実はピンクではなく別の色を発注してたんですが、
その為か2か月経っても未だに「発送準備中」になっており、
ライブに間に合うよう慌てて在庫のある色を買い直しました。
マルチカラー以外の色は、急いで必要な場合は
在庫があるものを選んで買った方が良さそうです。
(※結局先に発注してたものはライブが終わってから届きました。)