木製ブリッジピン(ローズウッド)

2023年02月27日

ライブ用に使用してるエレアコで、
以前演出用にコーティング弦を使った際に
音が明瞭になりすぎて硬質な印象だったので、
ブリッジピンを水牛骨から木製に変更しました。

使用したのはSUCD社のローズウッドのもの。
径が太すぎたので削るのに苦労しました
ようやく取付けできました。

img-230227.jpg

あえてエボニーではなくローズウッドを選んだ理由は、
ローズウッドの方が若干軽量である事と、
使ってるギターのブリッジ素材と同じ材なので
音響特性がブリッジと近いであろう事。
もしブリッジがエボニー製ならエボニーにしてます。

今回の変更前に着けておりました
水牛骨のピンの方が価格的には高価なので、
感覚的にはデチューンのようなイメージではありますが、
結果としては正解だったかなと思ってます。

■水牛骨(変更前)


■変更後(ローズウッド)


サンプルの録音はコンデンサ立てて録った方が
違いが出やすいのではないかとは思いましたが、
あくまでエレアコは生音よりも出音重視なので、
今回はピックアップの出力から撮ってます。
セッティングはDIを通して
オーディオI/Fの入力に入れただけです。

偶にシールドがボディに当たる音を
拾ってしまってますがご容赦を。


変更後は僅かではありますが、
倍音成分が増え暖かみのあるサウンド寄りに変化。
あと出すぎてた低域が軽減されて
音のバランスが良くなった印象です。

私のギターはブリッジ及びナット材を
TASQ製に変えてたので、
そこに骨角材のブリッジピンは、
少々やりすぎだったのかなと思いました。

しかしこれで倍音成分が増えた分、
反対に基音は埋もれる方向になってますので、
音の分離感や明瞭度は下がってます。
その為、アコースティックな編成での演奏ではなく、
エレキギターなどと一緒にバンド演奏で使用する場合は
音が埋もれて前に出てくれない可能性はある気がします。

ともあれ私は今は基本は一人で演ってるので、
今回の変更は良い方向に変ったと思ってます。


比較用に一旦デフォルトの
プラスチック製のブリッジピンにも変えてみたので
その音源も参考までに載せておきます。

■プラスチック製(デフォルト)


掲載音源は音量を合わせて均一にしてますが、
骨角系のブリッジピンをしばらく使ってると、
生音の音量差に驚く。それぐらい良く鳴ります。
一方、低域のシャープさと中域の太さに欠けますが、
落ち着いたアルペジオ系の楽曲等には
良く合いそうな気がしました。

安っぽい印象があってついつい変えたくなりますが、
プラスチックはプラスチックの良さがあります。
鳴りと言う観点であれば軽さは正義です。


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色々準備中です。

2023年02月21日


img-230221.jpg

ライブが終わってホッとしたのも束の間、
そのまま仕事の繁忙期に入ってしまったので、
少々更新の方滞ってます。

色々とレビューしたい機材などもありますが、
中々ギターをいじれる時間がとれておりません。

また落ち着いたら記事の方アップしていきますので、
しばしお待ちを。

アクセス数を気にして、書ける事もないのに、
無理に記事を書いて投稿したりとかはもうしたくないので。

写真は少し前に購入したL.R.BaggsのSession。
Session DIのDI機能を外したものです。
この辺の紹介も予定してます。

シールド(MOGAMI 3368)の使用プラグ交換

2023年02月08日


エレアコ用に使ってたシールドの、
プラグ固定材として使ってた熱収縮チューブが、
少し前からめくれてしまって気になってましたので、
ライブ前という事もありシールドのメインテナンスをしました。

img-230208_02.jpg
シールドはMOGAMI 3368とGeorgeL'sの225の組合わせです。
この根元部分を熱収縮チューブで固定してましたが、
運搬時に引っかかったのかチューブがズレてしまって
プラグの根元から外れてます。

チューブがめくれた部分だけやり直しても良かったのですが、
固定力が弱まって最近は偶に接点不良を起こしてましたし、
同じトラブルの再発も嫌なのでプラグを別のものに変えます。

img-230208_01.jpg
変更プラグは以前パッチケーブルで使用した際に、
3368に無加工で取付けできて使いやすかったので、
Free The ToneのSL-Fにしました。
L字とストレートの両方を購入。

またSL-Fはカバー部分の長さがショートとスタンダードの2種類あります。
以前はパッチケーブル用途だったのでショートを使いましたが、
今回はギター本体から出すシールドなのでスタンダードを使います。


img-230208_03.jpg
先ずは問題の熱収縮チューブを剥がします。
多少シールドを傷つけても根元部分はカットするので
あまり気にせず大胆にいきます。

img-230208_04.jpg
あとはケーブルのGeorgeL's 225に合わせて加工してた部分をカットし、
新しく購入したFree The Tone SL-Fに刺し込んで
付属のレンチでネジを締め込むだけ。
SL-Fは中心線及びシールド線に接点が刺さるのを
視認しながら刺し込める構造がとても親切です。
ソルダーレスなので半田付けの必要もありませんし、
はじめてシールドを作る方もこれなら余裕で作れると思います。

プラグをGeorgeL's 225から
Free The Tone SL-Fに変えて音は変ったかというと、
プラグの素材の違いはあるもののどちらもソルダーレスですし、
私は聴いて解るほどの違いは感じませんでした。
「違う」という方も居らっしゃると思うので断言はできませんが。


ついでにラインケーブルも調子悪かったのでメインテナンス。
おかげで結局ハンダを使う事に。

img-230208_05.jpg
カバーを外すとシールド線が若干けば立ってましたので、
整えて軽くハンダを流して固定しました。

これで安心してライブに挑めます。

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