先日スタジオで音を出した際に、
ピックアタックの音が
出すぎてるのが気になりました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
気になってるのは
キャンキャンと鳴ってる耳障りな部分。
問題の部分はピックアップのバランスを
ピエゾ側に設定すると拾わない事から
原因は恐らくマイクっぽい。
気になってる音の周波数を
EQで下げるという手もありますが、
それは根本的な解決ではないと思うので、
マイクゲインの設定を見直しました。

付属の専用工具もしくは精密ドライバーでいじる
ネジ型のコントローラーの部分です。
通常のAnthemやSLだと
サウンドホールのコントローラ部分に付いてますが、
StageProは電池ボックスを開けた中に付いてます。
問題のピックアタックの音を確認するため、
マイク全振り設定での出音を
スペクトラムアナライザにて計測。

私が使ってるRMEのアナライザは
これ以上表示を細かくは出来ないので
大まかな計測ではありますが、
上記画像の4khzか6.3khz辺りのどちらかと推定。
先ずはマイクゲインを限界まで下げてみます。
■マイクゲイン MIN

マイクゲインを下げると、
マイクが拾ってる周波数帯が全体的に下がります。
Anthemのマイクが受け持つ帯域は、
公式で250hz以上とアナウンスされてますが、
800hz以下はマイクゲインを下げても
あまり変化しませんでしたので、
実際はその辺から上の帯域を拾ってるのでしょうか。
ゲインを下げると耳障りだった部分も
少しはレベルが下がりはしましたが、
結果はそこだけぽっこりと突き出す形に。
出音を聞いてもやはり
耳障りな部分が余計に目立って厳しい。
次にマイクゲインを上げてみます。
■マイクゲイン MAX

どうやらレベルが頭打ちになるようで、
ゲインを上げると出すぎてた周波数帯に対して、
周囲の周波数帯が追いついてくる。
コンプが付いてるのかそれとも若干歪んでるのか。
いずれにせよ耳障りだったピックアタック音は
これですこし目立たなくなりました。
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このAnthemのマイクゲインの設定については、
私は取付けたばかりの頃に、
思った以上にピエゾの音が強い印象だったので、
早々とをいじってしまってましたが、
出荷時の状態がメーカーが推奨する位置という話を
どこかで見かけた記憶もあります。
(※真偽は分かりません)
その為今回はゲインの上げすぎが
問題なのではとばかり思ってたので、
逆にゲインを更に上げて問題が緩和されたのが
実は少し腑に落ちない部分だったりしてます。
「誰か正解を教えてくれ」と言いたい気分ですが、
とりあえずは解決です。
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