今回は、サウンド面のレビューです。
品物が届いてから、約1週間。
家にいる間はずっと鳴らしっぱなしという感じで、
エージングを進めてきましたんで、20時間弱ぐらいでしょうか。
実際、まだエージングが不足しているとは思いますが、
現段階での印象です。
まず、最初に繋いだ瞬間に思ったのが、
リバーブやディレイの残響音がわかりやすかったです。
かなり良く聞こえると言うか、『リバーブかけ過ぎ・・・』みたいなのは、
予防できるんじゃないかと思います。
また、良く言われる事らしいのですが、 ドンシャリ感はまるで無いです。
低域が響く感じも、高域がスコーンと抜ける感じもありませんから、
リスニング用途では、やはりつまらない音だなぁ・・・と。
逆に編集用途には最適な気がします。
しかし、低域・高域が弱めで、中域よりとはいったものの、
音像が塊的と言いますか、特に低音がやたら気持ち良い感じです。
バスドラの音等がスピーカーで鳴らした音を、
体で受けてる感じがします。
音場は近場で鳴ってる感じがするので、
MIX用途には、こちらの方が使いやすそうな印象ですが、
長時間の使用は、疲れそうな気がします。
あとは、インピーダンスが、以前使ってたのより高かったので、
場合によってはヘッドホンアンプも要るかなと思いましたが、
感度の方が良いのか、音量不足って感じはありませんでした。
インピーダンスと感度と音量の関係についての計算は、
考えるのが面倒でやってないのですが、結果オーライってことで。
ここまで、T50RPのサウンド面のレビューをしてきましたが、
私の場合そんなに沢山のヘッドホンを見聞きしてきてるわけでもないので、
かなり基準が甘い部分もあるかと思いますので、
これらの印象は私の主観として捉えてもらえればと思います。
(まぁ、主観以外で音なんか語りようもないんですが・・・)
現に、ボロクソに文句を書いてるレビューもネット上にありましたし、
万人に薦めれるヘッドホンではありません。
しかし、編集用途でヘッドホンを探されてる方にはお勧めできるように思います。
アバウトな表現で申訳ないですが、
私、個人としては、かなり気に入りました。(^^)

ヘッドフォン フォステクスFOSTEX T50RP
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最後に、実際にこれでミックスをやってどうなんだってところですが、
これ、あんまりスピーカーで聞いても、修正が最小限で良い感じです。
今まで、オーディオシステムの前とPCの前を、
何度も往復してミックスの調整をやってたんですが、
往復する回数が減って、かなり楽になりました。
(流石に、ヘッドフォンのみでミックスは無理ですけど。)
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