ピックアップのボリュームコントロールをいじった際、
ボリュームを下げると音が少しモッサリする気がしたので
スペクトラムアナライザを使用して検証しました。

(※上記画像はイメージ画像として撮ったもので、
今回の検証時の設定ではありません。)
今回の検証はピエゾ側の設定でしてます。
ピエゾの方がマイクよりも癖がないので
スペクトラムアナライザが横並びで見やすいです。
■ボリュームMAXの音

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
■ボリューム約20%の音

再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ボリュームコントロールをいじってるので、
当然音量レベルも上下しますが
あくまでも「音質」の検証なので
音量は録音後にノーマライズして合わせてます。
弾いてるのが私なので多少のブレはあるかと思いますが、
結果としてボリュームを下げていくと、
100hz以下の低域が出てくる傾向が確認できました。

スペクトラムアナライザーの画像を重ねたもの。
薄い色にしてる方がボリュームMAX時の計測値。
上記にアップした結果以外にも、
70%〜50%と段階に別けて計測しましたが、
ボリュームを下げた際に
高域側から徐々に減衰していくというよりは、
100hz以上の帯域は一定して下がるような感じです。
この仕様については、
音量を下げた際の迫力不足を
あえて低域を上げる事で補ってるのか
それともエレキギターのボリューム回路のように
回路自体がパッシブなのかは解りません。
ただ結果としてこういう特性なので、
逆手にとって音作りに利用する事も可能ですし、
反対に演奏中の極端なボリュームの変更は、
出音が変ってしまうので気を付けた方が良さそうです。

今回検証に使用したのはAnthem StageProです。
同シリーズの無印AnthemやSLも同様である気はしますが、
その辺は検証できるものが手元にないので
もし検証した方が居られましたら、
コメント欄にでも書いていただけますと嬉しいです。
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