コードの拾い方第二回です。
第一回目を読まれてない方はそちらから読んでください。
前回のは予備知識的な部分が多かったのですが、
ここからは実践的な部分に入ります。
【楽曲の構成】
ダイアトニックコードがわかった所で、
先ずはその曲のKeyがわからなければ意味がありません。
で、楽譜を見てしまうのが一番早いですが、
今回は耳で聞いてコードを拾うのがテーマですから、
楽譜を見ては意味がないわけです。
では、どうするか。
歌モノの曲の構成というのは、
“ヴァース/ブリッジ/コーラス”という、三つの構成に分かれてる事が多いです。
コレを一般的に言うと、“Aメロ/Bメロ/サビって言えば、
わかりやすいんじゃないかと思います。
そのヴァース(Aメロ)とコーラス(サビ)の最初のコードは、
Keyと同じコードが使われている事が多いんです。
(違う場合も偶にありますが・・・)
ですから、ここのコードを拾ってしまえば良いわけです。
先ずは曲にあわせて口で『ジャラ〜ン」と口ずさみます。
そうして、先ずは単音でその音を出しながら探します。
“ド(C)?”“レ(D)?”もうちょっと高いかな、じゃぁ“ソ(G)”かな?
そんな感じで探してみたら、すぐに見つかると思います。
で、あとはその曲が明るい感じならメジャーで、
暗い感じならマイナー(m)でコードをならせば、
おおよそ合わせれると思います。

抑えているポジションと音階は、上の画像の方を見てもらい。
そこから繋がるコードは前記事のダイアトニックコード一覧から探していけば、
すんなりと探せると思いますよ。
例があった方が、もっとわかると思うんで、
斉藤和義のヒット曲、ワンダフルワッフルの場合を例にとりますと、
最初のリフや、ヴァース(Aメロ)がDで始まりますので、Kyeは“D/Bm”になります。
すると、全記事に付けていた画像の
ダイアトニックコード一覧のD/Bmの部分を見てもらえば、
あら不思議・・・曲で使われてたコードが全部あります。
と、いった感じです。
【その他のコード】
あと補足ですが、今回のダイアトニックコード一覧にはsus4(サスフォー)や、
dim(ディミニッシュ)なんてものが入っていませんし、
分数コード(ConD等)なんか入っていません。
演奏していて、これがないと、アクセントがなくってちょっと寂しいんですけど、
とりあえず気にならないうちはそのまま弾いて下さい。
気になるようになったら、次のステップに進む頃ですので、
その時はまた深く入っていきましょう。
この辺がについて、ちょっと書いておくと、
自分でコードを弾いてみて、その和音の雰囲気を覚えます。
そうして、この曲のこの部分は、この和音の雰囲気かな?
みたいな感じで、当てはめていけるようになると思います。
ここまで、コードの拾い方を書いてきましたが、
このやり方も、もちろん万能ではないんですよね。
曲の途中でKeyが変わる、
いわゆる“変調”なんてものを取り入れてるような曲だったりすると、
ちょっと難しいんですが、アレ?と思えば、変調しているわけで、
その辺は経験で掴んでいってください。
さらに、ここから先を言うと、コード進行には決まり事というかパターンがありまして、
それを知れば、もっと簡単に見つけられるようになりますが、
それを説明し始めると本が一冊書けますので、今回はこの辺で失礼します。
この先には、アドリブとか、
もっともっと楽しい世界が待ってますんで、頑張って下さい。