録りのコンプ練習中

2012年07月04日

録りのコンプを練習中です。
正直、未だに良く解りません。

アタック、リリース、レシオ、スレッショルド・・・

どの摘みをいじったらどうなるかというのは、
理屈では解っているのですが、
あまり耳が良くないのか、理屈以上がなかなか解りません。
(要するに、聴覚で理解できてない。)

コンプがかかってるけど、
聴覚上はかかってないように聞こえる。
かけ録りってそれぐらいが良いのかなと思ってますが、
ロックギターリスト的な私の観念で言うと、
『コンプ=パコパコ』のイメージしかなくって、
薄くコンプをかけた微妙なニュアンスってのがいまいち理解できない。

ミックスの時はプリセットでどうにかごまかしてるれども、
かけ録りとなるとハードウェアを使うので、
プリセットというわけにもいかず、
波形を見ながら必死に理解しようと奮闘。

YAMAHA GC2020
『YAMAHA GC2020』

とりあえず今持ってるハードウェアコンプです。

これ、味付けが薄く、
かなり微妙なかかり方をしますんで、
その辺が好きな人は好んで使ってるようです。

私の場合、コンプを使い慣れてないのに、
そんな微妙なかかり具合の機材を使ってるから、
余計にわからなくなってるのですが。

とりあえず悪戦苦闘の結果、
ようやく歌モノをこんな波形で録れるようになりました。

コンプかけ録り

ここまで上を押さえてもらえると編集が凄く楽です。
聴覚上は極端なコンプ感は出てない感じですが
(あくまでも私の主観として。)

これってかけすぎ・・・なのかな・・・。

セッティングは上の写真の通り。
レシオを“無限:1”にしたリミッター的なセッティングです。

この設定を一旦リセットさせて、
耳で同じ設定に出来る自信はない。

なんとも難しいです。
もっと修行します。


マスタリング時のコンプレッサーについての考察

2009年07月12日

今回はマスタリングについての話ですが、
私はダイナミック系のエフェクトの扱いが苦手なもんで、
最初に宣言しておきますと、正直良くわかりません。(^^;

で、いつも音源を作るときは、
わからないなりに、やってるんですが、
その研究材料として、ちょっと波形を書き出してみました。

まず、最近ヒットチャートを賑わした、
某国内メジャーロックバンドの波形から。

波形-01
(※クリックで拡大)

見事に思いっきりコンプをかけてます。
良し悪しは別として、こういう処理自体は、
ラジオやTVで流れるときに、目立つってのが一番の理由だと思います。
最近、洋邦問わず、こういう波形の音源が増えてるようですが、
ロックに関しては、こういう処理は、
個人的にはちょっと味気なさを感じてたりします。


そして、私は、90年代ぐらいの音源のマスタリングが、
好きだったりするので、今回は代表としてエクストリームを持ってきました。

波形-02
(※クリックで拡大)

近年のに比べると、コンプのかけ方は随分少なめです。
これぐらいが音圧も保ったまま、アタック感も残っててといった感じで、
バランスとしては丁度いいのかなと私は思ってます。


さらにさかのぼって、80年代になると、こんな感じです。

波形-03
(※クリックで拡大)

これは、ヴァン・ヘイレンのジャンプの波形ですが、
90年代のものよりもっとコンプは控えめになっています。
80年代系の音を狙うなら、こんな感じの処理が良さそうです。


とまぁ、新旧の波形を比べてみましたが、
好き嫌い、良し悪しってのもあるんでしょうが、
個人的には最近のは、ちょっと行き過ぎな気がしてます。(^^;

ちなみに、誤解されないように書いておきますと、
これらの波形については全てにおいての傾向ではなく、
あくまでもこういう波形が多いって話です。
もちろん、最近発売されたアルバムでも、
コンプが薄めにかかってるものもありますし、
過去のアルバムでも、思いっきりコンプをかけてるものもあるかもしれません。
まぁ、私が聞く音楽も、思いっきり偏ってますから、
あくまでも私の主観として参考程度に思っていただければと思います。


それで、ここで好き嫌いだけを語らせてもらうと、
波形サンプルにも出したエクストリームの『Pornograffitti』やら、
ウィンガーの『IN THE HEART OF YOUNG』、
後は、T.N.Tの『REALIZED FANTASIES』あたりのマスタリングが好きです。(^^)
(80年台の終わりと90年代初期のものばかりですが・・・)





ポルノグラフィティ

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とまぁ、ここまで書いてきましたが、
他人はどうあれ、私自身が好みのマスタリングができるようになるまで、
あと、どれぐらいかかる事やら・・・・。orz
実際、他人の事をとやかく言える立場じゃないんですよね。(^^;

2パートあるバッキングの編集

2008年11月24日

今、編集作業をしている曲に、
バッキングを2パート入れようかと試みてます。

普段は、単一のバッキングパートの曲ばかりやってたというか、
2パートあっても面倒だからユニゾンでやっちゃえって事が多かったので、
そのまま2回同じパートを引いて、LRのチャンネルに振り分けてましたが、
(いわゆる、ダブリングってやつですね。)
ユニゾンじゃないパートをLRに振り分けると、
どうにも、音圧感が足りない・・・・。

かといって、各パートごとにダブリングなんてすると、
音がグチャグチャになって、今度は分離感がなくなってしまう。
それにトラック数も増えてPCへの負荷も心配です。


むむぅ・・・、どうしたものか。(^^;


そんなところで思いついたのが、
『リバーブの残響音をクロスさせてみたらどうだろう。』
とりあえず、結果が良ければOKって事で比較してみます。

■リバーブ-ノーマル
img 081124 リバーブ(ノーマル)





■リバーブ-クロス
img 081124 リバーブ(クロス)




なんか、後者のほうが、音の分離感と音圧感が両方グレードアップしました。
これは、悪くないです。(^^)

ただ、私の思いつきでやってみてますので、
ハッキリいって、こんなやり方が正しいのかどうかわかりません。(爆)
そんなのところで、もしかすると他に良いやり方があるかもしれませんが、
同じところで困ってる方がいましたら、
ちょっとやってみるのも良いかと思います。


今回の音源の元ネタです。


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そういえばガンズのアルバムって何枚か持ってはいますが、
好きな曲ってメジャータイトルぐらいなんで、
ベスト版しか聞いてなかったり・・・。(爆)
タグ:リバーブ

ギターの音をスッキリさせる!?

2008年11月16日

ミックスの作業の中で、
イコライザーの処理というのはかなり重要なところだと思うのですが、
かなり曲者なのも、このイコライザーだと個人的に思ってたりします。

イコライザーは、音の周波数特性を変化させるものですが、
その音の周波数特性なんてものは、
再生環境に左右されるわけで絶対的な値なんてないですし、
結局のところ、経験と勘がもろに出てくるところと思います。

プロのエンジニアならまだしも、
私も、趣味で宅録をやってる身分ですし、
もちろん『経験と勘』なんてものは持ち合わせてません。

それで経験と勘がいぶんは、
耳でモニターする音と雑誌などで目にする情報を頼りにしてますが、
この辺はいつも苦労させられてたりします。


先日、DTM系の雑誌をペラペラとめくっていた所、
ギターの音をスッキリ聞かせるイコライジングが書かれてました。

まずはその理屈なんですが、
要らない低域(40hz付近)をカットして、
高域(15Khz付近)を持ち上げギターの音を前に出す
との事。
さらに、+-3dbぐらいで十分効果があるそうです。

理屈をきくと『なるほど』と思いますし、
ほんとに、そんなに効果があるなら、使わない手はないです。

というわけで、まずはやってみます。
今回、テスト用に準備した音源はこれです。



こちらは、普通に録音して、
以前紹介した150hz辺りと2Khzあたりを持ち上げる
『音ヌケ改善イコライジング』
を軽く行っただけです。

この音に、スッキリサウンド(変なネーミング・・・)を狙って、
40hzと15Khzも持ち上げた設定を足しました。
(下の画像で赤丸をつけている部分です。)

img 081116 ギターの音をスッキリ

設定は完璧。
きっと、これでバッチリなはず。

そして、出来上がった音源は!!









ウチの再生環境じゃ、あんまり変わらない・・・・。(^^;




こりゃ、かなり良い再生環境を持ってるところじゃないと、
分からないかもしれません。orz

まぁ、音源は何処で再生されるか分かりませんから、
『やらないよりはやっていたほうが良い』といったところでしょうか。

なんか、このブログのテスト結果は、
あまり結果がでないってのが、
定番化してきてる気がします。(T T)



こちら、今回の音源の元ネタが入ったアルバムです。


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久しぶりに弾いたら、出だしから躓いてしましました。
(リッチー・ブラックモアファン失格です。) orz

セルフリミックスの必要性

2008年08月04日

先日、最近作っていたカヴァー作品のデータが上がり、
YAMAHAのMy Sound(旧プレ王)に登録申請をしました。
それで、良い機械だったので、
現在アップしてたカヴァー作品もリミックスしてデータを更新しました。
(新作については、来週の初め頃の公開になると思います。)

リミックスした作品はこの2曲です。
(バナーはMy Soundの音源データへのリンクになってます。)

img 080212 In these arms
≪過去記事:BONJOVIのカバー曲≫


Be Quick or Be Dead
≪過去記事:IRON MAIDENの曲をレコーディングしました。≫

単純にリミックスなんで、録り直し等はしておりませんが、
現在の編集スキルでミックスダウンをやり直してますので、
随分と音的にも良くなったんじゃないかと思います。
(本当は、BONJOVIのカヴァーは歌い直したいぐらいなんですが・・・)

以前は、音圧感を上げる為に、色々と工夫してやってたんですが、
どうにも、工夫が行き過ぎて、ダブリングなどをやりすぎてる節があったので、
その辺をシェイプアップし、トラックをシンプルにまとめ、
イコライジングで音圧感を出すようにしてます。
また、ディレイやリバーブ等、空間系のエフェクト処理も、
少しドライな方向に持っていき、アタック感を出すように心がけました。

だた、リミックス後の音源だけを聴いたところで、
過去の状態と何が違うのか、非常にわかりにくいと思いますので、
今回は、後者のアイアンメイデンの曲の方を、
比較材料として一部抜粋して音源を準備しました。

■リミックス後


■リミックス前


比較すると一目瞭然(一聴瞭然?)なんですが、
結果として、ドライブ感や音の分離感が
以前と比較して随分改善されたように思います。


何事も、やりすぎは良くないということでしょうね。(^^;

程々で抑えるのが、音作り/編集のコツのような気がします。



ともあれ、こうやって、偶に過去を振り返って、
現在の技量と比較するってのは、
自身を見つめなおす意味でも良さそうな気がします。
もっとも、全く変わってなければ、それはそれで悲しいですが・・・・。(^^;


≪関連記事≫
・過去の音源をリミックスしてみる。

タグ:リミックス

オケが入るとギターの音がヌケない!!(2)

2008年05月27日

今回は、前記事からの続きです。
(前記事を読まれてない方はコチラから。)

前回、雑誌にギターの音ヌケがオケが入ると悪くなる事への、
改善方法が雑誌に載ってましたという話までしてましたが、
その雑誌に書かれていた音ヌケ改善の方法はこんなのです。
オケが入るとギターの音がヌケなく感じるときは、編集時に150hz付近と、2khz付近を持ち上げ、 ヌケるポイントを探しましょう。

『おいっ!! そんなに、Mid寄りの音を膨らましたら、
余計に音がこもるじゃないかっ!』

そんな疑問が私も浮かんできたんですが、
このオケが入った際に音ヌケが悪くなる原因は、
ギター以外のパート、いわゆるベースやドラムなどの音が、
“ギターの150hz/2khz付近の音を打消してしまってるから”
だそうで、
その打ち消された音を持ち上げてあげれば、
ギターが前に出てきてヌケも良くなるし、 オケとも馴染むということらしいです。

理屈云々より、『実践あるのみ!!』ということで、
先ずは音源で比較してみます。

最初は何も編集しない音からです。

●ギター単体の音


●オケを被せた音源



単体の時と音質自体は変わりませんが、
オケが入るとちょっと弱々しいというか、
埋もれてしまって、ちっとも前に出てきてくれません。


そして、こちらが編集した音です。

●100hz/4khz付近をブーストした場合(今までやってたやり方)


●150hz/2khz付近をブーストした場合(雑誌で見つけたやり方)


今までのやり方では、ギターサウンドの性格自体が変わっていましたが、
今回の方法ではギターサウンドは前者ほど極端な変化はせずに
グッと前にでてきて、バッチリ音ヌケが改善されてます。
(まったく変わらないわけではありませんが)

もちろん、音なんて主観の問題ですから、
ジャキジャキなってる前者の音が好きな方もいるでしょうし、
また、楽曲によっても、BESTな方法は変わってくるかとは思いますが、
とりあえず、これでギターの音ヌケの件は解決です。


ただ・・・・


雑誌の情報のままで終わってもねぇ。(爆)


それでは『サウンド研究室』らしくないというもの。(笑)
調子に乗って、もう一歩踏み込みます。

これは私の持論なんですが、
音楽ってのはですね人間同士にしても人と楽器にしても、
楽器同士でもそうなんですが、何かに何かを合わせるのではなく
『歩みよる』または逆に『ぶつける』ってのが大事だと思うんです。
ケミストリーなんてものは、そこから生まれるんじゃないでしょうか。

そして、今までの私が音ヌケ改善にもがいていた敗因は、
ここにもあるような気がします。

アナログのサウンドを背伸びさせ、
デジタルのオケに馴染む音にしようと必死になっても、
いつまでたっても解決なんかするはずもありません。
“合わせる”ではなく、大事な事は『歩みよらせる』だと思うんです。

とすると、デジタルのオケの音質を劣化させて、
アナログ感を出す事ができれば、よりギターの音を、
オケに馴染ませる事ができるんじゃなかろうかと考えました。


そこで、イコライザーと、アナログテープシミュレータ使って、
オケの音質を劣化させてみます。

≪イコライザー≫
人間の耳ってのは基準となるものを元に判断するようにできてますから、
それで、オケの音を基準として、ギターの音がヌケないなら、
ギターのハイを上げるのとは逆にオケをイコライザーでハイ落ちさせてあげると、
ギターの音のハイが上がったように聞こえるはずです。
今回は、4.5khz以降の音を少し下げてみました。

≪アナログテープシミュレータ≫
いわゆる、ノイズ付加エフェクターです。(笑)
今回は、フリーのVSTプラグインを使用してます。


そして、コチラが出来上がった音源です。



記事の最初に掲載している音源と
比較していただければわかりやすいと思いますが、
更にオケとギターサウンドが随分馴染んでくれました。(^^)


といったところで、長々と書いてきた、
ギターの音ヌケ改善記事は以上になります。

【関連記事】
オケが入るとギターの音がヌケない!!(1)

オケが入るとギターの音がヌケない!!(1)

2008年05月26日

前回の真空管交換の記事で、
音ヌケが悪い原因は真空管だけではなかったというような事を、
少し書いていたわけですが、

今回はその件についての記事になります。

それで、この音ヌケに関しては、
最初に真空管を変えたいと言い出す少し前から、
ギターだけを弾いてる分には気にならないけど、
オケが入った場合において、音がヌケない/馴染まないというような、
症状はずっと気になってました。

その原因は、デジタル音源によるオケというのが、
ハイファイすぎる為、アナログのギターアンプのサウンドとは、
どうしても喧嘩してしまうのですが、

この辺はデジタルのアンプであるPODや、
同じアナログでも真空管を使っていないSANSAMP
また、真空管を使っていても、シミュレーション部分を、
デジタルで行っている最近のマルチエフェクターなどは、
そんなに苦労することはなく、デジタルのオケに馴染んでくれると思います。

そこで私も、今使ってるアンプ(Marshall JMP-1)で、
もっとハイファイなサウンドが出せれば、
なんて事を考えて、一生懸命調整してましたが、
思えば、ここが過ちの始まりだったようです。(^^;

編集中
(編集中の私のデスク・・・・めっちゃ散らかってます。)

今までは、ギターの録音後にミキシングする際に、
4〜5khz付近と100hz付近をイコライザーで持ち上げ、
ハイファイっぽく聞こえるように私は調整してたのですが、
これだと、ギターの音の美味しい部分が隠れてしまい、
結果として、思い切った音作りが出来てません。
また、こういったイコライザーの使い方は、
実際に音がハイファイになるわけではなく、
ハイファイっぽく聞こえるようにしているだけなので限界があるため、
妥協点を見つけてそこで終りとなってしまいます。

その結果、
『このアンプ、真空管がヘタっててハイ落ちしてるんじゃないか?』
そんな風に私自身、考えてしまってましたが、orz
アンプの真空管を交換ししたものの、 問題は多少しか改善されず、
決定的な改善策には至らないままでした。

それで、他に原因がないか悩んでたところ、
偶々開いた雑誌『サウンドクリエイター』のバックナンバーに、(笑)
なんかドンピシャな記事を発見!!



なになに・・・


つづく。(爆)

(すいません、長くなりそうだったもので。)


【関連記事】
オケが入るとギターの音がヌケない!!(2)

ボーカルトラックの編集

2008年02月24日

声が細いだ、なんだと言いながらも、
去年の終わりごろから歌モノの曲を公開しはじめて、
最近は最初に公開したものよりも、
随分聞けるようになったんじゃないかと思ったりしてるんですが、
これがまた純粋に歌が上手くなったとか、 そういうわけでもなく、

単純に編集の力量が上がっただけだったりします。(爆)
(まぁ、これはこれで、良いわけですが・・・・)

それで、今回の記事ですが、
自分自身の編集スキルの区切りといった意味も含め、
現状でやっているボーカルの処理についてまとめてみました。


【使用しているエフェクト】
≪1≫イコライザー
マイクの補正用に使用しています。
録音に使ってるのがPCマイクですから、
できるだけフラットに聞こえるように調整してます。

≪2≫コンプレッサー
単純に、声量のバランスを整えるのに使用してます。

≪3≫ディレイ
声の切れ目が、パツッっと切れないように、
曲のテンポに対して8分音符のタイミングでかけてます。
その他の設定はフィードバック 30%・バランス30%ぐらいで、
ディレイ音のハイ域を下げて、少し音を丸くしてます。
ミキサー側のSENDエフェクトで使用してますので、
エフェクトの設定上はバランスは100%になってます。


≪4≫リバーブ
これがないと・・・歌えません(爆)
誤魔化し用

歌に広がりを持たせるために使用しています。
これもディレイと同じく、ミキサーのSENDエフェクトで使用してます。

≪5≫ディエッサー

ブレスの音を消すのに使ってます。


次は、エフェクト以外にやってることですが、

いつも2回歌って重ねてます。
要するに、常時ダブルです。(笑)


この辺は、細い声を太くするための苦肉の策だったんですが、
普通にダブルで録ると、合う曲/合わない曲が出てきますので、
ダブリング側のトラックのコンプレッサーの設定で、
スレッショルドを思いっきり下げて(上げて?)音を均一化させることで、
ダブリングボーカルトラックの音が補強するような感じになって、
あからさまなダブルではなく、少し太めのボーカルになるように思います。

img 080224 ヴォーカルエフェクト01
(※クリックで拡大)

この辺は結構、感覚的にやっちゃってますが、
おりゃぁ〜って感じで豪快にスレッショルドを下げて、
ダブルに聞こえなくなったところで止めてます。


あと、私の声が基本的に金切り声と言いますか、声がキンキンしてるんで、
ほとんどわからないぐらいですが、フォルマントを下げてます。
使用しているのは、DAWソフトについてたボーカル処理用のプラグインです。

img 080224 ヴォーカルエフェクト02
(※クリックで拡大)

フォルマントについてはこちら(wiki)をご覧ください。

このプラグイン、フォルマント以外にも、
ピッチや発声タイミングの調整もできるらしいのですが、
なんか、そこまでやっちゃうと、どこぞのアイドル歌手と変わらんなと、(爆)
フォルマント調整以外では使っておりません。

ここまでの処理をやったらどうなるかというと言ったところで、
サンプル音源を作ったのですが、
さすがに自分の生声晒す勇気がないといったところで、
今回は、初音ミクさんに歌ってもらいました。(爆)
(体験版なんですが・・・・)

【編集前】



【編集後】



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これ(初音ミク)、なんか、かなり面白いっす。


本題に戻りますが、このボーカル処理が正しいのか間違ってるのかは、
正直、私も良くわからなかったりするので、
何かしら、もっと良いやり方をみつけたら変わっていくかもしれませんが、
今のところは、こんな感じでボーカル編集をやっています。


あと、先週から、次の音源の製作に入ってるんですが、
今回の製作で自分自身への課題は
『シャウトで誤魔化せない日本語の歌』だったりします。

それで今回選んだ曲ですが、
こちらのアルバムから選曲させてもらいました。(爆)
(また、そげな古か曲を・・・・)


パッション
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んで、“叫ぶ”ではなく“歌える”ように頑張ってみてますが、
丁寧に歌うって、なかなか難しいもんですね。
本公開のほうは、また版権などの問題もあるんで、
YAMAHAのMy Soundほうで公開すると思いますが、
恒例になってしまってる、フライング音源を置いておきます。(爆)
ヴォーカルの編集は、本記事の編集と同じです。



まだ、編集もレコーディングも途中ですから、
本公開まで、あと2〜3週間かかると思います。



それにしても、毎回こんな感じで、
公開前に、ついついフライングして音源付けてしまうあたり、
私、たぶん隠し事とか苦手やと思います・・・・(^^;

フリーのサウンドデータ

2008年01月01日

あけまして、おめでとうございます。

さて、時間がすぎるのは早いもので、もう新年になっちましましたね。
去年は、新春企画で『ピックアップ検証特集』なんてやったんですが、
残念ながら、今年は準備の時間が取れず、普通に記事を書いております。
(本当だったら、セッション企画第2弾といきたかったんですけどね・・・)

そんなわけで、サウンド研究室は、
季節感なく突っ走ります。(爆)


それで、今回の記事は機材やエフェクトではなく、
音素材サイト関係の記事となっております。

年末に、そのサイトの広報の方から、
コメント欄でサイトをご紹介いただきまして、
最初はいつものスパム系の書き込みかと思って、
条件反射的に警戒しちゃったんですが、(すいません)
いざ、蓋を開いてみると、フリーのサウンドデータの宝庫でした。

img 070101 Soundsnap

≪サウンドスナップ≫
http://www.soundsnap.com/

このサイトですが、自分で作った音をアップしたり、
誰かが作った音をダウンロードしたりといったサービスだそうです。
ちなみに現状は全て英語ですが、
日本語のサイトのほうも現在準備中だとのこと。

アドリブの練習なんかしてると、
リズムマシンのプリセットだけでは飽きてくるんで、
こういうサイトがあると、ベースとドラムのデータを組み合わせたりして、
アドリブ用のバッキングトラックが作れますし、
かなり楽できかなぁ・・・・なんて思っております。。(^^)


というわけで、早速Soundsnapさんにアップされてる音源の、
イントロ部分をオケ用にループ素材にしてアドリブで弾いてみました。

新年、一発目の音源です。



あんまり、スウィング系のリズムって得意じゃないんで、
たまにリズムが狂ってますが、
まぁそこは新年ですから、ご愛嬌ということで・・・・。(^^;
今回は、ストラト+マーシャルです。


そんな感じで、このサイト、
便利なんで、私もボチボチ使わせて頂こうかと思ってます。


それでは、2008年も、
サウンド研究室をよろしくお願いします。(^^)

ヌーノ・ベッテンコート特集≪3≫

2007年10月28日

今回でヌーノ特集は最終回となります。
(前記事前々記事)

本来ならここで、ヌーノサウンドに挑戦!!なんて行きたいところですが、
残念ながら、私の機材は、NUNOとは随分違う構成でして、
でもまぁ、いつものマーシャルJMP-1に、BOSS SD-1を使って、
それっぽい感じにならないかと仕上げてみました。

今回の、サウンドメイキングですが、
ヌーノの歪って、少しキメが細かい気がしますので、
(ピックアップの癖でしょうか・・・)
私のマーシャルアンプ+ダンカンピックアップの
ラフな歪だと随分かけ離れてます。
そこで、アンプの歪を減らしSD-1のソリッドな歪を追加してみました。

もう一つ、L-500ってかなりハイゲインなピックアップですが、
ヌーノの音ってコンプ感が強いイメージが私の中にあったんで、
他のピックアップでそれっぽい感じにするなら、
ギターからの出力が低いほうがやりやすいかなと思いまして、
ちょっと裏技を使いました。

SD-1のレベルをグッと下げて、ギターの出力を落としました。
(ブースターとは逆の使い方ですね。)
すると、アンプ側設定を変えなくても歪が減るという、
一粒で二度美味しい的な使い方です。

まぁ、実際出来上がってる音は、全然似てませんが、
なんとなく、楽曲に合った音にはなってくれたんじゃないかと思います。
(プレイの方も苦戦して練習した割には・・・・なんですが。)

レコーディングをするにあたって、
普段ダウンピッキングでするところをアップピッキングでやってみたりとか、
色々とやってはみたものの、
やっぱ、ヌーノのタイム感って難しいですね。(T T)



また、今回はフリーのオケを使わせて貰いましたが、
ベースの音量レベルが高すぎて、編集もちょっとやりにくかったです。
その辺はご愛嬌という事で・・・・(^^; スイマセン


余談ですが、最近の、ヌーノはTRIAMPを使ってるみたいですね。


Hughes&Kettner TRIAMP MKII(HUK-TRI/M2) ギターアンプヘッド
(※写真は楽天ショップへのリンクです。)

普通といえば普通の値段なんですが、
マーシャル使ってると、この値段が高く感じちゃって、
私には手が出ません。・・・・(^^;
もちろん、良いアンプだとは思うんですけどね。

まぁ、マーシャルが安すぎるだけなんですが、
この辺はきっと、生産ロットの差なんでしょうね。


【関連記事】
ヌーノ・ベッテンコート特集≪1≫
ヌーノ・ベッテンコート特集≪2≫